【いくつ読める? 】福岡県の代表的な3つの難読地名

福岡県は、九州最大の都市部を擁し、美しい海と山々に恵まれた自然豊かな地域です。古くから「アジアの玄関口」として九州の政治・経済・文化・芸能の中心として発展。県庁所在地である福岡市は、かつて城下町として栄えました。

日本有数の空の便を誇る福岡空港から博多駅まで地下鉄で5分、繁華街の天神まで11分と交通アクセスに優れ、ビジネスやショッピングのための都市機能も充実しており、住みやすさに定評があります。

また、「海の中道海浜公園」や学問の神様として有名な菅原道真公が祀られている「太宰府天満宮」などの神社仏閣、サンセットロードで人気の「糸島」、「柳川」の川下り、「中洲屋台街」などの魅力溢れる観光スポットや美味しい絶品グルメがいっぱいです。

「いくつ読める? 難読地名」今回はそんな福岡県から3つの難読地名をご紹介。ぜひお楽しみください。

福岡市早良区

福岡市早良区は、福岡市の区の中で最も広い地域で、北は博多湾に面し、西に室見川、南に脊振山地を有する海と山に恵まれたエリアです。

街中にある人気お出かけスポットの一つ「シーサイドももち」

↓その答えは?

読み「さわらく」

交通アクセスが良く、西の副都心として商業施設や公共施設、テレビ局などのオフィスビルが集中し、西南学院大学はじめ学校が多いことから文教地区としても知られています。

また、海浜タワーとしては日本一高い「福岡タワー」や活気のある「西新中央商店街」、人気デートスポットの「シーサイドももち」、福岡市博物館、国宝の梵鐘がある「西光寺」、「野河内渓谷」など観光名所も多く転勤族にも住みたい街として人気です。

1994年公開の映画『ゴジラVSスペースゴジラ』では「シーサイドももち」周辺一帯で大規模なロケが行われるなど注目を集めました。

1982年5月10日に旧西区を分区する形で早良区は発足しました。その名は、区域がもと早良郡の一部であったことに由来しています。

宗像市

福岡県宗像市は、福岡市と北九州市の両政令指定都市の中間に位置します。響灘と玄界灘の雄大な海に臨む都市であり、大島・地島・沖ノ島・勝島も市域に含まれ、宗像四塚などの山々に囲まれた農業や漁業が盛んな地域です。

高級食材として知られる「鐘崎天然とらふく」

↓その答えは?

読み「むなかたし」

中でも玄界灘の荒波にもまれた最高品質の「鐘崎天然とらふく」が有名で、全国でも有数のフグ水揚げ量を誇る「ふくのまち」としても知られています。

また、福岡市と北九州市への交通アクセスも良いことからベッドタウンとして発展。教育や文化、子育て支援に力を入れています。

観光スポットも多く人気の「宗像大社」は、日本各地に7,000余ある宗像神社・厳島神社・宗像三女神を祀る神社の総本社。海上・交通安全・あらゆる道の神様として信仰され「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の1つとして世界文化遺産に登録されています。

宗像三女神が降臨・鎮座した際、その形代(かたしろ)が奉斎されました。宗像の名は、これを「身の形」・「身の像」と称したことに由来するといわれています。

八女市

八女市は、福岡県の南部に位置し九州最大の河川・筑後川や矢部川の二つの河川を有する緑豊かな地域です。

上質な茶葉の生産地として知られる

八女市

↓その答えは?

読み「やめし」

八女茶をはじめとする米や麦、電照菊、果物(ミカン・巨峰・梨・桃)などの農芸産地で、雄岳・雌岳や星塚山、飛形山といった山に囲まれることから登山スポットも豊富です。

八女市北部には、縄文時代から弥生時代にかけて多くの遺跡が発見され岩戸山古墳をはじめ歴史に名高い八女古墳群を有しています。

また伝統工芸品の八女提灯、八女福島仏壇、手すき和紙、ひな人形づくりの里として知られ、毎年菜の花の時期には八女福島地区一帯の白壁通りの町屋や商店街でおひな様パレードや雛人形展示などが行われる「雛の里・八女ぼんぼりまつり」が開催されます。

日向神ダム湖の千本桜や国の天然記念物にも指定された樹齢600年以上の黒木の大藤、男ノ子焼の里のレンゲ、グリーンピア八女のあじさい街道など四季折々の花々が楽しめる観光名所も多く人気です。

『日本書紀』に記される「この地方に女神あり。その名を八女津媛といい、常に山中にある」という一節が、八女の地名の由来と言われています。

福岡出身の筆者でも初めて知る驚きの魅力がいっぱいです。ぜひ一度機会があれば訪れてみてくださいね。

では次回の難読地名コラムもどうぞお楽しみに!

(最終更新日:2020.07.15)
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