新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言以降、家の中で長い時間を過ごす人が増えました。少しでも快適な家で過ごせるように、断捨離や収納スペースを工夫した整理整頓などを勧めた人も多いのではないでしょうか。
最も多くの家庭にある備え付け収納は「押入れ」
マイボイスコム株式会社が、収納に関するインターネット調査を実施。家にどんな収納が備え付けられているか質問したところ、7~8割程度の家に「押入れ」「洗面台の収納」「キッチンの収納」「玄関の収納」があるという結果に。
持ち家戸建て居住者からは「床下の収納」「階段の下の収納」、持ち家集合住宅居住者からは「クローゼット」「トイレの収納」「洗面台の収納」「玄関の収納」があるという声が多く挙がりました。
ちなみに、現状の備え付け収納に満足している人は4割強程度という結果も。3割強の人が不満を抱いており、なかでも女性30~50代の割合が高いことも分かりました。特に40代女性に関しては、4割を超える人が収納に不満があると回答しています。
具体的な収納の不満を問うと、「収納スペースが少ない」が39.4%、「風通しが悪い」「収納スペースの幅や奥行きがない」「湿気がある」が各2割弱という結果に。ワンルーム・1K居住者や集合住宅居住者は「収納スペースが少ない」、借家戸建て居住者は「湿気がある」「風通しが悪い」と感じている人が多いようです。
できればほしい収納NO1は「ウォークイン・クローゼット」
「あったらよい・充実させたい」と憧れを感じる収納場所も調査。「ウォークイン・クローゼット、納戸」が24.9%と最も多く、「クローゼット」が15%、「キッチンの収納」「風呂場・脱衣場の収納」がともに13.6%、「玄関の収納」が12.2%、「トイレの収納」が12.1%でした。
なかでも「ウォークイン・クローゼット、納戸」は、女性からの需要が高いようです。
スペースが最も不足しているのは「衣服の収納」
収納について困っている物・不満な物に関しては、「衣服」が40.9%と最も多く、「寝具類」が25.7%、「食品のストック」が22%、「かばん類」が20.8%、「靴」が19.3%、「衣類小物」が18.3%という結果に。「かばん類」「食品のストック」「寝具類」「衣類小物」をはじめ、女性の比率が高い項目が多くみられました。
最後に、収納に関する工夫やこだわりを自由回答で質問したところ
・物を少なくして収納するものを減らしている。(男性28歳)
・押し入れ(クローゼット)に奥行きのある引き出しをいれている。出来るだけ背の高いひきだしを買う。(男性38歳)
・段ボール箱などを利用して可能な限りスペースを作らずぴっちりと収納する。(男性47歳)
・収納スぺースが、あればどんどん物を買ってしまい、不要なものは処分しないで、物置に入れてしまう。収納スぺースも最小限で良いと思う。(男性74歳)
・入れるものは関連性があるもの同士でまとめる。(女性26歳)
・引越しをすることが多いので、小ぶりで家が変わった後でも使いやすいものを選んでいる。(女性35歳)
・クローゼットは、できるだけ出し入れがしやすいようによく使うものは前の方、あまり使わないものは奥の方にして収納しています。(女性42歳)
・買い物をしすぎて物が多すぎる。期限切れになる前に親せきに貰ってもらう。(女性69歳)
といった声が挙がりました。収納不足を解消するために断捨離をしたり、使い勝手に配慮して出し入れをしやすい収納方法を考えたりする様子がうかがえます。
まとめ
家が片付いていれば気分よく過ごせますし、必要な場所ごとにきちんと収納することで作業効率が上がり、ストレスのない生活が送れます。今回の調査結果を参考に、みなさんも自宅の収納計画を立ててみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
「収納に関するアンケート調査」
調査対象:「MyVoice」のアンケートモニター10,210名
調査方法:インターネット調査(ネットリサーチ)
実施期間: 2020年8月1日~8月5日
実施機関:マイボイスコム株式会社
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:マイボイスコム株式会社