新型コロナウイルスの感染拡大に翻弄された2020年も、残すところわずかとなりました。テレワークの浸透など仕事環境が大きく変わった人や、休業を余儀なくされた人も少なくないでしょう。そうした中で迎えた冬のボーナスシーズンですが、例年と比べて支給額や使い道はどのように変化したのでしょうか。
6割以上の家庭が、前回のボーナス支給額から増えず
「しゅふJOBパート」が、求職中の主婦を対象に「冬のボーナス」に関するアンケート調査を実施。2020年冬のボーナスが前回、前々回と比べてどうだったかを世帯単位で調べました。
2020年夏のボーナスと比較すると、「増えた(増えそう)」と回答した人はわずか7.1%だった一方、「減った(減りそう)」という日とは34.1%でした。
2019年冬のボーナスと比較すると、「増えた(増えそう)」人は7.4%、「減った(減りそう)」人は39.2%という結果に。いずれのボーナスと比較しても、3分の1以上の人が「減った(減りそう)」と回答しており、「変わらない」と回答した人も含めると、前回からボーナス額が増えなかった世帯は62.6%にのぼりました。
ボーナスが減った分は、節約して支出を減らして対応
ボーナスが減った分の対策を問うと「節約して支出を減らす」が最も多く、54.6%という結果に。以下「貯金を切り崩す」「仕事に出たりシフトを増やしたりして収入を増やす」「配偶者など生計をともにする人の収入でやりくりする」といった声が挙がっています。
ボーナスは貯金するか、生活費やローン返済に充当
ボーナスの使い道については「貯金」が最も多く52.9%、水道光熱費や家賃などの「生活費」が42%、「ローン返済」が32.2%と、TOP3に娯楽関係の項目は挙がりませんでした。積極的な消費行動から、コロナ禍の支出に未だ慎重な姿勢がみられます。
まとめ
今回の調査結果により、冬のボーナスが減少傾向であることや、ボーナスが減った分の対策として半数以上の人が「節約して支出を減らす」ことを考えていることが分かりました。支給されても買い物や旅行に使用する人は少数派であることが、世相を反映しているようです。ボーナスを十分に支給された人もそうでない人も、これを機に家計を見直してみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
「冬のボーナスに関する調査」
調査対象:求人サイト「しゅふJOBパート」登録者771名
調査方法:インターネットリサーチ(無記名式)
実施期間:2020年12月1日~12月7日
実施機関:株式会社ビースタイル ホールディングス
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:しゅふJOBパート