子どもの成長は嬉しいものです。特に小学校の入学を控えたお子さんを持つママは嬉しい気持ちの反面、勉強についても気になるところ。2020年4月には「小学校学習指導要項の改訂」がスタートしますし、これからの社会的変化をふまえて子どもどんな習い事をさせたら良いのか悩んでいる方も多い事でしょう…「ん?何が変わるの?」と思った人は多いのではないでしょうか。
新たな学習指導要領がスタートすることを知っている小学生ママは約半数!
2020年4月に実施される小学校の学習指導要領の改訂。おもな内容としては「外国語」や「道徳」が教科化されて完全実施され、プログラミング教育やアクティブ・ラーニングといった現代の教育スタイルが授業に取り入れられます。
インターネット広告・メディア運営事業を展開する株式会社インタースペースは、自社運営のママ向け情報サイト『ママスタジアム』にて、『ママリサ~いまどきママリサーチ~』の第31弾として、「教育環境の変化に対するママたちの意識」調査を行いました。「学習指導要領の改訂を知っているか」という問いに対して「よく知っている」「まあ知っている」と答えたママはおよそ半数(51.1%)となり、小学生ママに絞ると約6割(低学年58.9%、高学年60.5%)が知っていると回答。
また、その内容を「把握している」と答えたママは全体の約4割という結果になりました。子どもの年齢が小さいママほど「把握していない」の割合が高いものの、当事者である小学生ママでも約6割がこの内容を把握していないということがわかりました。
新たな学習指導要項に期待? それとも不安?
新たな学習指導要領の実施について、「とても期待している」と回答した人は1.1%とわずかで、「少し期待している」人の33.0%とあわせても、約3割という結果に。一方で、「なにも変わらないと思っている」というように変化がないと思っているママが4割弱となっています。加えて「とても不安に感じている」、「不安に感じている」など不安に感じるママが約3割となりました。
ママたちが注目する習い事は「英会話」と「プログラミング」
新学習指導要領や教育制度改革、社会の変化をふまえて、子どもに習わせている/習わせたいと思う習い事では「英会話」が40.8%、「プログラミング」の31.6%が上位にランクインしました。新学習指導要領の改訂を認知・把握していないママが過半数を超えているものの、小学校で必修となる英語やプログラミング教育へ興味を持っているママが多いことが見て取れますが、「特にない」も23.1%と3番目に高くなっており、教育環境変化への対応に対してとまどうママたちのリアルな姿が垣間見られます。
身につけさせたいのは「集中力」、大切だと思うのは「問題解決能力」
ママたちにどのような能力やスキルを身につけさせたいかを複数選択式で聞くと1位は「集中力」、2位は「運動能力」という結果になりました。一方、最も大切だと思う能力やスキルについては「問題解決力」と回答した人が最も多くなっています。
今どきの習い事「プログラミング」とは?
2020年から小学校教育で必修化される「プログラミング教育」。「プログラミング教育」の目的は、難しい数式やプログラミング言語ではなく、「コンピュータを受け身ではなく、積極的に活用する力」や「プログラミング的思考(論理的思考力)」を育成するためです。
「プログラミング的思考」
「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」のこと。(※データ引用元:文部科学省/小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)
「プログラミング」の通信講座や教室に注目
「プログラミング的思考」育成の必要性を感じた保護者が注目しているのが、各種プログラミング教室や通信講座です。「論理的思考力」や「問題解決力」を自然に身につけてもらいたいと考える保護者から注目されています。通信講座ではロボットなどを組み立てるキットとコンピュータ基板を使って小学生からロボットプログラミングが楽しめるように工夫されているものもあります。またスクール形式のものは体験型のワークショップから長期のスクールなど多彩。
月謝もお手軽に始められる月額5000円から1万数千円のものまで様々です。ビジュアル化された教育用のプログラミング教材は、ゲームなどに慣れ親しんだ子どもたちにとっては違和感なく、楽しんでモノづくりを体験できる良い機会となるのかも知れません。興味があれば、お子さんを連れて、近くの教室へ足を運んでみては?
【調査概要】
調査タイトル:ママリサ~いまどきママリサーチ~「教育環境の変化に対するママたちの意識」調査
調査対象:ママスタジアムユーザーの同居の子がいるママ446名
調査期間:2019年12月19日~12月26日
調査方法:ママスタジアムでのインターネット調査
調査地域:全国
実施機関:株式会社インタースペース
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:株式会社インタースペース