【経験者は語る】マンションの「まず見ておくべき」設備はココ!

マンションに住み始めると、「こんな設備があればよかったのに…」と不満に思うことが出てきます。住んでみてようやく気づくことは多いですよね。とはいえ、事前にしっかりとチェックしておけば、マンション設備の良し悪しは判断できます。そこで、マンション購入の際に数多くの物件を見てきた経験から、マンションの設備を見るときにチェックしておきたいポイントをまとめました。

1.セキュリティ

マンションのオートロックは安全とは限らない!

安心して暮らすためにセキュリティを重視している人も多いのではないでしょうか? 単なるオートロックだと不審者に一緒に入ってこられる可能性があり、セキュリティが万全とはいえません。オートロックといっても暗証番号式、カードキー式、集合キー式など種類はさまざま。そのため、マンションのオートロックの構造を確認しておく必要があります。
オートロックだけでなく、安心・安全のために以下の3つもチェックしておきましょう。

● 合鍵を作りにくい鍵かどうか
● 侵入されにくい構造の窓かどうか
● インターホンのセキュリティ機能

このようにエントランスのオートロック以外にも、玄関や室内におけるセキュリティもとても重要です。

2.照明の数と位置の確認

照明の位置と家具のバランスは要チェック!

手持ちの照明を使いたい場合、照明の位置を確認しておくことをおすすめします。たとえば、ダイニングでスライド照明を使いたいならば、その位置に換気口や点検口などの障害物がないか確認する必要があります。ぶつかってしまう場合は買い直さなければなりません。
また、設置予定の家具とのバランスも大切です。最近、マンションでよく使われているダウンライト。高さギリギリの棚を置いてしまうと、ダウンライトの照明が塞がれてしまうため、部屋が暗くなってしまいます。
照明が多すぎる部屋は電気代もかかるうえに、電球の買い換えも頻繁になります。
照明の数や位置をよくチェックし、コストや明るさを考えてくださいね。

3.コンセントの位置やネット環境

コンセントの位置と数は足りる?

コンセントの位置と数もチェックが必要です。いざ引っ越してみて、コンセントが家具で隠れてしまったり、数が少なくて電源タップを購入したり…コンセントは意外と見落としがちなポイントです。

また、電話やインターネットの配線も要チェック! 特にインターネットは、日々の生活に欠かせないものとなってきました。インターネット回線のタイプや契約方法などもきちんと把握し、配線設備もチェックしておきましょう。
近年では、電話・テレビ・インターネットが利用可能な「マルチメディアコンセント」が導入されているマンションが増えています。

4.キッチンの設備

キッチンはチェック箇所が多いので見逃さないで!

キッチンは毎日使う場所。それだけにキッチンの使い勝手の良さはとても重要です。よって、チェックするポイントはかなり多くなります。
こだわりは人それぞれですが、以下のような点をチェックしてみてください。

● 食洗機が備え付けかどうか、備え付けでなければオプションで設置できるかどうか
● ディスポーザーの有無
● コンロはガスかIHか
● 料理するときに使いやすい構造になっているか
● 浄水器はついているか
● 冷蔵庫の設置箇所のサイズ
● 十分な収納スペースがあるか

実際に料理をしているときのことを考えながら、設備や動線をチェックしていくとよいでしょう。

5.収納力

収納力で暮らしやすさが決まる!

整理収納アドバイザーからの観点でいえば、マンションのチェック時に収納力を見るのはとても重要です。暮らしやすさは収納で決まると言っても過言ではありません。単に収納が多ければよいというわけではなく、大切なのは「適切な場所」に「適切な収納」が設置されているかどうか

たとえば、トイレに収納がないから洗面所の収納にトイレットペーパーを入れていたり、 キッチン収納が少なくてビールやお米を玄関の収納に保管していたりすると、いちいち取りに行くのが面倒になってしまいます。そうなると、使う場所の床にそのまま置いてしまいかねません。

自分の持ち物を思い出し、どこに何を収納したいか、出し入れしやすいかを考えながら収納場所をチェックしてください。

どんな生活になるのかをイメージすること

マンション設備をチェックするときは、実際に住んでみたら、どのように家具をレイアウトして、どのような動きをするかをイメージするのが大切です。

きちんとチェックしておけば、引っ越す前に改善できることもあります。もし気になる点が見つかれば、物件を諦める判断もできます。

個々でこだわりのポイントは違うかもしれません。けれども、ご紹介した設備は多くの人にとって共通した重要ポイントではないでしょうか。事前に設備をチェックして、自分のライフスタイルにぴったりな物件を選んでくださいね。

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