テレワークを快適に!自宅のワークスペースづくりのお役立ちアイデア集

新型コロナウイルスの影響で急遽スタートしたテレワーク。今では新しい働き方のかたちとして、多くの企業で定着しつつあります。そこで今回は、テレワークを快適に、そして効率よくこなすためのスペース作りや取り入れたいアイテムなど、テレワークと住まいに関する情報をまとめてお届けします。WEB会議で使いたい、おしゃれなバーチャル背景の無料提供サイトもご紹介!ぜひ参考にしてください。

テレワーク向けの室内環境を整えるポイント

「オンオフの切り替えができない」「集中できない」「肩こりや腰痛が悪化する」など、テレワーク環境に関するお悩みはさまざま。快適なテレワーク環境のためには、家具選びや、部屋のレイアウトの工夫が大切です。おすすめの方法をご紹介していきましょう。

・自分に合う高さのデスクを用意する

デスクや椅子を用意する場合は、デザインや価格だけでなく、高さをチェックするなど、使用感の確認もできることが理想。自分に合った高さに調整できる、昇降機能つきのデスクもおすすめ。

・デュアルモニター環境はワイド幅のデスクが◎

ビデオ会議やチャットなどを多く使うテレワークでは、複数モニターで作業したい人も多いはず。デュアルモニター環境にしたい場合は、横幅が120cm程あるデスクを用意しましょう。

・腰痛防止の椅子やクッションを使う

一般的なダイニング用チェアやソファは長時間の作業に向きません。腰やお尻への負担をなるべく軽くするためにも、長く座っても疲れにくいチェアや座椅子、腰痛防止クッションを利用しましょう。

・ワークスペースには必要最低限の物を置く

ワークスペースには必要最低限の物だけを持ち込むことも大切。つい関係ない物が目に入って片づけたくなったり、集中力が削がれたりしないよう、日頃から目に見えないところに物を収納する癖をつけておきたいですね。

・部屋が狭い場合のデスク選び

部屋が狭くて仕事環境を整えにくい場合は、ローデスクやミニマムデスクがおすすめ。ローデスクのような背の低い家具は圧迫感が出にくく、部屋を広く開放的に見せてくれます。
横幅を抑えてレイアウトしたい場合は、タワータイプのミニマムデスクが◎。収納機能が充実したミニマムデスクなら、部屋の一角に省スペースで仕事空間を設けることが可能です。

詳しく読む:テレワーク環境を今より快適にしたい! 狭くてもスペースを整えるコツ

テレワークがはかどる!おすすめデスク&チェア

仕事に欠かせないのが、デスクとチェア。突然テレワークがスタートしたため、とりあえずダイニングテーブルや簡易テーブルと、ダイニングチェアで間に合わせてそのまま、という方も多いのでは?これからもテレワークが続くのであれば、やはりワークデスクとチェアは必須です。ここでは、数あるワークデスク、チェアの中でも快適性を重視してピックアックしました。

クルーズ&アトラス

クルーズ&アトラス デスクとチェアのセット 29万3,700円から(税抜き本体価格。内訳:デスク14万2,100円から+エキストラハイバックチェア15万1,600円から) 画像提供:株式会社オカムラ

「クルーズ&アトラス」は、パソコン作業に特化したオフィスチェアとオフィスデスクのセット。「後傾」というポジションが特徴的なチェアは、体をゆったり椅子に預けて作業できる優れもの。その姿勢を無理なく維持できるのが、天板が斜めになっている専用デスク。この2つの組み合わせで、ロッキングチェアに座っているかのような、リラックス感たっぷりの環境を実現可能。「費用が高額になっても構わないから、体に負担がかからないホームオフィスを!」という人におすすめです。

エルゴヒューマンプロ オットマン

エルゴヒューマンプロオットマン内蔵型 9万9,800円(税抜き本体価格) 画像提供:株式会社関家具

腰痛や肩こりに悩む人に支持されているのが、「エルゴヒューマンプロ」。腰を支えるクッションが、腰にかかる負担を軽減してくれます。

IKEAやニトリのシンプルデスク

自宅に仕事用のデスクがない場合は、専用のデスクを導入すると効率が上がります。パソコンでの作業がメインであれば、引き出しなどがついているものより、天板と足だけ、というシンプルなものをおすすめします。

