マイホームの購入を検討する際、まずは「戸建てかマンションか」検討することになりますが、利便性の高い立地や充実した設備、維持管理の面などから「マンションを購入したい」と考えている人は少なくありません。マンションを購入した人や購入を検討中の人は、どのような条件でマンションを選んでいるのでしょうか。
マンションに住みたい人の割合と、その理由は?
マイボイスコム株式会社が、マンションのブランドに関するインターネット調査を実施。価格や間取り、その他の仕様や立地などの条件がほぼ同じ場合、戸建てとマンションのどちらに住みたいかを聞いたところ、「戸建てに住みたい」が54.9%、「マンションに住みたい」が21.1%でした。中部・四国地方では、「戸建てに住みたい」人がさらに多く、各7割弱を占めています。
「マンションに住みたい」と回答した人に、その理由を問うと「セキュリティが充実している」が居住意向者の約5割、「設備のメンテナンス・清掃などの負担が少ない」「設備が充実」「機密性、断熱性が高い」も4割以上を占め、安心感とスペックの高さがポイントとなっていることが伺えます。
マンション購入時に重視したいポイントと、調べる方法は?
マンション購入を経験した人と購入意向がある人に、マンションを購入する際はどのような点に重視するか聞きました。その結果「最寄り駅からの距離」「生活環境の利便性」「日当たり・採光」は、6~7割の人が条件として挙げました。男性よりも女性が重視している傾向にあり、中でも「日当たり・採光」「住居の向き」「生活環境の利便性」「地域の治安」「間取り」「収納スペース」は男女差が大きくなっています。
マンションを購入する際に重視したいポイントは、どのようにして調べているのでしょうか。マンション購入時の情報源を問うと「住宅情報サイト、比較サイト」「展示場・モデルルーム」「マンション販売会社のサイト」の利用が多く、それぞれ購入経験者や購入意向者の30%以上を占めています。
主なマンションブランドの認知度と、購入者が選んだ決め手とは?
分譲のマンションの多くが、販売するデベロッパーことにブランド名を設けています。そこで、知っているマンションブランドについて聞くと、「ライオンズマンション」が5割、「プラウド」「ザ・パークハウス」が各4割弱、「グランドメゾン」が3割弱でした。
駅からの距離、価格や間取りなどがほぼ同じ場合、最も住んでみたいと思うマンションブランドは「プラウド」が8%、「ザ・パークハウス」が5.6%、「ライオンズマンション」「グランドメゾン」が約4%となっています。北海道や中国では「ライオンズマンション」が1位、近畿では「ジオ」「プラウド」、四国では「サーパス」「アルファ」、九州では「グランドメゾン」「ライオンズマンション」が上位2位となっており、地域差を感じさせる結果となりました。
最後に、マンションブランドごとの選定理由をフリーアンサーで聞きました。
「プラウド」(野村不動産)
数多く見たモデルルームで一番センスが良いと思ったから。(女性54歳)
高級でお洒落な感じ。CMが印象的で素敵。(女性51歳)
名前からしてなんとなく高級なイメージがあり、野村不動産ならしっかりとした建築ではないかと期待するから。(女性74歳)
「ザ・パークハウス」(三菱地所レジデンス)
現在、このマンションブランドに住んで満足しているから。(女性55歳)
ほとんど知らないのですが、その中でも聞いたことがある名前で、会社の安定性を選びました。(女性41歳)
周辺にこの物件がいくつか建っているが、外装だけでなく、専有面積、共有部に余裕空間が感じられる。(男性77歳)
「ライオンズマンション」(大京)
昔からあるから。経営が安定している証拠。(女性55歳)
友人の入っているライオンズマンションに行ったことがあるが、作りがしゃれていて気に入っていたので。(男性50歳)
やたら高級そうなイメージのものが多い中、何となく一番身近な感じがします。(女性28歳)
まとめ
マンションを選ぶポイントは人それぞれ。最寄り駅からの距離や生活環境の利便性、日当たりなど様々な条件をもとに検討を重ねる必要がありますし、マンションブランドで選ぶ人も多いでしょう。何を重視するかに正解はありませんが、マンション購入者や購入を検討している人の意見を参考に、後悔のない選択をしたいものですね。
【調査概要】
「マンションのブランドに関するインターネット調査」
調査対象:「MyVoice」のアンケートモニター10,310名
調査方法:インターネット調査(ネットリサーチ)
実施期間:2020年5月1日〜5月5日
実施機関:マイボイスコム株式会社
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:マイボイスコム株式会社