「シャワーのほうが得」は本当? 節約してお風呂に入るテクニック

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実家では当たり前のように湯船に入っていた毎日のお風呂も、一人暮らしではほとんどシャワーで済ませてしまうという人も多いのではないだろうか。シャワーのほうがガス・水道代の節約になるイメージがあるかもしれないが、本当にそうなのかも気になるところ。

そこで、一人暮らしのお風呂事情について、シャワーと湯船に入ることのどちらが得になるのかをご紹介。節約しつつ、シャワーだけでなくお風呂に入る方法についても見ていこう。

「シャワーのほうが得」は本当?

毎日の入浴は、シャワーだけで済ませる方法と、しっかり湯船にもつかる方法とに分けられる。一人暮らしの場合、お湯がもったいないということもあってシャワー派の人は多いだろう。
ただし、シャワーのみのほうが絶対に得かというと、そうとは言い切れない。

浴槽1杯分の湯量はシャワー15~20分程度に相当

一般的な浴槽(200L)1杯分のお湯の量は、シャワー15~20分程度に相当する。つまり、シャワーを使う時間の長さによっては、シャワーのほうが湯船にお湯を溜めるよりも安く済むとは言い切れなくなってくる。

単純に考えると、シャワーを浴びる時間が15~20分程度であればシャワーだけのほうが得で、20分以上シャワーを使うのであれば、湯船に入るよりもコストがかかるといえるだろう。

使う湯量はトータルで考える

ここで注意したいのは、湯船につかる場合でもシャワーで使ったお湯の量を加えた、トータルのお湯の量を考えなければならないということ。浴槽に溜めるお湯200Lに加えて、髪や体を洗うためにシャワーで使った分のお湯も加える必要があるのだ。

そこで、少しでもトータルで使うお湯の量を減らして節約するためには、髪や体を洗う際に、浴槽のきれいなお湯を使って流すという方法がおすすめ。その後、湯船につかるときのお湯の量は減ってしまうが、半身浴でゆったりつかったり、足りない分を少し足したりするだけでも、シャワーと合わせて使うよりはお湯の量を節約することができるはず。

シャワーだけじゃ疲れはとれない?湯船につかるメリット

シャワーだけでも全身を洗うことはできるが、15~20分で済ませるとなると、あくまで汗や汚れを落とすだけの作業となってしまう。
湯船に入ることで次のようなメリットがあるため、毎日とはいかないまでもきちんと入浴することは大切だ。

<入浴するメリット>
・疲労解消効果
・リラックス効果
・冷え性改善
・むくみ改善

お湯につかれば体が芯から温まり、全身の血行が良くなる。溜まった老廃物や疲労物質の排出にもつながり、筋肉の緊張やこりもほぐれやすくなる効果が。
特に女性の場合、冬だけでなく夏の冷房によっても体が冷やされ、疲労やむくみの原因となるため、定期的に湯船につかることはおすすめだ。

節約してお風呂に入るテクニック

ここからは、お風呂に関する節約術をご紹介。毎日のお風呂の習慣を少し工夫するだけでも節約につながるため、できることから始めてみよう。

お風呂が沸いたらすぐに入浴する

お風呂にお湯が溜まったら、すぐに入る習慣をつけると◎。
浴槽に溜めたお湯は、蓋をしていても短時間のうちにどんどん冷えてしまう。お湯が沸いてからお風呂に入るまでの時間が空くほど、お湯が冷めてシャワーで体を温めたり、追い焚きをしたりしなければならなくなるため、結局水道代もガス代もかさんでしまうのだ。

少ない湯量の湯船にゆっくりつかる

例えば200Lの浴槽なら、150L程度と少なめの湯量でお湯を止めるという方法も。少ないお湯でも、半身浴のようにして20~30分と時間をかけてつかることで、体がしっかりと温められる。

みぞおちあたりまでのお湯なら体への負担も少ないため、普通につかるよりも高いリラックス効果が得られるという、節約以外のメリットも。

節水シャワーヘッドを使う

賃貸物件の場合、その部屋に備え付けのシャワーヘッドをそのまま使っていることが多いだろう。その場合、節水用のシャワーヘッドを購入して取り付けるのもおすすめ。無駄なお湯の放出を抑えられるため、水道・ガス代の節約に効果的だ。

金額は1,500~3,000円程度で種類も豊富。退去の際は取り外して元のシャワーヘッドに戻す必要があるため、備え付けの物は忘れずに保管しておこう。

ガス会社を見直してみる

電力・ガスの自由化に伴って、現在は一人ひとりがガス会社を自由に選べるようになっている。ガス会社を見直すことで、ガス料金が節約になる可能性は高い。
ただし、賃貸物件の場合、入居者が勝手にガス会社を変えることはできないため、変更したい場合は大家さんの許可を得ることを忘れずに。

シャワーだけで済ませない日を決めよう

毎日のお風呂で、安く済むというイメージでシャワーのみを使っていた人は、シャワーを浴びる時間を見直しつつ浴槽のお湯も活用することで、水道・ガス代の節約につながるだろう。
お風呂にきちんと入ることで得られるメリットも多いため、一人暮らしでも週に何日かは湯船につかる日を作ることがおすすめだ。

 

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※この記事はREISM株式会社が運営するREISM Styleの記事を一部編集、転載しています。

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