新型コロナウイルスの感染拡大により、学校が休校になり、仕事はテレワーク勤務が主流になりました。それにともない、家の中で過ごす時間が増え、生活スタイルが変化した人が多いのではないでしょうか。
自宅で勉強や仕事をする時間が増えた人は、約4割
株式会社キュラーズが、休校措置やテレワークなどによって変化した自宅での過ごし方に関するアンケート調査を実施しました。
「昨年と比べて、自宅で学習・仕事をする時間がどう変わったか」という質問に対し、「とても増えた」が20.7%、「やや増えた」が17.7%と、合わせて約4割の人が、昨年よりも勉強や仕事をする時間が増えたと回答しています。
在宅の2人に1人が学習・仕事場所としてリビングを使用
続いて、勉強や仕事をする時間が増えたと回答した人に、自宅のどこで行っているか質問しました。「リビング」が49.6%と約半数を占め、次いで「寝室」が20.4%、「書斎」が17.1%、「子ども部屋」はわずか4.4%でした。書斎や子ども部屋といった、籠って勉強や仕事に打ち込めるスペースを利用している人は少数派であることがうかがえます。また、「キッチン」が2.1%、「納戸・ロフト」が0.6%、「庭・バルコニー」は0.9%と、あまり勉強や仕事をするイメージがない場所も挙がりました。
自宅で勉強や仕事をする場所がない人が4割以上
自宅で勉強や仕事を場所が確保出来ているか尋ねると、「確保できていない」が11.8%、「どちらかといえば覚悟できていない」が29.5%で、合わせて4割以上の人が、自宅での勉強や仕事場所を確保できていないことが分かりました。
スペース不足の解消法は「トランクルームの利用」か
自宅で勉強や仕事をする場所を確保するために利用を検討したサービスがあるか聞くと、約半数の人が何かしらのサービスを検討経験があり、「トランクルーム」と「ハウスクリーニング」がともに11.4%で最も多い結果に。トランクルームを利用しようと思った理由は「部屋のスペースが狭すぎたため」「必要なスペースを確保するため」「不用品を一時的に預かってもらえるため」といった回答でした。
まとめ
学校の休校やテレワークの推進などにより、自宅で勉強や仕事をするようになった人が増加。そのためのスペースを確保できていない人が4割を超えていることが明らかになりました。
勉強や仕事をするために約半数の人がリビングを使用し、キッチンやバルコニーといった本来の用途とは異なる場所を活用している人もいます。スペース不足を理由にトランクルームの利用を検討している人が多いことからも分かる通り、テレワークやオンライン学習を行うには、物理的にスペースが不足している家庭が多いと考えられます。
今後は、家で作業をすることを想定した間取りや広さが、住まいに求められているのかもしれませんね。
【調査概要】
「自宅での過ごし方に関するアンケート調査」
調査対象:全国20~60代の男女882名
調査方法:インターネット調査
実施期間:2020年5月7日~11日
実施機関:株式会社キュラーズ