在宅勤務(テレワーク)の寒さ対策におすすめ!自宅でも仕事に集中できる環境を整えよう

在宅勤務では、寒さ対策をしっかりと行うことが大切です。在宅勤務中は出社しているときに比べてほとんど体を動かさないため、足元や体が冷えやすくなります。寒さを感じると集中力が低下してしまうため、防寒グッズや暖房などを活用して気持ちよく仕事ができる環境を作りましょう。この記事では、寒さ対策に役立つグッズや、体を中から温める方法を紹介します。

寒さ対策におすすめの防寒グッズ

寒さ対策というとヒーターやエアコンを思い浮かべる人も多いかと思いますが、室温がそれほど低くなければ、防寒グッズを活用するだけで十分効果を得られることがあります。

ルームシューズ
足元の冷え対策には、フェルトやファー生地を内側に使った、ふんわりとあたたかなルームシューズがおすすめです。最近はフローリング床の住宅が多く、足元が冷えやすくなっています。防寒用のルームシューズは足を冷たい空気から守り、足の指先まで暖かくしてくれるのでおすすめです。足元が温まると体も冷えにくくなるため、寒さを気にせずに集中して仕事ができるようになります。

ルームシューズは室内履き全般のことをいい、いろいろなタイプがあります。かかとまでしっかりと包み込んでくれるタイプは、脱げにくく保温性も高いです。さまざまな色や形のものがありますので、お気に入りの品を見つけてください。

靴下
暖かい靴下をはいて足元を温めることも、寒さ対策には効果的です。靴下にはいろいろな素材があります。保温性のある素材は、冷え対策に適しています。特に、アウトドア用の羊毛製の靴下は、丈夫で温かく吸湿性にも優れており、長時間の在宅勤務中でも蒸れずに使うことができておすすめです。

靴下を重ねてはくという方法もありますが、厚い生地の靴下だと締め付けがきつくなり、血行が悪くなってしまうため注意が必要です。重ね履きをするときには、薄い生地の靴下をはくようにしましょう。

ネックウォーマー
ネックウォーマーとは、首を温めるために使う筒状の防寒グッズのことをいいます。ネックウォーマーはスポーツ用として使われることが多いのですが、肌への密着度が高く保温性に優れていることから、在宅勤務の寒さ対策としてもおすすめです。

ネックウォーマーと似ているものとしてマフラーがありますが、かさばったり巻いた部分が垂れてきたりして、デスクワークの邪魔になることがあります。ネックウォーマーであれば簡単につけることができますし、パソコン作業の邪魔にもなりません。ニットやフリースなどさまざまな素材のものがありますので、あたたかく肌触りがよいものを選びましょう。

ブランケット
在宅勤務の寒さ対策では、ブランケットもおすすめです。ブランケットとは寝具や敷物、ひざ掛けなどとして使われている毛布のことをいいますが、小さめのひざ掛けタイプなら在宅勤務中の足元を温めるのに最適です。厚みのある素材なら保温性もより高く、膝から下をしっかりと温めてくれます。

全身を保温したい場合は「着る毛布」もおすすめです。さまざまなタイプがありますが、前がはだけにくい「ボタンタイプ」や頭からすっぽりとかぶれる「ポンチョタイプ」が使いやすくなっています。肌ざわりが良いもの、デスクワークをしやすい長さのものを選んでみてください。

本格的な寒さ対策に用意したい暖房器具

冬が到来すると、より本格的な寒さ対策が必要となります。在宅勤務中の冷えを防いで体を温めると、仕事のパフォーマンスが高まるだけでなく、血流が良くなり体調管理もしやすくなります。本格的な冬に活用したい暖房器具について、くわしくみていきましょう。

ホット座布団・クッション
冬の在宅勤務では、ホット座布団やホットクッションがおすすめです。ヒーター機能がついており、電気毛布のように腰回りをあたためてくれます。腰にホッカイロを貼る人も多いかと思いますが、このようなヒーター機能がついた座布団やクッションならば、適度な温度で体を温めてくれます。温度が数段階に調節できるもの、腰回りだけでなく背中側まで温めてくれるものもありますので、自分に合ったものを選びましょう。

コンセントではなくパソコンにつないで使うUSBタイプであれば、デスクやソファーなど、好きなところで使うことができ、とても便利です。

フットヒーター
フットヒーターとは、足元を温めてくれる暖房器具です。「とにかく足が冷える」という人もいると思いますが、フットヒーターはピンポイントで足を温めてくれるので、快適に在宅勤務をすることができます。

フットヒーターには足元に置くヒータータイプやカーペットタイプ、足に被せるタイプ、人感センサーがついているものなど、さまざまな種類があります。小型のものは在宅勤務だけではなく出社時にも使うことができますので、大きさや形などをよく考えて選びましょう。

