新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため「ステイホーム」を実行している人が多いと思います。家の中で家族がともに過ごす時間が増えた結果「家事の負担が増えた」と感じている人も少なくないのではないでしょうか。
「ステイホーム」で約8割の人の家事時間が増加。料理や片づけが中心
家事代行サービスを展開する「タスカジ」でお馴染みの株式会社タスカジが、同社のユーザーを対象として、「イエナカ時間・家事の状況」についての実態調査を実施。新型コロナウイルスの感染拡大前と現在で、家事の状況や家に対する意識にどのような変化が生じたのか調べました。
「新型コロナ感染拡大以降、以前より家事をする時間が増えたか」という問いに対しては、78%もの人が「家事をする時間が増えた」と回答しています。
具体的に家事時間が増えた家事に関しては「料理」が最も多く75%、次いで「片づけ」が58%という結果に。休校や在宅勤務の影響により、普段は学校や会社で済ませていたランチを家で準備する必要が生じ、放課後や就業後の外食や飲み会にも行く機会が激減。家族全員分の食事を1日3回、自宅で準備しなくてはならなくなり、料理にかける時間が増えたことが理由だと考えられます。
負担に感じる家事は「料理」。頻度の多さやレパートリーの少なさが課題
家事について、困っていたり負担に感じていたりする分野に関しても「料理」が40%と最も多く、次いで片付け、掃除という結果に。家事に要する時間が増えた家事ほど、負担に感じていると考えられます。理由として多く挙がったのは「頻度が多く、都度捻出するのが大変」「料理のレパートリーが少ない」「やる気が起きない」の順で、頻度の多さやレパートリーの少なさが課題の一つとなっているようです。
在宅時間が長くなり、パートナーや子どもが家事をシェアする家庭も
新型コロナウイルス感染拡大前と比べて、家事参加が増えたかどうかも調査しました。パートナーの家事参加に関しては「以前と変わらない程度でやっている」が48%、「家事参加が増えた」が29%と、パートナーも一緒に家事をする家庭が一定数増えていることが分かりました。
家にいる時間が長くなった分、家事負担を今まで以上に担うようになった人々の様子がうかがえます。具体的には「料理」「ご飯の後片付け」「部屋の片付け」「ゴミ捨て」といった家事をするようになったという回答が多く見られました。
子どもの家事参加は「以前と変わらない程度」が29%、「全くしない」が28%、「増えた」が27%と、いずれもほぼ同水準であることが分かりました。パートナーと同様、3割弱の子どもたちが家事に参加するようになり、家族全体に家事シェアが広がっているようです。また、今回を機にするようになった家事で突出して多かった回答が「料理」でした。その他、「ご飯の後片付け」「洗濯物を干して取り入れる」「部屋の片付け」などの回答もありました。
約9割が「自分の住環境をもっと良くしたい」と前向きな活動にシフト
新型コロナ感染拡大の影響による心境や活動の変化については、「家の中の時間の使い方を充実させたいと考えるようになった」が最も多く49%、続いて「ストック置き場の見直し」「家族と仲良くするための関係づくり・場所づくり」「いままで気になっていて取りかかれなかった家事に着手」の順で挙がり、「ストレスを感じる」と回答した人はわずか4%でした。在宅時間が長くなり、家の中でいかに楽しく過ごすか、ストレスフリーのより良い場所にするか、前向きに考える人が多いことが明らかになりました。
まとめ
緊急事態宣言の延長を受け、当面は家で過ごさなければならない人が多いでしょう。それにともない、家事負担が増えたことを憂鬱に感じてしまうかもしれません。家族と過ごす時間を少しでも楽しく前向きに暮らすために、家族でどのように家事を分担すべきか、話し合いの場を持ってみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
「イエナカ時間・家事の状況」についての実態調査
調査対象:タスカジユーザー 20~80代の男女393名(20代10名、30代137名、40代170名、50代59名、60代16名、80代1名)
調査方法:インターネット調査
実施期間:2020年4月28日~2020年4月29日
実施機関:株式会社タスカジ
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:株式会社タスカジ