新型コロナウイルスの流行により、在宅勤務や自宅待機など家で過ごす時間が増えました。そんななかで「家」に求める理想像にも変化が生じています。衣食住を満たせれば良かった時代から、在宅勤務スペースの確保や趣味に没頭できる空間、庭や緑を感じられる空間など、おうち生活を豊かに過ごすことに重点を置く人が増えているのではないでしょうか。
子どもの成長を考えるなら大切にしたい、家の空間や環境
株式会社vacancesが、with/afterコロナ時代の理想の家に関する調査を実施。「子どもの成長を考えるうえで、家の空間や環境は大切だと思いますか?」と質問したところ、「とても大切」が60.2%、「どちらかといえば大切」が34.3%と、9割以上の人が大切だと回答しました。家の空間や環境は、子どもの成長に欠かせないと考えている人がほとんどのようです。
with/afterコロナ時代の「大人も子どもも楽しめる家」とは?
それでは、具体的にどのような家が良いのでしょうか。「家を子育てするという環境としてみた時に、どのような家が良いですか?」と質問したところ、「大人も子どもも楽しめる家」が39.5%と最も多く、次いで「子どもが一人でも遊べる家」が18.2%、「発想力や自立性を育める家」が14.4%、「遊びつつ学ぶことができる家」が14.1%、「体験型の遊びができる家」が12.6%と続きました。子どもだけでなく、親である大人も楽しめる家を求める方が多いようです。
では、子どものためにどのような家・空間がほしいと思っているのでしょうか。詳しく聞いてみると
・子どもの成長とともに家の間取りを変更できる空間のある家(30代/女性/専業主婦)
・子どもが安全で、家にあるもので想像しながら遊べる(30代/女性/専業主婦)
・プライバシーを守れる空間を与えつつ、家族の一体感が育めるような家(40代/男性/会社員)
・遊びや学習のための充分なスペースの確保(40代/男性/自営業)
などの回答が寄せられました。子どもが一人で遊ぶよりも、大人も一緒になって遊び、子どもの成長に寄り添っていきたいのかもしれません。
ホームパーティや映画鑑賞など、with/afterコロナの時代の家遊び
子どもの成長を考えた際に、家に求める環境が明らかになりましたが、with/afterコロナ時代は家で過ごす時間が増えていくのでしょうか?
「with/afterコロナの時代は家で過ごす時間は長くなると思いますか?」と質問したところ、88.6%の人が「長くなると思う」と回答しました。
多くの人が、家で過ごす時間は長くなると考えていることが明らかになりました。これからの家の在り方は、単なる箱ではなくなっていくのかもしれません。
では、with/afterコロナの時代に家でどのように過ごしてみたい方が多いのでしょう。質問したところ、「BBQなどのホームパーティ」と回答した方が最も多く33.9%、次いで「プロジェクターでドラマ・映画鑑賞」が32.6%、「スポーツイベントの観戦」が13.7%、「ガレージでDIY」が8%、「お風呂で映画・音楽鑑賞」が7%と続きました。
BBQなどのホームパーティやプロジェクターでドラマ・映画鑑賞など、想像するだけでも楽しそうですよね。子どもだけでなく、大人も楽しめる過ごし方をしたいのかもしれません。
子育て世帯が考える理想の家は?
最後に、「こんな家に住んでみたい!」という理想の家に関して聞いてみました。
・体験型の遊びができる家(40代/女性/会社員)
・家にいても退屈しない庭が広く、BBQや簡単なスポーツができるような家に住みたい(40代/男性/会社員)
・庭が広くてバーベキューなどができる家(40代/女性/専業主婦)
・遊びのスペースが多い家(40代/男性/会社員)
などの回答が寄せられました。
まとめ
今回の調査で、小学生以下の子育て世代が希望する、with/afterコロナ時代の理想の家が明らかになり、子どもの成長を考えて遊びや学びができる家が求められている傾向がうかがえました。これからの家づくりは、子どもも大人も楽しみ、ともに成長できる家が求められるのではないでしょうか。
【調査概要】
「with/afterコロナ時代の理想の家に関する調査」
調査対象:世帯年収800万円以上の小学生以下の子どもをもつ保護者1,018名
調査方法:インターネット調査
実施期間:2020年9月11日〜2020年9月14日
実施機関:株式会社vacances
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:株式会社vacances