早いもので、2020年も残り1ヶ月と少し。今年は新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの人の生活が一変しました。外出自粛により人と会う機会が減っているなか、年賀状を出すことで近況報告をしようと考える人が増えるのではないかといわれています。
毎年欠かさずに年賀状を送っている人が半数以上
日本トレンドリサーチが、「年賀状」に関するアンケートを実施。例年、年賀状を送っているか聞くと、56.8%の人が「毎年送っている」と回答しました。
2021年分の年賀状については、58.9%の人が「送る(送るつもり)」と回答。今年も年賀状を送るという人が多いようです。
例年は書いていない年賀状を出すことに決めた理由とは?
では、「例年は送っていないが今年は送る」という人は、それぞれどのくらいいるのでしょうか。例年、年賀状を送っていない人のうち、今年は「送る(送るつもり)」という人は6%でした。
「例年は年賀状を送っていないものの、今年は送る」と回答した人のうち、新型コロナウイルスの影響の有無を問うと、22.9%の人が「影響がある」と回答しました。
なぜ、例年は送っていない年賀状を送ろうと考えているのか、新型コロナウイルスの影響が「ある」と回答した人に聞くと
・友人・知人と会う機会が少なくなったため。(60代・男性)
・ステイホームでお盆お彼岸など出かける機会が少なくなってしまったため。(50代・女性)
・交流の回数が減ったから。(40代・女性)
・感染していないか健康かなど知りたい。仕事への影響等の近況報告も含めて。(50代・男性)
と、年賀状で友人や知人と少しでも交流をはかろうとしている様子が伺えました。
また、反対に「例年は年賀状を送っているものの、新型コロナウイルスの影響で今年は送らない(送らないつもり)」と回答している人にも理由を問うと
・年賀はがきによるコロナの拡散が怖いから。(60代・男性)
・何となくおめでたい気分ではないので、年賀状を書く気持ちになれないから。(30代・女性)
・たかが年賀状といっても、郵便料金も値上がりし、皆さんコロナや不況で、いろいろ大変そうですし、もともと年賀状を送るつもりがない方にとっては煩わしいだけかと思いました。(50代・女性)
・費用がもったいない。(50代・男性)
といった声が挙がりました。
まとめ
今回の調査結果により、新型コロナウイルスの感染拡大が年賀状を出す・出さないの判断に少なからず影響していることがわかりました。「今年は会いたい人に会えなかった」と感じている人は、年賀状に思いをしたためてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
「年賀状事情に関する調査」
調査対象:男女1,600名
調査方法:インターネットでのアンケート
実施期間: 2020年11月3日~11月5日
実施機関: 日本トレンドリサーチ
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:日本トレンドリサーチ