日本人の国民病とも言われている『花粉症』。アレルギーを持っている人たちにとっては辛い季節がやってきました。薬を飲んだりマスクをしたりしていても症状が治らないときは本当に大変ですよね。そんな花粉症ですが、工夫をすれば室内への花粉の侵入を防ぐことができます。やるとやらないでは大違いなアイデア、ぜひ試してみてください。
花粉対策するなら今!
スギ花粉のピークは例年2月から4月の間。今がちょうどその真っただ中です。家の中に花粉が入り込むと、「就寝時も鼻水が止まらない!」なんてことに…。室内でも花粉からの逃げ場がないなんて、本当に辛いですよね。
そこで今回は、家の中でできる花粉に負けないアイデアを紹介します。室内は、こまめに掃除をして花粉を取り除くのがカギですよ。また、花粉シーズンの洗濯方法についても併せて見ていきましょう。
とにかく掃除して花粉を室内から除去しよう
まずは掃除方法から。いつもの掃除をちょっと変えてみましょう。
・掃除機を使わないで『拭く』
掃除機を使うと、排気で花粉が舞い上がってしまったり、せっかく吸収した花粉が掃除機の中で砕けて再び排気口から出てきてしまうことも…。そのため床の掃除は、フロアモップや雑巾などで「拭く」のが賢いやり方。タイミングは朝、家族が起きてくる前にしましょう。人の動きがなくなる夜の間に花粉が床に降りてきているので、効率よく掃除できます。
・玄関を掃除して、花粉をブロック!
家の中で花粉が多いのは、ドアの開け閉めが頻繁で、人の出入りがある『玄関』です。花粉が室内に入り込まないよう、帰宅したら上着を玄関の外で払いましょう。そして玄関で粘着テープや粘着式クリーナーを使い、衣服に付着した花粉を取り除いてみてください。
・花粉の侵入を防いでくれるアイテムを使う
花粉から我が家を守ってくれるアイテムもありますよ。うまく活用して花粉をブロックしましょう!
窓に花粉をブロックするタイプの網戸やカーテンを使用
換気のため窓を開けていると、ダイレクトに花粉が室内に入り込んでしまいますよね。そんなときは、フィルターのように花粉をブロックできるタイプの網戸を使うのがオススメ。また窓の開閉をする際はカーテンにも花粉が付着しがちなため、こまめに粘着テープでキレイにしたり、洗うようにするとより効果的です。
最近では花粉対策用のカーテンも販売されています。花粉やホコリを吸着し、部屋の中で飛散するのを防いでくれますよ。
換気口フィルターをつけてみる
部屋についている換気口。実はこの換気口からも花粉は侵入してきます。花粉だけでなくホコリも防いでくれる換気口フィルターを選べば、家の中が汚れず一石二鳥です。
花粉シーズンは外干し厳禁! 効率よく部屋干しするには?
洗濯物を外に干していると、花粉がつき放題! 大量飛散日はとくに外干し厳禁です。しかし部屋干しをすると気になるのが生乾き臭。防ぐにはどうすればよいのでしょうか?
・生乾き臭の原因を知ろう
生乾きのニオイは洗濯物についた雑菌が原因です。雑菌を増やさないようにするには、すばやく乾かすことが重要。花粉シーズンの洗濯洗剤や柔軟剤は、除菌効果があり消臭力の高い、部屋干しに向いているものを選ぶようにしましょう。
また、衣類に花粉が付く原因となる静電気を発生しにくくする柔軟剤やファブリックスプレーを使うのもおすすめです。
・部屋干しに向いている部屋は?
ずばり、お風呂場! 水場なので湿度が高いと思われがちですが、お風呂場は狭いため換気扇がよく効き乾燥しやすいんです。花粉の飛散が多い日でも、雨天時でも気にせず干せるというメリットもあります。
逆にNGなのがカーテンレール。ハンガーをかけやすく洗濯物を干すには便利ですが、窓際は湿気が溜まり乾きにくい場所です。洗濯物を干すことで、カビの原因になる結露の発生も助長させてしまいます。また、洗濯物の重みでカーテンレールを壊してしまう可能性もあるため避けたほうがよいでしょう。
・早く乾かすには…洗濯物が空気に触れる部分を増やす!
洗濯物を早く乾かすコツは、なるべく空気に触れる箇所を増やすこと。洗濯物同士の間隔をあけて干したり、ズボンはピンチハンガーで筒状にして空洞を作るなど、洗濯物が重ならないようにしましょう。扇風機をつけるのも効果的です。
・エアコンハンガーを使ってみる
部屋干しアイテムとして最近話題なのが、エアコンハンガー。エアコンハンガーとは、エアコンの吹き出し口の前に洗濯物を干せるようにするアイテムです。エアコンの風が直接当たるため、洗濯物を素早く乾かせるようになります。エアコンに引っ掛けるだけで簡単に設置が可能で、取り入れやすいアイテムです。
花粉症対策を施し、ピークを乗り切ろう
2月から4月にピークを迎える花粉の飛散。外出時の対策はもちろん、家の中に花粉を持ち込まないことが大事です。花粉症に悩んでいる人は、紹介したアイデアを参考にぜひ実践してみてくださいね。