緊急事態宣言が解除され、新型コロナウイルスと共に生きる“ウィズ・コロナ時代”が始まっています。多くの人が在宅勤務を経験しましたが、どのような仕事環境に身を置き、それにより体調はどんな変化をもたらしたのでしょうか。
職場と異なるデスク環境で業務にあたっている人が約6割!
ピップ株式会社が、在宅勤務による仕事環境での首コリの実態について調査を実施。在宅勤務中の仕事環境について問うと、仕事用のデスクで勤務を実施している人の割合は4割ほどにとどまり、約6割の人はローテーブルやダイニングテーブルなどで勤務にあたっていることがわかりました。オフィスの環境と比べ、高さの合わないデスクやいすを使用して仕事をせざるを得ない方が多くいるようです。
在宅勤務により半数以上の人が感じている「首・型・腰のコリ悪化」
慣れない環境で長時間の座り姿勢を余儀なくされる在宅勤務では、身体に様々な影響を及ぼしているようです。在宅勤務により感じる身体の不調として最も多く挙がったのは「首・肩・腰などの身体のコリ」で、実に55.2%が回答しています。
さらに、「首のコリ」に着目して調査を続けたところ、およそ8割が「首のコリ」が悪化したと思っていることが明らかになりました。在宅勤務による身体への悪影響はこういった調査結果からも明らかで、多くの方がコリの悪化を感じながら勤務にあたっている様子が伺えます。
首コリ悪化の原因と対処法は?
首コリ悪化の原因としては、「仕事中の姿勢悪化」が25.7%と最も高く、在宅勤務環境が整っていないことが影響していると思われます。さらに「PC・スマホを見る時間が増えた」「運動不足」といった要因もそれぞれ2割以上の人が回答しており、総じて自宅で過ごす時間が増えていることが首コリを助長していると言えそうです。
また、首コリの対処方法を知りたい人の割合を調査すると、およそ9割の方が「知りたい」と回答。コリを解消したいと感じている人が多いことが明らかになりました。
まとめ
新型コロナウイルス感染症予防のため、多くの企業が在宅勤務制度を取り入れました。現在は緊急事態宣言が解除され、徐々に日常生活を取り戻しつつありますが、テレワークの継続を求められている人も多いのではないでしょうか。長時間に及ぶ在宅ワークで首や肩、腰のコリに悩んでいる人は、仕事環境や取り組み方を改善してみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
「在宅勤務による仕事環境での首コリの実態」
調査対象:直近3ヶ月の間に在宅勤務をしたことがある136名の男女
実施期間:2020年5月
実施機関:ピップ株式会社