昭和レトロなアイテム8選! おばあちゃんの家で見かける懐かしアイテム

祖父母の家を訪れた際に目にすることのある、昔ながらのインテリアや小物たち。その懐かしい雰囲気にほっこりするという人も多いのでは? 今回は、好評だった第1弾に引き続き、「何コレ?」というものから、あると意外に便利なものまで、おばあちゃんの家で見かける懐かしのアイテムを紹介します。

食卓カバー/蝿帳

金網などを張って、食事を保管できるようにしたもののこと。木製戸棚型と、布製の折り畳みタイプがあり、ハエなどの虫の侵入を防ぎつつ、通気性も保てる優れものです。冷蔵庫の普及と大型化とともに、目にすることは少なくなりましたが、今でも100円均一ショップなどで、購入可能だそうですよ。

今でも「熱いものならラップするよりも食卓カバーがいい」という家庭があるようです/写真提供:古道具とレトロ雑貨 ちょいふる商店(静岡県浜松市浜北区内野台3-11-14)

たわしマット

建物の出入り口に置いてある、たわしの素材を使ったひし形模様がかわいらしいマット。道路の舗装が進んでいなかった昭和20~30年代に、靴の泥・露落としとして爆発的にヒットしたそうです。今でも土のグラウンドや庭のある学校などでは、根強く使われているとのこと。

写真提供:株式会社テラモト

珠暖簾

くぐるとじゃらじゃらと音が鳴るのが楽しい木製ののれん。そろばんの街として知られる兵庫県小野市で、そろばんの玉を利用して作られたのがきっかけだそうです。玉の形や大きさを組み合わせて、模様が描かれており、和洋どちらの空間に不思議とフィットするインテリアです。

玉の色やサイズ、形を組み合わせることで様々なデザインが誕生。なかには、プラスチック製のポップなものも!/写真提供:古道具とレトロ雑貨 ちょいふる商店

木彫りの熊

鮭をくわえた躍動感のある木彫りの熊。今から数十年前、お土産の定番品として、多くの家庭の玄関や居間に飾られていました。木彫りの技術を持っていたアイヌ民族が、スイスのおみやげを参考に作ったのが始まりとされており、昭和40年代に訪れた北海道ブームで、一気に日本全国へと広まったのだとか。

作り手によって趣は異なるが、鮭をくわえているのが一般的

クッションフロア

クッション性に優れた塩化ビニル系の床材のこと。主に台所や洗面所などの水回りの床に使用されており、カラフルな花柄がプリントされたものではなかったでしょうか。比較的手軽に施工できることから、DIYの材料として人気のアイテムですが、現在は木目調などのシンプルなデザインのものが主流となっています。

かつては、花柄を中心にカラフルなものが多かったクッションフロア
最近は、大理石調や木目調などシンプルなものが主流に

ステンレス浴槽

昔ながらのタイル貼りの浴室とセットになっているのが、銀色に光るステンレス製の浴槽。サビに強く耐久性が高いことから広く普及していましたが、ユニットバスの登場により、目にする機会がぐんと減りました。

お湯が冷めにくいという説もあるステンレス浴槽

黒いスイッチ

押すとパチンと音のする、黒いスイッチ。ベージュのプレートに黒いスイッチがレトロな雰囲気で、土壁と妙にマッチしていました。今ではほとんど見かけなくなりましたが、築40年以上の家庭や古い校舎などではまだ使われていることもあるようです。

今どきのスイッチのように、どの電気が点灯するかわかりにくいし、暗闇で光ることもないけれど、懐かしさは120%?

ガラスの灰皿

応接室のテーブルの上にドンと置かれたガラスの灰皿。サスペンスドラマで凶器として登場しそうな灰皿ですが、美しいカッティングが施されているものが多く、ゴージャスな雰囲気を醸し出していますよね。禁煙化の流れで室内に灰皿が置かれるシーンもぐっと減りました。

応接室のテーブルのど真ん中に“鎮座”していた大きなガラスの灰皿

まとめ

今回は、祖父母の家で誰もが一度は目にしたことのあるアイテムを8点紹介しました。昭和レトロなインテリアや家具は、よく見るとデザイン性のあるおしゃれなものが多いですよね。たんぽぽマットやクッションフロアなど、機能性とデザイン性を兼ね備えたレトロアイテムもまだまだあるかもしれません。祖父母の家を訪れた際に、チェックしてみるのも楽しいですよ。

(最終更新日:2022.01.07)
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