中古住宅の購入に約7割が失敗を経験⁉ 先輩100人に聞いた失敗談とは?

住宅を購入する場合、新築物件だけでなく中古住宅から探すのも一案です。中古住宅はすでに建っているため、入居までの期間が短くて済む場合もあるでしょう。また、築年数や使用状況によってはきれいな状態に保っているため、お得な買い物になることも期待されます。一方、中古住宅ならではのデメリットも考えておくことが大切ですよね。そこで、中古住宅を購入して失敗しないために、購入経験者のみなさんから貴重な意見をうかがいました。

【質問】

中古住宅を購入した経験者にお聞きします。中古住宅の購入で失敗したなと思ったことの経験はありますか?

【回答数】

ある:67
ない:33

失敗したとの声は約7割!リフォーム費用の負担が大きい

アンケートの結果「ある」と答えた人のほうが多く、回答者の約7割を占めることがわかりました。どのようなポイントで失敗を感じたのか、見ていきましょう。

失敗した経験ありと回答した人の声

【リフォーム、修繕費用】
・以前中古住宅を購入した際に、壁の内部が腐食していたことから多大の補修費用が必要となったことがある。(30代/男性/正社員)
・意外に水回りなどのリフォームが必要で、金銭的な負担が増えました。(40代/女性/パート・アルバイト)
・購入価格は安かったのですが、改修にかかった費用が高く、新築が買えたのではという金額になりました。(40代/女性/正社員)
・購入段階では気付かなかった部分が生活に支障をきたし、補修が必要になったことです。余計なお金があとからかかることもあることを知りました。(30代/女性/専業主婦(主夫))
・価格を重視して物件を選んでしまうと、思ったよりリフォーム資金がかかってしまうことがあるので、それらも合わせて予算を組んだ方が良いと思います。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・事前に細かいことまでよくチェックせずに購入したので、実際に住んでみると、いろいろと修繕しないといけないところが見えて、修繕費がたくさんかかりました。(30代/女性/個人事業主)
・一戸建てでもマンションでも、建築年数といっしょにどれくらいの修繕や改築をしているかを確認しておいた方良いです。特に水回りはリフォームの必要が出てくる場合があり、購入後予定以上の費用が必要になる場合があります。(50代/男性/正社員)

【構造】
・マンションに住むうえで、防音性は本当に大事だなと感じました。騒音に悩まないためにもマンションのつくり、床の構造などよく確認した方がよいです。(20代/男性/正社員)
・古い中古マンションの場合、窓のサッシや鉄扉の玄関だと隙間風があり、冬は暖房を使っても寒いです。光熱費が高くつきます。(40代/男性/正社員)
・実際に住み始めてから気づいたのですが、床が少し斜めになっていました。この点についても確認しておけばよかったです。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・住んでみたら断熱性が低かった。早い段階で中古に出されている物件は理由があるかもしれないので気を付けてよくチェックしてから購入したほうが良いと思います。(20代/女性/パート・アルバイト)
・検討に時間かけずあわてて中古住宅を購入してしまったので、欠陥住宅に気づけなかった。部屋でペンが転がっていきます。バランスボールも転がるのでわかりましたが、購入してから自身での修理になるので、本当に後悔しています。(40代/女性/個人事業主)
・築古の中古住宅はリフォーム工事を行っていても、建物そのものが古いのでどうしても不具合が生じます。リフォーム済みの中古住宅を購入した際、入居してひと月も経たないうちにすきま風や窓枠の歪みが発生しました。中古住宅を選ぶ際は居住性が低下している可能性があることを踏まえて、判断することが大切だと思います。(40代/男性/正社員)
・とにかく結露がひどく、いろんな場所にカビが発生しています。他の入居者に尋ねると、他の階の同じ号室が同じようです。可能であれば、購入前に入居者にお尋ねできればしたほうがいいかと思います。(40代/女性/個人事業主)

