突然の臨時休校で困った…「親子リモートワーク」でママが工夫していること

2月27日、新型コロナウイルスの感染拡大防止をめぐって安倍総理が全国全ての小中高校などに対して要請した、3月2日からの臨時休校。突然の発表に、仕事を持つ親を中心に大きな混乱を招きました。そこで、ママ向けアプリ「ママリ」を提供するコネヒト株式会社が、子どもが1人以上いるママを対象に行った「新型コロナウイルス感染拡大防止や臨時休校に伴うリモートワークに関する調査」から、親子リモートワークの現状と課題について考えました。

リモートワークが可能な職場は約20%。親子リモートワークの課題とは?

今の職場でリモートワークが可能かどうかを尋ねた質問では、「可能」が19.2%となりました。

出典:ママリ調べ 「新型コロナウイルス感染拡大防止や臨時休校に伴うリモートワークに関する調査」

接客業や医療関係者など、在宅勤務が不可能な職種も多くあることから、リモートワークが可能な職場は全体の約2割にとどまりました。

次に、リモートワークが「可能」と回答したママに、子どもが近くにいる環境下でリモートワークをする際に感じる課題について尋ねたところ、以下のような結果になりました。

出典:ママリ調べ 「新型コロナウイルス感染拡大防止や臨時休校に伴うリモートワークに関する調査」

「課題はない」と答えた人はわずか3.4%で、「子どもが一人で長時間遊び続けることができない」75.6%、「子どもが気になり集中できない」73.7%など、多くのママが課題を抱えていることが分かりました。

親子リモートワークの成功のカギは、子どもが長時間集中できるサービス

親子リモートワーク経験者に、実際にした工夫について尋ねたところ、大きく分けて「勤務時間の柔軟性」「子どもの過ごし方」「周囲のサポート」の3点についての工夫の声が寄せられました。

勤務時間の柔軟性
・時間休や半休を組み合わせたりしました。
・早朝、昼寝中、夫の帰宅後など子どもが寝ているか誰かに子守を任せられる時間で仕事を片付けました。(けれど圧倒的に時間が足りません)
・勤務時間を分散しました。(早朝に数時間、残りを会議など社員との連携が必要な時間帯に)

子どもの過ごし方
・時間割と課題をあたえて暇をもてあまさないようにします。休憩時間も決めて、そこはゆっくりコミュニケーションをとります。
・基本はDVDやAmazon prime videoなどで動画鑑賞させています。
・ママは今お仕事をしてるんだよとパソコンを指しながら伝え、決して子どもを無視してるわけではないよと伝えるようにしています。

周囲のサポート
・夫もリモートワークで二人で一人の子どもを見ることが大前提で、会議が入っている時間は交代で子どもを見ています。
・祖母にきてもらい午前中は外出してもらいました。近くにいるとどうしてもママ、ママになるので仕事になりません。

出典:ママリ調べ 「新型コロナウイルス感染拡大防止や臨時休校に伴うリモートワークに関する調査」※回答については一部抜粋加工を行っています。

次に、親子リモートワーク時にあると助かるサポートやサービスについて尋ねたところ、以下のような声が寄せられました。

・当日でもすぐに頼める、低料金のシッターさんや家事代行
・学習コンテンツ(教材、動画)
・子どもへの家庭教師ならぬ家事教師、オンラインスポーツ教室(例えばサッカー講師)
・室内レンタル遊具

出典:ママリ調べ 「新型コロナウイルス感染拡大防止や臨時休校に伴うリモートワークに関する調査」

特に子どもが低年齢である場合、どうしても世話に手をとられて仕事がはかどらないもの。そんな時に、子どもの相手をしてくれるシッターさんがいれば心強いですよね。また、子どもが一人で取り組むことのできる学習コンテンツや、室内レンタル遊具など、体を動かしたり勉強をしたりするなどして、自宅にいる時間を有効活用してほしいと考えるママが多いようです。これらのサービスや商品を利用しない、お金をあまりかけられないといった場合でも、親がリモートワークをするそばで子どもが勉強などに取り組むリビング学習に挑戦するなど、家庭で工夫できることがありそうですね。

まとめ

3月5日現在、日本国内で276人の新型コロナウイルスの感染症患者が確認され、全国に感染が広がっています。働くママたちにとって、まだまだ課題の多い親子リモートワークですが、子どもは親がそばにいると安心するもの。子どもが楽しんで取り組める学習教材やアプリを活用しながら、親子リモートワークがうまくいくといいですね。

【調査概要】
調査日 :2020年2月28日(金) ~ 2020年3月2日(月)
調査方法 :アプリ「ママリ」およびTwitterおよびInstagramのママリ公式アカウントのユーザーに対してインターネット調査を実施
調査人数 :1,777名
調査対象 :子どもが1人以上いるママ
※集計は、小数第2位を四捨五入しており、数値の合計が100%にならない場合があります。

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:コネヒト株式会社

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