2020年は新型コロナウイルス(以下「新型コロナ」と略)の影響による外出自粛やテレワークのために、自宅で過ごす時間が大幅に増えた方も多いことでしょう。ストレスがたまりやすい日常を少しでも快適に過ごすには、居心地のよいインテリアに買い替えるのも、おすすめの方法です。
この記事では、2020年秋冬インテリアのトレンドと注目アイテムをご紹介します。快適なお部屋作りの参考にしてください。
注目の2020年秋冬インテリアはトレンド+自宅での過ごし方がコンセプト!
インテリア好きの人にとって、その年のトレンドや季節ごとの注目アイテムは気になるところでしょう。2020年の秋冬は、インテリアトレンドをベースにしつつ、新型コロナで変わってしまった日常に対応するアイデアを付加したアイテムが数多く発表されています。
まずは2020年のインテリアトレンドがどのようなものか、また、プラスアルファのアイデアとは何かを解説します。
2020年インテリアトレンドがベース
その年のインテリアトレンドを方向づけるのは、毎年1月にヨーロッパで開催される「ハイムテキスタイル」や「ケルン国際家具見本市」など、インテリアに関する世界規模の展示会です。
2020年の傾向は、リサイクル素材、バイオプラスチック、竹や籐など自然素材を使うこと、自然をモチーフにしたデザインや、亜麻・麻などの自然由来の素材を使用するアイテム、丸みのあるフォルム、暖かみのある色使いなどです。全体的に柔らかな印象のインテリアアイテムが主流になりました。
注目アイテムのコンセプトはお部屋でくつろぐ、そしてテレワーク
新型コロナによる外出自粛やテレワークなど、自宅で過ごす時間が多くなった2020年は、自宅でくつろげることに加え、快適に仕事ができることが求められています。
そのため、先ほど紹介した元々のインテリアトレンドである、気持ちを落ち着けるアースカラーや元気を与えるビタミンカラーなどの色使い、コンパクトでありながらさまざまな機能を備えた新アイテムが注目を集めています。
自宅に居ながら仕事ができるテレワークは、一見合理的に思えるかもしれません。しかし、長時間のデスクワークは、姿勢によっては体に負担がかかります。
通勤でからだを動かす機会がなくなったこともあり、作業用のデスクやチェア選びには健康面への配慮も必要です。
秋冬注目のインテリアテーマは「自宅でのくつろぎ」
日に日に寒さが増していく秋冬は、癒やしや暖かさを感じる空間が求められるでしょう。2020年秋冬の新作を発表したブランドから、特にトレンドを感じられる4つのブランドをご紹介します。
Francfrancが展開! 「Bohemian Artist Lounge」
「Francfranc(フランフラン)」は、「日 常に驚きや感動を。」をキャッチフレーズに、心地よい毎日を提案するインテリアショップです。
デザインされた商品と自由なスタイリングで、多彩な空間作りを叶えてくれます。
2020年秋冬コレクションは、自由奔放な生活をしているボヘミアンアーティストが共同生活をする、都会から少し離れた湖畔の一軒家をイメージした「Bohemian Artist Lounge(ボヘミアンアーティストラウンジ)」をテーマにしています。
2020年インテリアトレンドを取り入れた丸みをおびた優しいフォルムの家具や自然をモチーフにしたデザインアイテムは、お部屋を居心地よく、快適なデザインにまとめてくれるでしょう。
シュエット ソファ 2S
ワンルームにもぴったりなコンパクトサイズながら、存在感・高級感のあるソファです。同シリーズの「シュエット オットマン」を並べればカウチにもなり、ゆったりとしたおうち時間が楽しめそうです。
ベルベット パッチワーク-130
