新型コロナウイルスの感染拡大防止にともない、外出自粛や在宅ワークが広がったことで、家で食事する機会が増えた人も多いのではないでしょうか。自炊だけでなくフードデリバリーサービスも注目を集め、需要が高まっているようです。20~30代の女性たちは、実際にどのような食生活を送っているのでしょうか?
おうち時間の増加とともに44%の人が「自炊が増えた」
ミュゼマーケティングが、に「ウィズコロナ」下における家での食事事情から、テイクアウトサービスの利用状況まで調査を実施。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響で1日の食事の回数が変わったか問うと、27%が「変わった」と回答しました。具体的にどう変化したか尋ねると「1~2回減った」が47%、「1~2回増えた」が43%とほぼ並び、食事習慣に大きな変化はないようです。食事の内容ついては、「自炊が増えた」が44%、「変わらない」が38%でほぼ同率。「飲食店からのテイクアウトが増えた」については8%に留まりました。
コロナショックが起こってからの自炊頻度については、「毎日1回以上」が31%、「毎食」が30%で、ウイルス拡大以前の数値から微増。外出自粛期間を経て、自炊への意識がやや高まったようです。
食材宅配サービスは大半の女性が活用せず
外出をせずに買い物ができる「食材宅配サービス」は、コロナ禍の需要が高そうに感じますが、実際に利用されているのでしょうか。コロナ前と比べて利用機会がどのように変化したか質問したところ「利用したことがない」が83%と多数を占め、「変わらない」が9%、「多少増えた」は5%に留まりました。
買い物の予算については、新型コロナウイルスの影響で47%の人が「多少増えた」と回答。「大幅に増えた」という人も14%いました。「変わらない」と答えたのは36%で、「減った」と答えた人はわずか3%でした。具体的に1回あたりの購入金額を聞くと、「~2,999円」「1,999円」が26%と並びました。「~3,999円」は14%、「~999円」は13%で、全体的に購入金額は決して高くはないようです。
コロナを経て利用者が増えた、飲食店のテイクアウトサービス
外出自粛中には、テイクアウトサービスを始める店舗が増加しました。実際の利用状況を調べたところ、「利用していない」が33%を占める一方、「数ヶ月に1回は利用する」が20%、「半月に1回は利用する」が14%、「1ヶ月に1回は利用する」が13%と、約半数が利用していることがわかりました。また、外出自粛期間を経てウィズコロナの生活になったことでテイクアウトサービスの利用頻度は変化したか聞くと、「変わらない」人が62%である一方、「多少増えた」人も28%いて、デリバリーサービスよりも普及が進んでいるようです。
新型コロナウイルス終息後、テイクアウトサービスがどうなっていくと思うかを聞くと、「現在よりも盛んになる」と答えた人が41%。「現在と変わらない」は28%、「現在よりも実施店舗が減る」は17%という結果に。さらに盛り上がると予想する人は多いようです。
デリバリー、テイクアウトへの要望から見える、ウイルス予防の意識
最後に、今後、デリバリーサービス・テイクアウトサービスに望むことがあるか質問したところ、1位は「利用しやすい値段」という結果に。2位は「清潔さ・安全性」と、ウイルス感染予防への意識も感じられました。「おいしいメニュー」「食後に処理しやすい・ゴミが少なくすむ容器」「待ち時間の短縮」「種類の豊富さ」「キャッシュレス化」といった意見もあり、まだまだ改善の余地はありそうです。
まとめ
今回の調査結果によると、新型コロナウイルスの感染拡大によって新しい生活様式が求められるなか、自炊中心の食事習慣へ徐々にシフトしていく傾向にあるようです。一方、デリバリーやテイクアウトの利用は思いのほか控えめで、日常生活のアクセントとしての注文にとどまっている様子です。withコロナの新しい生活様式に沿った生活は、これからも当面の間続くでしょう。これを機に、自分や家族にとって最善の食生活について考えてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
「20代・30代女性に聞くステイホーム中の食生活」
調査対象:全国20~34歳の女性954名
調査方法:インターネット調査
実施期間: 2020年7月6日~2020年7月12日
実施機関:株式会社ミュゼプラチナム
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:ミュゼマーケティング