withコロナの時代に突入し、「テレワーク」の勤務形態は多くの企業にとって、単なる一時的な措置ではなくなりつつあります。通勤せずに家で仕事をする生活スタイルに変化したことにより、働く女性たちは何を感じ、どのような悩みを抱えているのでしょうか。
半数以上の女性が「テレワーク疲れ」を実感
カルビー株式会社が、コロナ禍における消費者の働き方を把握するため「女性のテレワークに関する実態調査」を実施。テレワークをすることで、これまでにはない疲れやストレスを感じることがあるか質問をしたところ、「頻繁にある」「たまにある」と回答した人が55.2%もいることが明らかになり、「テレワーク疲れ」を多くの人が感じていることが分かりました。
また、テレワーク疲れを感じたことがある人に、その原因を聞いたところ「仕事とプライベートの境界線が曖昧」という回答が53.2%で最多となりました。次いで「家にこもりっぱなしであること」が39.6%、「仕事をする環境が整っていない」が36.3%となり、テレワークの課題が浮き彫りとなる結果になりました。
テレワークの生産性を高めるには「ひとやすみ」が有効?
「オフィスワークと比較し、テレワークの方が生産性の高い働き方ができていると思うか問うと、54.5%が「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答しました。
テレワークと「ひとやすみ」の相関を明らかにするため、テレワークの生産性が高いと感じている人とそうでない人を分析したところ「テレワークの方が、生産性が高い」と感じている人は、テレワーク中に適度な休息「ひとやすみ」が取れている人が多いことが判明しました。「ひとやすみ」の確保がテレワークで仕事がはかどるカギの一つとなっているようです。
飲食により気分転換をして「ひとやすみ」が人気
テレワーク時に「ひとやすみ」を取れていない人に、その理由を質問したところ、34.6%の人が「休憩のルールがあいまい」と回答。次いで「家事を両立する必要がある」が27.1%、「休憩するスペースがない」が19.5%となりました。
テレワーク中にどんな「ひとやすみ」をおこなっているか聞くと「飲み物を飲む」「間食を食べる」が特に多く、飲食によって気分転換をしている人が多いことが判明しました。また、「ストレッチをする」「家事をする」「仮眠をとる」といったテレワークならではの気分転換をしている人も20~30%おり、オフィスワークには無いテレワークのメリットが見える結果となりました。
仕事中の間食に求めることを問うと、「一口で食べられる」「手が汚れない」「コンパクトサイズ」といった回答が多く、仕事の合間、手軽に食べられる間食を求めているようです。
まとめ
今回の調査の結果により、テレワークによる働き方をよりよく進めるには、適度な休息「ひとやすみ」が重要であると分かりました。「オンとオフの切り替えがうまくいかない」「閉鎖的な環境にずっと身を置いていることでストレスを抱えている」という人は、仕事の合間に完食をするなど、気分転換の時間を設けてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
「女性のテレワークに関する実態調査」
調査対象:週1回以上テレワークを実施している20歳~49歳の有職者女性600名
調査方法:インターネットによるアンケート調査
実施期間: 2020年8月18日~8月20日
実施機関:カルビー株式会社