【水回り】
・トイレやキッチンなどの水回りはしっかりチェックする事をオススメします。見た目はきれいでも、パッキンなど弱っている事があるので、実際に水を出したり止めたりしてみるのが良いと思います。(40代/男性/正社員)
・いずれリフォームは必要となりますので、比較的費用のかかる水回りの劣化具合をきちんと確認しておいた方がよいです。(40代/男性/正社員)
・水回りの確認はしっかりしておいた方が良いと思います。中古物件ですと水道管が錆びていたりする場合があり、購入した物件も錆びていました。見えない部分なのでわかりにくく、住みはじめてから発覚しました。(50代/女性/個人事業主)
・水回りの目に見えないところで水漏れがあった。少し費用がかかっても第三者のプロに見てもらった方が良いと思った。(40代/男性/正社員)
・お風呂をリフォームしないで入居してしまったことが失敗だなと思います。トイレと洗面所はリフォームしましたが、お風呂まで気が回りませんでした。水垢が微妙に残っていて、なんとなく汚いです。やはり人が使った後なので、水回りは徹底的にリフォームした方が衛生的だと思います。(20代/女性/個人事業主)
・古民家を格安で買い取りましたが、水まわりがやはり古く、水道管からの工事が必要になったため、予想以上の出費となりました。古くて雰囲気のよい家でも、水まわりのチェックは必要です。(40代/女性/個人事業主)
・設備の劣化が早かったことです。私の場合、水ポタなどの水周りの不具合がすぐにおきましたが、購入前に丁寧に設備一つ一つを観察するのがいいと思います。(50代/男性/正社員)
・購入前に見学に行くことは可能なので下水道のチェックをすることをお勧めします。臭いが上がってくることがあるので要注意です。また、台所の下もチェックすることをお勧めします。水漏れがしていることがありましたので隅々まで確認してから購入するべきです。(20代/女性/個人事業主)

【周辺環境】
・周辺環境を知ることです。夜間工事の多いエリアも存在するため注意が必要です。(30代/男性/個人事業主)
・近所付き合いや因習が合わなかったことがあります。自治会が強くて週末ボランティア活動が激しかった。家を購入するときは地域のことも知ったうえで購入したほうが良いと思います。(50代/女性/個人事業主)
・小中学校の校区でかなり端のほうだった。公立幼稚園も遠く、送り迎えが大変だった。子どもがいるなら校区をちゃんと確かめたほうがいいと思う。(40代/女性/専業主婦(主夫))
・物件についての情報収集だけではなく、周辺の施設に関する情報が大事だと思いました。(40代/男性/正社員)
・仲介業者の言う事を鵜呑みにせず、自分でも地域の情報などをしっかり調べてから購入を検討するといいと思います。(30代/女性/パート・アルバイト)

【ライフスタイル、生活動線】
・安いからといって自分のライフスタイルに合わない物件を焦って購入しないこと。DINKSで仕事が忙しく、庭にまで手が回らないのに、桜の木がある大きな庭付き一戸建てを買い、結局は荒廃したジャングルを作ってしまいました。(40代/女性/公務員)
・内見した時にはいいなと思っていても、実際に家具を置いてみると動線がうまく行かないことが多いので、家具を置いた上での動線を考えた方がいいと思います(30代/女性/正社員)
・しっかりと下見をし、家具や家電などの配置や生活配線などをよく想像してから購入した方がいいと思います。家の裏までしっかりと見てみるといいかと思います。(20代/女性/パート・アルバイト)

【しっかり検討・確認が必要】
・すぐに購入を決めず1日空けて冷静になり、疑問や不安に感じることなど洗い直してから、もう一度検討するべきです。(20代/男性/個人事業主)
・失敗しないようにするには、しっかりと色んな物件を見て、比較検討することです。(30代/女性/個人事業主)
・増税前に急いで購入したため、十分な下調べが出来ませんでしたが、購入するまでには余裕を持って時間をかけて吟味した方が後々後悔しなくて済みます。(30代/女性/正社員)
・家を買う機会は滅多にないので、どこをチェックすればよいのか、なかなか分かりません。関連する書籍を読むのも一つですが、中古住宅を購入したことのある方にアドバイスを受けるのが一番だと思います。(30代/男性/正社員)
・現場に実際に足を運んで、納得いくまでじっくり見ることが大切だと思う。(50代/男性/正社員)
・事前に室内をしっかり見せてもらい、水圧など細かいところまで見ておかないと、入居してから失敗したなと思うことになるので忘れずにチェックを。(30代/男性/正社員)
・とにかく入念に調べて、不明な点を解消してから購入することをおすすめします。(40代/男性/個人事業主)
・購入前に必ず内見に行くことをお勧めします。理由は簡単で、写真だけだとわかりにくい部分があったり、また、見に行くことで周辺の環境についても少しわかるからです。(30代/女性/パート・アルバイト)
・前の持ち主がその家を手放した理由を聞くことが大事です。ローン返済ができなくなった、あるいは離婚等などの理由なら問題はないと思われますが、近隣トラブルなど、購入後に自分もかかわるような問題があるなら心配です。また販売している不動産会社も信頼できるところか、よく調べてから購入を決めたほうがいいです。(50代/女性/パート・アルバイト)

中古住宅を購入する場合、リフォーム済物件から探すほか、購入後に自分でリフォームする方法があるようですね。前者の場合は入居時に改修しなくてもよいイメージがありますが、物件の状態によっては不具合が出てくるかもしれません。購入費用の安さが中古住宅の魅力ですが、リフォーム代金を合算すると、損するケースがあることもわかりました。

