「楽しみながら生活を豊かに」をコンセプトのウェブマガジン『REISM STYLE』より、生活の中のさりげないワンシーンやアイテムを通して自己表現できる、とっておきの楽しみ方をご紹介いたします。
一人暮らしの部屋では、自身が持っている服の量に比べてクローゼットが手狭、もしくはクローゼットがない物件を目にすることは少なくありません。
「クローゼットの大きさ、収納スペースに合わせて服の数を厳選する」「服は減らしたくないのでショップ風に魅せる収納にする」など、工夫次第で部屋の印象を素敵に見せることができます。
今回は、手持ちの服をおしゃれに整理整頓している、リズム物件にお住まいの方々のお部屋をウォッチしてみました。クローゼットあり・なし別の上手な収納アイディアを、片づけの専門家・香村薫さんの解説でご紹介します!
クローゼットの技あり収納
まずは、クローゼットがあるお部屋の技ありな収納方法をご紹介します。
高さをそろえてすっきり感のあるクローゼットに
こちらのクローゼットは、ハンガーラックに掛かっているトップスの丈の長さがほぼ同じなので、すっきりした感じが出ていますね。
また、すべて同じハンガーを使用しているのはもちろん、ハンガー同士の隙間もそろっていて美しいです。クローゼットなので普段は閉めているとは思いますが、あえて開けっ放しにしておきたくなるほどですね。
さらに、床に置いた引き出し収納を横に2つ並べて高さをそろえ、引き出しの上に帽子を並べても、ディスプレイ風になって素敵に見えると思いますよ!
数が多くても魅せる!オープンクローゼット収納
お部屋のレトロな雰囲気と、お持ちの洋服のテイストが合っていますね。ファッション好きな方であることが伝わってきます。
服の数は多めですが、こちらもハンガーを統一することで圧迫感が抑えられている印象です。
小物を収納している吊り下げラックは、ひと目で何が入っているかがわかるので、きれいにたたまなくても丸めて放り込めるのがメリットですが、見た目には煩雑になってしまうのが難点。しかし、吊り下げラックを部屋の死角部分に置くことで、目立たないようにしているのがいいですね!
また、ハンガーラックの下に置かれた白い引き出しを落ち着いた色味にすると、お部屋の雰囲気になじんでより落ち着いた印象になるでしょう。
温かみのあるクローゼットの段差収納
空間をうまく利用した段差収納が使いやすそうですね。扉のないオープンクローゼットのため、木製の収納ボックスを活用することで「見られる」収納を意識しているのでしょうか。服を大切に扱っている様子が感じられます。
さらに、枕棚(ハンガーラックの上にある棚)にも、温かみのある素材の収納ボックスを並べると、全体の雰囲気が統一され、奥行きのあるスペースがさらに活きてくると思います。床置きの収納には、キャスターつきの物を選ぶorキャスターを取りつけるのも手ですね。取り出しやすさが増しますよ。
クローゼットなしでも技あり収納
クローゼットがないお部屋でも、ハンガーラックや棚を利用した素敵な収納方法を見ていきましょう。
セレクトショップのようなディスプレイ
圧迫感のない無機質なハンガーラックとスリムなハンガーがお部屋になじんでいて、スタイリッシュなセレクトショップのディスプレイを思わせます。並べられている洋服は、ご自身に似合う色や好みのスタイルを熟知しているからこその統一感があり、厳選されていることが感じられますね。
ハンガーラックの下に棚をつけてボトムスをディスプレイするのは、ショップ風の見栄えとコーディネートを想像しやすいという実用性を兼ね備えた方法です。
また、ハンガーラックの服を、丈が短い物→長い物と、長さ順に並べられているのも整理された印象になりますが、服の色がグラデーションになるように並べ替えてもすっきり感が出ますよ。
雑然と見えない「好き」を詰め込んだ収納
こちらのお部屋は、クローゼットのような隠す収納がないことを逆手にとって、すべてを見せることで入居者さんの好きな物を前面に押し出しています。魅せる収納にするために、物を厳選している様子が伝わってきます。
思いきって靴も部屋の中に収納するなんて斬新ですね!これなら、部屋の中で全身のコーディネートが確認できるので、靴のチョイスに失敗することもなさそう。
ハンガーラックの横に、突っ張り棒とS字フックを使ってデニムを吊るした収納は、ボトムを脱ぎっぱなしにしがちな方には、ぜひまねしてもらいたいアイディアです。
吊るす収納ですべての服をハンガーに
ポールを使った吊るす収納は、部屋のニッチな空間を有効に使う方法としていいですね。吊り下げ収納を上下2段にして、スペースをうまく利用しています。
すべての服をハンガーに掛けることでたたむ手間が省けるほか、取り出しやすく戻しやすくなるため、服で部屋が散らかりやすい人にはおすすめです。
ただ、服が多い場合は耐荷重に気をつけて。オーバーする場合、ニット類はたたんで引き出し収納にするようにしてください。
ウォールインテリアで小物を魅せる棚収納
こちらは、棚を壁掛けにして小物を収納するスタイル。そばに鏡があれば、帽子やアクセサリーのコーディネートがしやすいですね。
アイテム数を厳選することで全体を把握しやすくなり、毎朝身に着ける物を決めやすくなります。三角形の棚は、ともすれば部屋のコーナーに置きたくなってしまうのですが、そこをあえて平面の壁に設置しているところにゆとりを感じられて、センスの良い方だなと思います。
サングラスの収納には、メガネスタンドを使うと落下防止にもなりますよ。
落ち着いた色味で統一されたカッコイイ棚収納
ヴィンテージショップを思わせる、落ち着きのある棚収納。一見、雑多に収納しているように見えますが、種類別にちゃんと分けられているほか、色味も統一されているので、雑然とした感じがありません。
一人暮らしの男性に、ぜひまねしてもらいたい収納です。
見られたくない物などをバンカーズボックスに入れるのは、取り入れやすいアイディアですね。小物をアイアンカゴに入れても雰囲気と合っていいと思います。
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※この記事はREISM株式会社が運営するREISM Styleの記事を一部編集、転載しています。