ダークレッドとピンクの取り合わせが秋らしさを感じさせるクッションカバーです。生地は暖かみのある、なめらかな肌触りのコットンベルベット。秋冬のコーディネートにおすすめです。
プリントドローイング-145
2020年のトレンドである植物をモチーフにしたデザインのクッションカバーです。空や花びらをイメージさせるカラフルな色合いとダイナミックな柄が、部屋の中をぱっと明るくしてくれそうです。
シェニーモ クッション
ひまわりのようなデザインのインテリアクッションです。柔らかいシェニール糸で編まれた、ふんわりした抱き心地が楽しめます。クッションをぐるりと囲むアクセントのボンボンが可愛らしいのもポイントです。
アーティストラウンジ フラワーベース クリア×ブラウン
一輪挿しにちょうどよいサイズ感のガラス製フラワーベース・クリア×ブラウンです。クリアガラスとブラウンのガラスで作られた2層構造の、ユニークなスタイリングがポイント。スタイリッシュな雰囲気のお部屋におすすめします。
ソファのようなテーブル! オーダーソファ専門店から「REMORAローテーブル」
「REMORA(リモーラ)」は、北海道の老舗ソファメーカーから生まれたオリジナルブランド「blocco(ブロッコ)」が発表する2020年秋冬の新作です。
天板には無垢材を使用したテーブルで、材質をオークとウォールナットからお好みで選べます。末広がりの脚部分はウレタンクッションに生地張り仕上げになっていて、クッション性のある優しい感触が魅力です。1953年の創業から一貫して自社工場でソファ製造を続け、品質の高さには定評があります。
「REMORA」のソファのようなテーブルは、新型コロナによる自粛やテレワークのために、自宅で過ごす時間が多くなった方におすすめです。ソファに寝転んだ状態で、くつろぎながら活動するシーンでは、便利さと癒やしを同時に与えてくれるでしょう。
REMORAローテーブル L(オーク)
天板900mm角・高さ350mmのLサイズは、ゆったりとしたセンターテーブルにおすすめです。写真の天板は、無垢のオーク材でできています。
REMORAローテーブル M(ウォールナット)
REMORAローテーブルMサイズは、天板600mm角・高さ430mm。単体での使用はもちろん、LサイズやSサイズと天板が重なるように配置すれば、おしゃれなソファスタイルが楽しめます。写真の天板は無垢のウォールナット材です。
REMORAローテーブル S(ウォールナット)
サイドテーブルにおすすめのSサイズは、天板400mm角・高さ550mmと、アーム横で使いやすいサイズです。スマートなフォルムにユニークさも感じられるデザインが特徴。写真の天板は無垢のウォールナット材で作られています。
創業56年目のソファメーカーが提案! デイベッドタイプ・ソファー「Fable」
静岡県のソファブランド「MANUALgraph(マニュアルグラフ)」からは、新作ソファーシリーズ「MANUALgraph me(マニュアルグラフミー)」が発表されました。なかでも目を引くのが、創業56年目を誇るメーカー初のデイベッドタイプ・ソファ「Fable(フェイブル)」です。コンセプトは「一人で寝転がる、二人で座るシンプルな快適ライフスタイル」。
2020年のインテリアトレンドである丸みをおびたフォルムのデイベッドタイプ・ソファには、新型コロナの影響で変わり続ける日常を、少しでも豊かに過ごせるように、という思いが込められています。
デイベッド・ソファーFable
無駄のないシンプルなデザインは、さまざまなテイストの空間・インテリアにもなじみやすいスタイリング。ゴロンと寝転がって読書やゲームを楽しんだり、二人で並んで座ったりと、ひとりでも、ふたりでも、使い勝手の良いソファです。
テレワークを意識した2020年秋冬最新の注目アイテム!