電気あんか
電気あんかとは、電気で温めて使う湯たんぽのような暖房器具です。直接体にあてたりブランケットのなかに入れたりして、手軽に体を温めることができます。暖房器具のなかでも比較的コンパクトで電気代や価格も安く、スイッチひとつで簡単に使うことができるのも魅力です。

いろいろな場所で使いたいという人には、充電式の電気あんかがおすすめです。コンセントの差込口がない場所でも手軽に使うことができます。利用する時期の気温に合わせて温度を変えられるように、温度調節機能がついたものを選ぶとよいでしょう。

ハイタイプのこたつ
在宅勤務の寒さ対策には、足もとから暖かくなるコタツも効果的です。そのなかでも、椅子と組み合わせて使うことができる、ハイタイプのこたつがおすすめとなっています。

一般的なこたつは座卓で使用するロータイプと呼ばれるものですが、座卓では足や背筋を伸ばしにくく、長時間座って仕事をすると膝や腰への負担が大きくなってしまいます。一般的なコタツよりも高さがあるハイタイプのものであれば、椅子と組み合わせて使うことができるため、通常のデスクワークと同じ姿勢で仕事をしつつ、下半身全体を温めることができます。

大きいサイズだけではなく、書斎に最適な一人用のコタツもありますので、仕事をする環境に合わせてサイズを選ぶとよいでしょう。

体の中から温めて寒さ対策をしよう!

冷え性に悩んでいる人は、暖房器具を活用するだけではなく、体をなかから温めるような対策を行いましょう。体を温めると血流がよくなって風邪をひきにくくなるといった効果も期待でき、体調管理にもつながります。それでは、体をなかから温める方法を3つ紹介します。

食生活を見直す
冷え性を改善して体をなかから温めるには、食生活を見直すことが大切です。東洋医学では「体を温める食べ物」と「体を冷やす食べ物」を区別しているように、食べ物と冷え性には密接なつながりがあるといわれています。知らず知らずのうちに「体が冷える食べもの」を摂りすぎてしまっていることもあるため、食生活を見直し、体を温める食べ物を積極的に摂ることが大切です。

体を温める作用があり日頃から摂りやすい食べ物としては、人参やカボチャ、ゴボウなどが挙げられます。スープや煮物などで積極的に食べるようにしましょう。仕事中にコーヒーを飲む人も多いですが、コーヒーは「体を冷やす飲み物」とされています。できればショウガ紅茶やココアなど、体を温める飲み物を飲むようにしましょう。

湯船につかる
冷え性の改善には、入浴でじっくりと体を温めることも効果的です。ただし、41度以上の熱いお湯だと体温を下げようとする力が働くため、体の温まりを持続させることができません。40度くらいのぬるめのお湯に10分から15分ほどゆっくりとつかると血流がよくなって湯冷めもしにくくなり、冷え性の改善に効果が期待できます。

入浴時に、無機塩類系や炭酸ガスの入浴剤を使うこともおすすめです。無機塩類系の入浴剤は皮膚の表面にベールを作るため体がよく温まり、湯冷めしにくくなる効果があります。無機塩類系の入浴剤を使いたい場合は、主成分として「硝酸ナトリウム」「炭酸カルシウム」「炭酸ナトリウム」と書かれているものを選ぶようにしましょう。

炭酸ガスの入浴剤は、炭酸ガスが皮膚から吸収されて血管が広がるため、全身の血流が良くなる効果や、疲労回復効果も期待できます。泡がお湯に溶け込んだ後2時間以内の入浴が効果的です。

炭酸ガスの入浴剤の主成分は「炭酸水素ナトリウム」や「炭酸ナトリウム」です。パッケージに「泡が出る」と書かれていることも多いので、選びやすくなっています。

ストレッチやエクササイズをする
冷え性の原因の一つとして「自立神経の乱れ」や「筋肉量の低下」が挙げられますが、その筋肉の衰えを防ぐ方法として、ストレッチやエクササイズが効果的です。

冷え性を防ぐためには、「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎの筋肉が特に重要といわれており、ふくらやぎや足の血流を良くするためのストレッチやエクササイズをすることで、冷え性の改善が期待できます。

在宅勤務は長時間同じ姿勢でいることが多いため、血流が悪くなってしまう傾向があります。「1時間おきに席から立って数分ストレッチをする」「毎晩エクササイズを行う」というようにルールを決めて、意識して体を動かすようにしましょう。

まとめ

在宅勤務中に寒いと感じる場合は、防寒グッズや暖房器具を使って寒さ対策をすることが大切です。足や腰、背中などを温めて冷えを改善することで、在宅勤務を集中して行うことができます。また、体を温めるには食生活の見直しをしたり、入浴方法を工夫したりすることも効果的です。毎日の運動も、血流アップや筋肉量の増加が期待できます。

在宅勤務は長時間同じ姿勢でいることが多く、冷えが悪化してしまうこともありますので、いろいろな方法を使って体をあたため、コンディションがよい状態で仕事ができるようにしましょう。

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