「楽しみながら生活を豊かに」をコンセプトのウェブマガジン『REISM STYLE』より、生活の中のさりげないワンシーンやアイテムを通して自己表現できる、とっておきの楽しみ方をご紹介いたします。
引っ越しが決まると、「荷造り」という大仕事が待っている。初めての作業となると、どれくらい前から始めるべきか、また荷物をどのようにまとめるべきか悩んでしまう人もいるのではないだろうか。引っ越し後にスムーズに荷ほどきできるようにするためにも、うまくやっておきたいところだ。
そこで今回は、荷造りのタイミングや、効率的に荷造りを行うコツについて紹介する。
荷造りはいつごろ行うのがベスト?
荷造りを始めるタイミングとしては、余裕を持って行うためにも、引っ越しの3週間前くらいが理想的とされている。遅くとも、2週間前には着手したいところだ。余裕のないスケジュールを組んでしまうと、急用や仕事の疲れなどが原因で、予定どおりに作業が進まない可能性も。荷物が少ないとしても、余裕を持ってスタートするのが好ましい。
・引っ越しの2週間前
引っ越しの2週間前になったら、まずは引っ越しまでのあいだになくても差し支えのない物から詰めていこう。ここで日常的に使う物をしまってしまうと、後になって取り出す手間が発生するので注意したい。
・引っ越しの1週間前
引っ越し1週間前になったら、1週間程度は手元になくても問題なさそうな物をしまっていこう。これには、書籍類や娯楽品、あまり使わない食器などがあてはまる。衣類も、季節が異なる服、引っ越し当日までに着る予定のない服を詰めていけばOKだ。
こうして引っ越し当日まで徐々に、すぐに必要のない荷物を片付けていこう。
荷造りの前にやるべき3つのこと
実際に物を詰める前にしっかりと準備ができていれば、スムーズに荷造りを進めることができる。ここではまず、荷造りに着手する前にやっておくべき準備事項について見ていきたい。
1 新居に持っていく物・不要な物を選別する
運ぶ荷物の量によって引っ越し料金は変わってくる。すでに使っていない物や新居で不要な物は、引っ越し前に処分してしまうことが引越し料金を抑えるためのポイントだ。
新居に持っていく物の量がはっきりすれば、必要となる段ボールの数もおおよその見当がつけられるだろう。
2 段ボールを手配する
引っ越しに必要となる段ボールは、ほとんどの引っ越し業者から無料でもらうことができる。また、必要に応じてガムテープをサービスしてくれるところも多いため、業者に確認してみよう。
必要な段ボールのサイズや枚数を聞かれたら、荷造りの終盤にしまい忘れた物が意外と出てくる可能性があるため、想定の枚数よりも多めに頼むことがポイントだ。
それでも荷造りの段階で段ボールが足りなくなった場合は、近所のスーパーやドラッグストアなどでいらなくなった段ボールをもらえることもあるので、尋ねてみるのも◎。その際は、破損を防ぐためにも厚くて丈夫な段ボールを選ぼう。
3 荷造りに必要なアイテムを用意する
段ボール以外に荷造りに必要なアイテムとしては、次のような物が挙げられる。
<テープ>
ガムテープ、養生テープ
<袋類>
圧縮袋、布団袋、ゴミ袋、小さめのナイロン袋
<その他>
はさみ、カッター
油性ペン
新聞紙
効率的に荷造りをするための5つのテクニック
ここからは、実際に荷造りをするにあたって、効率的に進めるための5つのコツをチェックしていこう。
1 まとめて段ボールを置くスペースを部屋に確保する
荷造りが始まったら、部屋のあちこちに段ボールを置かず、1ヵ所にまとめておくことがポイント。いろいろな場所に段ボールを置いて作業すると、生活しにくくなってしまうためだ。
段ボールをまとめる際は、高く積み上げると崩れてケガをしたり、中身を破損させてしまったりするリスクがあるため、極力横に並べて置いておこう。
2 段ボールには内容と運ぶ部屋を記入する
荷物を詰め終わった段ボールには、入っている物やどの部屋で必要となる物なのかについて、油性ペンで記入しておこう。
また、割れ物や引っ越し後すぐに必要となる物であれば、そのこともわかるようにしておくと、破損防止やスムーズな荷ほどきに役立つはず。特に割れ物などについては、業者や作業を手伝ってくれる人とも共有しておくことが大切だ。
3 重さによって入れる段ボールを分ける
食器や本などの重い物は小さい段ボール、衣類や雑貨などの軽くてかさばる物は大きな段ボールに詰めるのがコツ。これは、重い物を大きな段ボールに詰め込んで重くしすぎると、底が抜けてしまったり、持ち上げられなくなったりするからだ。自分で持ち上げられないほど詰め込むことはせず、中身に応じて段ボールを使い分けていこう。
4 引っ越し当日から使う物はまとめておく
次のような、引っ越し直前まで必要で、引っ越し後もすぐに使うような物は、1つの箱や旅行用カバンなどにまとめておこう。
<荷ほどきに使う道具>
はさみ、カッター、ビニール紐、ガムテープなど
<日用品>
トイレットペーパー、タオル類、洗面用具、着替え、スマートフォンの充電器など
<掃除道具>
ゴミ袋、雑巾、ウェットティッシュなど
<その他>
照明、カーテンなど
5 一通り荷造りが終わっても、段ボールは閉じない
まだ必要だった物をうっかり詰めて段ボールを閉じてしまい、後で取り出すのに苦労した…なんてエピソードは数知れず。そんなときでも後から詰め直しができるように、詰め終わったと思っても、段ボールのふたは開けておくようにしよう。
業者ではなく自分で運んだほうがいい物とは?
現金や通帳、ハンコなどの貴重品は引っ越し業者に任せず、必ず引っ越し当日の手荷物として持っていこう。業者に任せた場合、紛失や破損、交通事故による延焼などが発生するリスクがあるからだ。
一般的に、そういったトラブル発生時には、引っ越し業者から荷物は補償されるが、規定に「現金・貴重品類は除く」となっていることがほとんど。貴重品以外にも、絶対に失くしたり壊したりしたくない物は、自分で管理して運ぶようにしたほうがいい。
また、荷ほどき用のはさみなど、引っ越してすぐに使う物も、手荷物で持っていくとすぐ荷ほどきに移ることができるため、便利だ。
余裕を持って効率的に荷造りを進めよう
スケジュールに余裕を持たせて荷造りを始めることで、じっくりと必要な物・不要な物の選別作業もできるはず。
引っ越し料金の節約や荷ほどきの負担を減らすことにもつながるため、引っ越しの日が決まったら、荷造りをスムーズに進められるよう、早めに計画を立てるのがおすすめだ。
(この記事はREISM株式会社が運営するREISM Styleの記事を一部編集、転載しています)
(最終更新日:2021.02.03)