詳しく読む:テレワークは突然に。自宅のワークスペースに導入したいおすすめアイテム

自宅で簡単に設置できるワークスペースアイテム

最近は、テレワーク環境を手軽にととのえることができるよう、各社が工夫を凝らした商品を提案しています。テレワークグッズにとどまらず、畳1畳分の広さがあれば設置できる「ワークスペース」ごと販売している会社も。おすすめの商品をご紹介しましょう。

「脳」と「身体」をサポートする仕組みが満載のラウンジチェア

日本スチールケース株式会社プレスリリースより

2016年に日本国内の販売を開始し、新型コロナウイルスの感染拡大前から人気を集めていた「Brody WorkLounge」は、脳科学によるアプローチに注目したラウンジチェア。人間工学的視点から姿勢を支えます。

ノートパソコンなどのデバイスを目の高さに保持できる「パーソナルワークサーフェス」や、視覚的刺激を調節し、プライバシーを確保する「プライバシースクリーン」など、集中して快適に作業ができます。

家の中に、木のぬくもりあふれる小部屋を設置

株式会社BATON PLUSプレスリリースより

組立式小部屋「Room+」(株式会社BATON PLUS)は、北海道十勝で育った木材とアイアンフレームを使用した上質なデザイン。デスクには厚みのある天板を用い、広い作業台としての機能性・デザイン性に加えて、木のやわらかな手触りや香りを楽しめます。

籠って仕事ができるミニマムサイズのデスク

株式会社Think Labプレスリリースより(右/Think Lab HOME、左/Think Lab HOME+)

「Think Lab HOME」「Think Lab HOME+」(株式会社Think Lab)は「どこでも簡単に、会社よりも集中できる書斎を」というコンセプトに沿った自宅用のブース型書斎です。集中できる最低限のサイズで、限られたスペースでも設置可能な組み立て式の「Think Lab HOME」と、籠って集中しやすいサイズで、収納可能な折りたたみ式の「Think Lab HOME+(プラス)」。ともに高いデザイン性と機能性を両立した構造設計を実現しています。

有孔ボードの間仕切り+デスクで自分らしい書斎づくりを

パナソニック株式会社プレスリリースより

組み立て簡単デスク「KOMORU」(パナソニック株式会社)は、高さ約120センチの仕切りとデスクが一体になった構造。簡単な組み立てで完成し、リビングなど部屋の角に設置することで、集中して仕事や作業に取り組むための半個室空間を作ることができます。仕切りにはフックなどを取り付けることができる有孔ボードを採用することで、簡易的な収納の設置、お気に入りのインテリアの飾りつけなど、様々なアレンジが可能です。

パーティションがあれば30~40分で半個室が完成

PR TIMES: 株式会社加瀬倉庫プレスリリースより

株式会社加瀬倉庫では「パーティションセット」のレンタル・販売も。トランクルームのパーツとしても使用されているパーティションで、設置は30分~40分で完了。簡単に半個室が設置できます。1.5畳とやや広めのため、椅子やデスクも設置しやすそうです。

一畳分程度のスペースがあれば、快適なワークスペースを作ることが可能です。仕事効率を向上させる一手として、ワークスペースづくりを検討してみてはいかがでしょうか。

詳しく読む:家に畳1枚分の広さがあれば俄然集中できる⁉ 各社の「あと付け」ワークスペース集

テレワーク対応の住まいも登場

テレワークの普及に伴い、テレワークに対応した新たな住まいが住宅メーカー各社から次々に登場しています。マイホーム検討中の方は、参考になさってください。

三菱地所レジデンス:「箱の間」は新築だけではなくリフォームでもOK

資料:木の小部屋である「箱の間」、三菱地所レジデンスのリリース資料より

三菱地所レジデンスでは、新築マンション向けに、部屋の中に置く木の小部屋である「箱の間」を設置するプランを販売中。移動が容易で、仕切る、囲うなどによって、柔軟な空間づくりが可能です。リビングの一角やサービスルームなどに自由に設置でき、テレワークのためのワークスペース、あるいは子どもの勉強部屋などとして活用できます。

