社会人になって間もない20代、初めての一人暮らしを体験している人も多いでしょう。間取りや広さ、最寄り駅までの距離や通勤時間など、住まいにさまざまな条件を出したくなりますが、家賃の予算には限りがあります。実際には何を優先し、どんな部屋で暮らしているのでしょうか?
20代社会人のリアルな間取りと広さは、20平方メートル以下の1K!
アットホーム株式会社が、現在一人暮らしをしている20代の社会人を対象として、幸せに生活するために最低限必要な「家の広さ」「間取り」「最寄り駅までの徒歩分数」などの住まいの条件に関する調査を実施。現在の住まいの間取りと、一人暮らしの社会人が幸せに生活するために最低限必要だと思う間取りを聞いたところ、現在の住まいも最低限の場合も、「1K」がトップでした。「1DK」「1LDK」に関しては、現在の住まいとしての回答者よりも、「最低限必要」とした回答者が上回っていることから、より広いリビングやダイニングを求めていることがわかります。
一方、最低限必要な家の広さ(延床面積)は、半数以上が「20平方メートル以下」と回答し、中でも26.9%が「15平方メートル以下」と回答しました。一人暮らしの社会人にとって家が広いかどうかは、幸せな生活を送るための必須の条件ではないようです。
許容できる築年数は平均18.6年。築浅重視は少数派?
続いて、現在の住まいに入居した時の築年数と、最低限許容できると思う築年数を聞いたところ、現在の住まいが平均14.4年、最低限許容できる入居時の築年数は平均18.6年でした。分布をみると、 「新築」もしくは「築5年以内」の築浅物件しか許容できない人は11.5%と少数派で、築年数は条件をゆるめても良いポイントといえそうです。
許容できる最寄り駅までの徒歩分数は10分、職場まで1時間以内が最多
現在の住まいの最寄り駅までの徒歩分数と、最低限許容できると思う最寄り駅までの徒歩分数を聞いたところ、ともに「10分以内」と「15分以内」が多い結果に。一方、片道の通勤時間は、現在の住まいの平均が31.4分、最低限許容できる平均は38分と、許容できる所要時間よりもやや短い時間で通勤できているようです。分布でみると、「60分以内」まで許容できる人が31.1%と最も割合が多く、片道の通勤時間がもう少しかかってもよいと考えている人が多いといえそうです。
なくても暮らせる電化製品1位は「アイロン」、家具の1位は「テレビ台」
最後に、現在の住まいにある電化製品・家具と、最低限必要だと思う電化製品・家具を調査して比較することで、意外となくても暮らせる電化製品や家具を調べたところ、電化製品の1位は「アイロン」、家具の1位は「テレビ台」でした。
ちなみに、「テレビ」を所有している人は78.3%と8割近くいるのに対し、最低限必要だと思う人は59.4%と6割にとどまりました。一人暮らしの社会人にとって、「テレビ」や「テレビ台」は幸せに生活するための必須アイテムではなくなっているようです。
まとめ
今回の調査では、広さや築年数、最寄り駅までの距離や通勤時間のいずれも、最低限許容できる条件をやや上回る住まいを選んでいる傾向がうかがえました。単身で暮らしながら引っ越しなどをお考えのみなさんもこの機会に、幸せな生活を送るための必須条件を考えてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
「一人暮らしの社会人が幸せに暮らすために必要な住まいの条件調査2020」
調査対象:現在一人暮らしをしている、全国の20代の社会人男女414名(男性207名、女性207名)
調査方法:インターネットによるアンケート調査
実施期間:2020年3月19日~21日
実施機関:アットホーム株式会社
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:アットホーム株式会社