新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、多くの人が外出自粛やテレワークというかたちで自宅で過ごす時間が、昨年よりも増えている人は多いのではないでしょうか。今回、取り上げる眼科医さんへの調査によると生活スタイルが変わった結果、これまではあまり見られなかった「目」の症状が増えているといいます。
疲れ目と体のリラクゼーションサロン『目の美容院』を運営する株式会社アップビートは、眼科医を対象に「ブルーライトが及ぼす影響」に関する調査を実施しています。この調査の中から外出自粛やテレワークが増えたことによる患者の状況について紹介をしていきます。
「ぼやけて見える」「視力が低下した」と訴える患者が増えた
テレワークが増えた今年、眼科に通う患者さんたちが訴える症状に変化は起きているのか回答してもらった結果、、
「外出自粛やテレワークが増えたことにより、患者の症状に変化はありましたか?(複数回答可)」と質問したところ、『モノがぼやけて見えると訴える患者が増えた(39.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『著しい視力低下がみられる患者が増えた(38.4%)』『ドライアイ患者が増えた(38.0%)』『目のかすみや視界の歪みを訴える患者が増えた(29.1%)』と続きました。
やはりコロナ禍でテレワークやおうち時間が以前よりも増えた結果、スマホやPCに触れる機会も増え、実際に目の調子に変化が起こったことに気が付き眼科に通った患者さんが多いようです。
では、身近にあるアイテムの中で、何が最も目に影響を与えているのでしょうか?
目に負担をかけないために気を付けるべきこととは?
そこで、「この中で目に影響を与えやすいものを教えてください(上位3つ選択)」と質問したところ、『PC(81.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『スマホ(80.5%)』『ゲーム機(73.0%)』『LEDライト(36.5%)』と続きました。
仕事でもプライベートでも使用することが多いPCやスマホは、思っている以上に長時間利用している可能性があります。目のことを考えると、利用方法を見直す必要がありそうです。
調査では、さらに「眼科医から見て目の負担を減らす方法はあるのか」を伺っています。
「普段の生活で、目に負担を与えないためにも気を付けるべきことは何ですか?(上位3つ選択)」と質問したところ、『長時間のスマホの利用(74.3%)』と回答した方が最も多く、『PC眼鏡をかけずにPC作業をすること(74.0%)』『時間を決めずにゲームをすること(70.9%)』『1日中照明をつけっぱなしにすること(40.8%)』と続きました。
スマホの1日の使用時間を決めたり、ブルーライトカット効果のある画面保護シートやPC眼鏡などのアイテムを活用したりするなど、目を労わっていきたいですね。
すべきことはマッサージなど「目元の血流を良くする」こと
ここまでの調査で、ブルーライトを発しているPCやスマホなどの使用に注意しないと、目だけでなく体の不調に繋がる可能性があることが判明しました。
では、目から始まる体の不調を改善するためのケアは、どのようなことを取り入れると良いのでしょうか。
そこで、「眼精疲労を改善するためにも、アイケアですべきことは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『目元のマッサージ(48.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『ホットアイマスク(39.2%)』『目薬をさす(31.6%)』『頭皮マッサージ(31.0%)』と続きました。
マッサージやホットアイマスクなど、主に目元の血流を良くするようなケアが重要だと考える眼科医が多いことが分かりました。
まとめ
今回の調査によると、外出自粛やテレワークが増えたことにより、PCで作業することだけでなく、SNSや動画配信サービスを見る時間も増え、モノがぼやけて見える、著しい視力低下などの症状に悩む患者が増えてきた可能性が示されています。
調査に回答いただいた眼科医の皆さんの意見をまとめると、目から始まる体の不調を防ぐためには、目の周りの血流を良くすることが重要になりそうです。目元の凝りを改善するために血の巡りを意識するだけでも、体の不調を防ぐことに繋がるかもしれません。
【調査概要】「ブルーライトが及ぼす影響」に関する調査
【調査期間】2020年10月30日(金)~ 2020年11月4日(水)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,028人
【調査対象】眼科医
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:株式会社アップビート『目の美容院』