新築マンションを購入する際には、標準の設備で良いのか、オプションを付けて充実させるべきか迷う人が多いと思います。新築戸建ての場合は、カタログを眺め、住宅展示場やショールームに足を運びながら設備を取捨選択していることでしょう。実際に住宅を購入した人は、どのような設備があることを重視しているのでしょうか。
新築マンションの購入時に最も重視する設備は「宅配ロッカー」
アットホーム株式会社が、住宅購入に関するアンケートを実施。最初から最後まで変わらずに重視した仕様・設備について、物件種別ごとに調査しました。
新築マンションの購入時に最も重視する設備は「宅配ロッカー」で36.5%と圧倒的な人気でした。次いで「浴室乾燥機能・浴室暖房」が18.8%、「シューズインクローゼット・大きい靴箱」が18.6%、「追い焚き機能付バス」が17.6%、「ウォークインクローゼット」が17.4%という結果に。不在時はもちろん、最近は新型コロナウイルスの感染防止策としても有効とされている宅配ロッカーに多くの票が集まり、その他には収納や水廻りの設備を重視する人が多いようです。
中古マンションの購入時に最も重視する設備は「追い焚き機能付バス」
中古マンションの購入時に最も重視する設備は「追い焚き機能付バス」で19.2%、次いで「宅配ロッカー」が18.6%、以下「シューズインクローゼット・大きい靴箱」が17.4%、「二重施錠」が15.1%、「浴室乾燥機能・浴室暖房」が13.6%でした。生活時間帯が異なる家族にとって欠かすことのできない浴槽の追い焚き機能や二重施錠など、最近の新築マンションでは標準装備といえる設備が上位に挙がっています。
新築戸建ての購入時に最も重視する設備は「大きい靴箱」
新築戸建ての購入時に最も重視する設備は「シューズインクローゼット・大きい靴箱」が29.2%、次いで「トイレ2ヶ所」が25.3%、「ウォークインクローゼット」が23.6%、「食器(洗浄)乾燥機」が22.3%、「カウンターキッチン」が21.1%でした。シューズインクローゼットやウォークインクローゼットといった収納スペースを充実させたい人が多い結果となりました。また、戸建ての多くが2階建て以上であることから、トイレが複数必要と感じている人が多いようです。
中古戸建ての購入時に最も重視する設備は「追い焚き機能付バス」
中古戸建ての購入時に最も重視する設備は「追い焚き機能付バス」で18.6%、次いで「温水洗浄便座」が17.9%、「トイレ2ヶ所」が17%、「3口以上コンロ」が14.4%、「カウンターキッチン」が10.9%でした。中古マンション同様、浴槽の追い焚き機能や温水洗浄便座といった最近の新築マンションでは標準装備といえる設備に加え、新築戸建てでも重要視されていた複数のトイレ、キッチン設備の充実を重視しているようです。
まとめ
住宅購入時に重視する設備は、マンションで人気の宅配ロッカーが戸建ての場合はベスト10にも入らないなど、新築か中古か、マンションか戸建てかによって傾向が変わります。これから住宅購入を予定している人は、今回の調査結果を参考に、設備をチェックしてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
「『住宅購入のプロセス&マインド』調査 2020年度版」
調査対象:過去2年以内(2018年6月以降)に自己居住用として住宅を購入した全国の21~49歳の男女 1,200名
調査方法:インターネット調査
実施期間: 2020年7月16日~7月17日
実施機関:アットホーム株式会社
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:アットホーム株式会社