新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年は外出を控え、できるだけ自宅で過ごした人が多かったことと思います。在宅時間の増加は、仕事だけでなく日常生活にも変化をもたらしました。掃除をはじめとする家事についても、頻度や内容が変わった人は、多いのではないでしょうか。
ステイホームにより、掃除する回数が増加した人は約6割
DCMホールディングス株式会社が、「2020年 コロナ禍における年末大掃除についての意識調査」を実施。ステイホームの影響で昨年よりも掃除をする回数が増えたのか質問をしたところ、「かなり増えた」と回答した人が17%、「少し増えた」と回答した人が40%で「増えた」と回答した人が約6割を占めていることがわかりました。外出自粛によって増えた自宅で過ごす時間を活用し、気になるところを掃除している状況が浮き彫りになりました。
2020年末の大掃除は「普段の掃除と同程度」で「時間をかけず簡単に」
今年の年末大掃除はどのように実施する予定か問うと、「通常の掃除と同程度」と回答した人が44%、「時間をかけずに簡単にやりたい」と回答した人が23%という結果になりました。今年は、普段からこまめに掃除していることから、年末大掃除は特段、力を入れずに済ます人が多い結果となりました。
「キッチンまわり」「トイレ」「床」の掃除回数が増加
2020年に掃除の回数が増えた場所について聞くと、「キッチン・換気扇の油汚れ」と回答した人が12%という結果になりました。これは、いわゆる「おうちごはん」が増えたことで日々の料理での油汚れが増えたためと思われます。
「キッチンまわりの整理整頓」と回答した人が11%、「キッチンまわりの断捨離」と回答した人が9%という結果は、調理器具などキッチンまわりのものが増えたためと思われます。これによりキッチンまわりの掃除だけで32%を占める結果となりました。
また、「トイレ」と回答した人が17%、「フローリング・カーペット」と回答した人が14%、「お風呂の水アカ・汚れ」と回答した人が14%という結果になり、自宅で過ごす時間が増えたことで、汚れや気になるところが増えて、掃除をする回数が増えたと思われます。
年末の大掃除は「キッチンの油汚れ」「窓まわり」「浴槽」に注力
今年の年末大掃除で「何とかしたい」と思う場所について問うと、回答が多かったのは「キッチン・換気扇の油汚れ」「窓・網戸・サッシ」「お風呂の水アカ・汚れ」の3項目でした。
日々の掃除では取り切れないしつこい油汚れや、普段あまり手をつけない窓・網戸などの汚れ、特にカビなどお風呂の汚れを年末に時間をかけてしっかり掃除しようという傾向がみられます。日頃の掃除回数が増えたことで、今年の年末大掃除はターゲットを絞り、メリハリをつけて掃除する人が多いようです。
まとめ
今回の調査結果により、コロナ禍の影響で自宅時間が増えた2020年は、例年と比べて掃除の回数が増加傾向にあることが分かりました。それにより、年末の大掃除は「時間をかけず簡単に、いつも出来ないところに絞り込んで」という傾向がみられます。
日常の掃除が例年と比べて行き届いているようであれば、今年の年末掃除は後回しにしてしまいがちな箇所を重点的に行ってみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
「2020年 コロナ禍における年末大掃除についての意識調査」
調査対象: DCMグループの店舗に来店されたお客さま569名
調査方法:回答用紙に記入して提出
実施期間:2020年10月31日、11月1日
実施機関:DCMホールディングス株式会社
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:DCMホールディングス株式会社