旭化成ホームズ:テレワークのデータ送受信増大、セキュリティに対応

ヘーベルハウスの旭化成ホームズでは、テレワーク時代のリモートワーク環境をサポートするセキュリティシステム「ヘーベルIoH×DIXIM Security」を開発、販売。
これは家庭内のネットワークにつながる様々な機器を、個人情報漏洩、乗っ取りなどのサイバーリスクから一括して守るシステム。同時に3回線のハイスピード通信を実現できるトライバンドルーターが採用されているので、たとえば、お子さまがゲーム機器やタブレットを利用している状況でも、在宅ワークで利用するパソコンの回線を同時に確保することができます。

ダイワハウス:2種類の「テレワーク専用ルーム」

参考:大和ハウス工業株式会社プレスリリースより

大和ハウス工業は、「テレワーク専用ルーム」として、独自のノウハウを採用したクローズド空間と、セミクローズド空間の2種類を提案。クローズド空間の「快適ワークプレイス」は防音性能が高く、テレビ会議などでも子どもたちの騒ぐ声など気にしなくてすみます。もうひとつのセミクローズド空間「つながりワークピット」は、リビングにつなげて設置。ドアを閉めていても窓から家族の気配を感じることができ、仕事と家事・子育てを両立させるためのマルチスペースにも。

セキスイハイム:家族が安心して過ごせる「ステイスタイル」 

積水化学工業のセキスイハイムの「レジリエンス100 STAY&WORKモデル」。最大のポイントは、セキスイハイムオリジナルの換気・全室空調システムの「快適エアリー」を標準搭載した点です。家の中にきれいな空気を取り込み、室外に空気を排出するときには熱交換を行い、家中を快適な空間にします。同時に、住宅内に有害なウイルスなどを持ち込まないように、玄関手洗い、非接触アイテムなどを採用、家族が安心して過ごせる住環境づくりに力を入れています。

三井ホーム:共働き世帯向けの「シュシュ クール」

2×4(ツーバイフォー)住宅の三井ホームがウィズコロナ時代に向けて打ち出した商品のひとつが「シュシュ クール」。主に共働き世帯を意識して、テレワーク対応、家事動線の工夫などによって機能的な空間をつくり出しています。同時に、ゼロエネルギーハウス(ZEH)とし、全館空調、備蓄庫などを設置、災害から家族と住まいを守るレジリエンス機能も充実しています。

各社が様々な工夫を凝らした新しい時代の住まい。他にもたくさんご紹介しています。

詳しく読む:テレワーク対応のマンション、一戸建て、リフォーム商品が続々と登場!
詳しく読む:ウィズコロナで見直されている「戸建て」、新たな商品が続々と登場!

おまけ:テレワークが楽しくなる、おすすめバーチャル背景

テレワークが急速に普及した現状に合わせ、様々な企業の公式アカウントが、バーチャル背景を無料で配布しています。その中でも、住まいに関するおすすめのバーチャル背景をご紹介します。ぜひご活用ください!

・おしゃれなリノベ空間での暮らしを疑似体験!? 「リノベる。」

参照:「リノベる。」公式HPより

・風景をイメージしたセンスあるデザイン。壁紙ブランド「WhO(フー)」

参照:「WhO(フー)」公式HPより

・ラグジュアリーな住まいを妄想できる!? 「大塚家具」

参照:「大塚家具」公式HPより

・様々なデザインスタイルの空間を演出「LIXIL」

参照:「LIXIL」公式HPより

・利用シーンに合わせて豊富なラインナップから選べる「IKEA」

参照:「IKEA」プレスリリースより

・日本各地のバーチャル背景で地域を応援!「ポニーキャニオン」

参照:ポニーキャニオンHPより

詳しく読む:これはオシャレ! 在宅勤務中の会議で使いたい、無料バーチャル背景6選

まとめ

ご自宅での勤務が定着してきた方も多いでしょう。テレワークの普及で、新しい商品やサービスも登場してきています。慣れてきた今だからこそ、より効率よく、快適な仕事ができるように、ご自宅のテレワーク環境を見直して整えてみてはいかがでしょうか。

※本記事内で紹介している商品やサービスは、各詳細記事の公開時の情報をもとに記載しています。最新の販売・利用状況は各メーカーのHPにてご確認ください

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