「読める!? 難読地名」シリーズ、今回は江戸時代に「天下の台所」として知られた大阪府です。
大阪は、豊かな水運に支えられ経済・文化・交通の要所である商業都市として発展してきました。安土桃山時代に豊臣秀吉が築城した大坂城や「太陽の塔」で有名な万博記念公園、道頓堀、通天閣などの観光名所も多くお笑いや伝統芸能などのエンターテインメントが盛んです。そんな大阪から「難読地名」を3つピックアップし、特徴や人気スポット、歴史について紹介します。
枚方市
枚方市は、大阪市と京都市のほぼ真ん中に位置する、西に淀川が流れ東には生駒山系の山々が連なる自然豊かな地域です。
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↓その答えは?
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読み「ひらかたし」
江戸時代には京街道の宿場町として栄え、近年は交通アクセスに恵まれたベッドタウンとして発展。
市内には関西外語大学などの複数の大学が所在し「学園都市」としての顔を持っています。
また、100年以上愛される大阪府最大級の遊園地「ひらかたパーク」や四季折々の景観が楽しめる「山田池公園」、宿場町として栄えた枚方の歴史に触れられる「枚方宿鍵屋資料館」、枚方八景に選ばれた「万年寺山」などの観光スポットが人気です。
地名の由来は不明ですが、奈良時代に成立した『日本書紀』に「ひらかたゆ笛吹き上る近江のや毛野の稚子い笛吹き上る」という歌が詠まれています。
箕面市
大阪の北摂豊能地域に位置する箕面市は、大阪府の「住みよさランキング」で高く評価されている利便性に優れた自然豊かな地域です。
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↓その答えは?
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読み「みのおし」
大阪の中心部から電車で約30分。交通アクセスが便利でおしゃれなカフェや大型商業施設もあり、「みどりと子どもを育むまち」をスローガンに子育支援制度や福祉制度が充実していることなどから「緑豊かな住宅都市」として人気です。
また箕面市は、風情ある温泉街(箕面温泉)としても知られ、四季折々の美しい景観が楽しめる「明治の森箕面国定公園(箕面大滝)」や宝くじの発祥の地とされる「瀧安寺(りゅうあんじ)」、勝運祈願の「勝尾寺(かつおうじ)」などには多くの観光客が訪れます。
野生のニホンザルも見ることができ「箕面の猿」として有名ですね。
地名の由来は「日本の滝100選」にも数えられる「箕面の滝」より命名されたといわれています。
四條畷市
四條畷市は、大阪府の北東部に位置する自然豊かな地域です。市の約3分の2が北生駒山地で占められ、市の中心部は生駒山地の西麓に広がっています。
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↓その答えは?
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読み「しじょうなわてし」
都心部への交通アクセスも良好で駅前には、四條畷商店街やショッピングモール、病院や銀行などが揃っていて活気があり、治安もよく落ち着いた環境です。
また、四條畷八景と呼ばれる名所・旧跡が有名で行基の龍伝説がある「権現の滝」や大阪府の天然記念物に指定されている樹齢500年以上の「小楠公の楠」、緑豊かな「室池」、行基開山と伝えられる「龍尾寺(りゅうびじ)」などがあります。
四條畷市の地名は、南北朝時代、楠木正行が高師直に敗れて死んだ「四條畷の戦い」および楠木正行を祭神とした「四條畷神社」に由来しているといわれています。
行ったことがないエリアには意外と読めない地名もあるのではないでしょうか。地名の由来も合わせて知ると面白いですね。
次回の難読地名コラムもどうぞお楽しみに!
(最終更新日:2020.07.21)