2020年秋冬のインテリアアイテムには、テレワークを意識した商品も数多く見られます。テレワーク向け家具を選ぶときは、インテリア全体の雰囲気を壊さないこと、健康への配慮、作業を効率よく進められる使い勝手の良さなど、さまざまな条件をクリアしなくてはなりません。ここでは、テレワークを意識した最新の注目アイテムをご紹介します。
柴田文江セレクト新モデル! “働く”と“暮らす”を越境するワークチェア「vertebra03」
ず
「“働く”と“暮らす”を越境する」をテーマにしたワークチェア「vertebra03(バーテブラ ゼロサン)」は、1890年の創業から130年の歴史を持つ事務機器メーカー株式会社イトーキの製品です。
2019年に発売が開始されたシリーズに、プロダクトデザイナー柴田文江氏がセレクトした12種が加わりました。体に負担がかかりがちな長時間のデスクワークでも、正しい着座姿勢になるようサポートしてくれます。オフィスにもリビングにも、シーンに合わせて選べる全48種のワークチェアです。
ご紹介するアイテムは、スタイリッシュで、2020年インテリアトレンドの柔らかな丸みをおびたフォルムとナチュラルさを感じさせるワークチェアです。カラーリングも秋冬にぴったりの温かみを感じさせる色合い。リビングにも似合うおしゃれなデザインは、テレワークシーンにぴったりです。
FS1_KS_CASTER TYPE(5LEGS)
デスクワークにぴったりのキャスター付きワークチェアです。ひじ掛け先端のダイヤルで、座面の高さが調節できます。
FS1_KS_STEEL TYPE(4LEGS)
スチール4本脚タイプのチェアには洗練された美しさがあります。ワークチェアだけでなく、リビングやダイニングにもおすすめです。
FS1_KS_WOOD TYPE(4LEGS)
脚部分に木材をあしらった4本脚タイプのチェアです。木が与える優しい印象は、リビングや子ども部屋にもなじみます。
フレキシブル、高品質、多機能なスカンジナビアンデザイン! 「ローヴァロール コレクション」
スウェーデン発、北欧スタイルのインテリアや雑貨を扱う「IKEA(イケア)」では、2020年の秋、「暮らしの変化に対応。小さなスペースを快適なわが家に!」をコンセプトにした「ローヴァロール」コレクションを発表しました。どんなインテリアにもなじむシンプルさと、機能性に優れていることが特徴です。
自宅の休息時間を楽しむことと、ゆっくりと休むことを快適にしてくれるデイベッドや、組み合わせで、テレワークの仕事場づくりに役立つコンソールテーブル、キャスター付きのシェルフユニット、ダイニングテーブル、キャスター付きベンチをご紹介します。
ローヴァロール デイベッド
ソファにもベッドにもなるデイベッドがあれば、ひとつの場所でさまざまな過ごし方ができます。カバーは耐久性のあるデニム生地で、使うほどに風合いが増していくのが魅力です。
ローヴァロール コンソールテーブル
ヨーロッパではおなじみのコンソールテーブルです。壁につけて配置して花や雑貨などを飾る奥行きの浅いテーブルですが、パソコンデスクとしても利用できます。同シリーズのシェルフユニットを組み合わせれば、コンパクトながらも快適なワークスペースに。
ローヴァロール シェルフユニット キャスター付き
移動が簡単なキャスター付きのシェルフユニットは、収納としてはもちろん、ちょっとした作業スペースにもなります。
ローヴァロール ダイニングテーブル
シンプルなダイニングテーブルです。温かみのあるナチュラルな雰囲気で、さまざまなカラーや素材のチェアとなじみます。
ローヴァロール キャスター付きベンチ
大容量の収納が付いたベンチは、誰かが訪ねてきたときの予備の椅子にも使えます。キャスター付きなので移動が簡単。使わないときにはテーブルの下などに納めれば、部屋がすっきり広くなります。
まとめ
2020年は自然に優しい素材で作られたインテリアアイテムが目立ちます。色や柄も、自然をイメージさせるアースカラーや植物をモチーフにしたものが主流です。
加えて、新型コロナの影響で自宅で過ごす時間が増えたことから、くつろぎ感に加えて機能的なアイテムが多数発表されました。
ご自宅で過ごす時間をおしゃれで快適に過ごすために、ご紹介した最新のインテリアアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか。
(最終更新日:2020.11.19)