入居後に後悔しないためには、契約前には周辺環境も視野に入れたうえで、入念に確認する必要があるようです。また、前の持ち主のこだわりが反映されているため、自分たちのライフスタイルに合った物件探しが大事だとわかる結果となりました。

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約3割の人からは失敗していないとの声も! 事前調査が鍵を握る

一方、約3割の人は「ない」と答えたことがわかりました。失敗していないと答えた人は、購入前に何をしていたのでしょうか。

失敗した経験なしと回答した人の声

【以前に住んでいた人の情報を聞く】
・住宅の年数や、以前居住していた人の雰囲気などを聞くことは大切だと思います。また、購入前にはできるだけ多く足を運び、見学することも大切です。もし可能であれば、なぜこの住宅が売却されたかの理由も聞けるとなおさらよし。(20代/男性/正社員)
・まずは、前に住んでいた方の情報等をできる限り知っておくと気持ちの面などでも幅広く考えられますし、そこから自分たちの現在環境と照らし合わせられるので確認は大事です。(30代/男性/正社員)

【細かく確認する】
・住んでからでしか分からないようなこともあるので、気づいたことや気になったことは小さなことでも聞いた方がいいと思います。(20代/男性/正社員)
・話を聞きに行ったり、内見には何度も行って細かいとこまで見る、写真を撮るようにしています。不安点要素などは遠慮なく聞きます(20代/女性/正社員)
・何度も購入を検討している家に足を運び、営業担当との連絡をこまめに取り矛盾がないか確認を取っていくこと。(20代/女性/個人事業主)
・細かいことにもしっかりと打ち合わせしてお互いの認識を共有しておくことはとても大事だと思います(40代/女性/個人事業主)
・情報をたくさん集めて、内容を比較することが大事だと思います。(40代/女性/個人事業主)

【周辺環境を確認する】
・周囲の住環境、公園、自然、病院、スーパー、学校は近くにあるかなどを下調べしておくことです。上階の方の家族構成も、子どもの出す騒音の関係で、知っておくと良いかもしれません。在宅時間が長い方に関しては、通風や日当たりなど、快適な環境かどうかも重要です。環境によっては、暖房費や冷房費が安く済みます。(40代/女性/個人事業主)
・住宅周辺の開発計画などを確認すること。デベロッパーの情報、自治体のホームページなど。(40代/女性/派遣社員)

【その他チェックしたこと、心がけたこと】
・台所、風呂場、トイレの水回りが不具合な状態でないかを重点的にチェックする事。次に雨漏りの有無。最後にシロアリの害がないことの確認。以上が購入時の最重要点だと思う。(60代/男性/無職)
・リフォームやリノベーションで見た目は綺麗になっていますが、築年数等をしっかり把握しないと後からお金がかかるケースもあるので要注意です。(30代/男性/個人事業主)
・室内を見るときに、直さないといけないところなどをしっかり見るようにしました。(20代/女性/専業主婦(主夫))
・立地、販売価格、こちらに見合った物件であるかどうか。また、地域性や近所の人物確認。(30代/女性/正社員)
・インターネットで評価の高い不動産会社さんへ行く。床が剥がれてないかチェックする。(40代/女性/派遣社員)
・中古住宅を買うときには、あらかじめ欠陥の一つくらいは覚悟しておくべきと思っていたから。(50代/女性/個人事業主)
・しっかりよく見て、少なくとも日を変えて2回は見に行くこと。視点を変える。(30代/男性/正社員)

入居してから後悔しないためには、事前にきちんと調べることが大事だと言えるようです。そのためのチェック項目を挙げる声や、こだわりたい点をアピールする意見も挙げられています。そのうえで、中古物件には完璧を求めないといった考え方も見逃せません。

ただし、近隣に空き家が多いなど、気になることは確認したうえでの判断が必要だと言えるようですね。もちろん、こちらの回答者がこの物件を選んだかどうかは定かではありません。しかし、このような視点は住宅購入経験者ならではの気づきかもしれませんね。

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物件の状態や立地条件などを総合的に判断したうえで購入を!

中古住宅は安く購入できることが多いため、物件の状態や立地条件などを総合的に判断したうえで納得できる場合は購入するメリットが大きいようです。ただし、もともと古い物件なので、近い将来リフォーム費用が発生する可能性や、使い勝手の悪さなどを考えておくことも大事かもしれません。もちろん、周辺環境を把握するのは新築住宅を探す場合にも通じる話ですよね。中古住宅を候補に入れるときは、こちらに寄せられたコメントを参考にしながら住宅探しをしてはいかがでしょうか。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・住宅購入経験者の男女100人
■調査期間:2020年2月7日~21日
■有効回答数:100サンプル

(最終更新日:2024.04.19)
※本記事の掲載内容は執筆時点の情報に基づき作成されています。公開後に制度・内容が変更される場合がありますので、それぞれのホームページなどで最新情報の確認をお願いします。
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