指で「パチッ」とON・OFFを切り替える、レトロな雰囲気の「トグルスイッチ」。昔から工業製品などに使われているスイッチですが、最近では部屋のインテリアとして男性を中心に人気を集めています。アンティーク調でありながらメカニックなイメージもあることから、SNS上では「憧れる」「かっこいい」などの声も。そんなトグルスイッチ、部屋ではどのように活用したらよいのか、また、取り付け方法なども併せて紹介します!
人気上昇中の「トグルスイッチ」って?
つまみ状のレバーを動かすことで、電気を付けたり消したりできる「トグルスイッチ」。フランスやイギリスなど、ヨーロッパの住宅によく用いられています。飛行機のコックピットやエレキギターなどにも使われていることから、「無骨で男らしい」「かっこいい」というイメージも強く、あこがれを抱く人も多いのだとか。
見た目もさることながら、単純にスイッチを弾く「パチッ」という音や、自分で操作していることを実感できる、しっかりとした手ごたえに惹かれる人が続出しているそうです。
自宅での活用方法は?
トグルスイッチと相性が良いとされるのは、アンティーク調でヴィンテージ感を感じられるブルックリンスタイルの部屋や、シンプルでインダストリアルな雰囲気の部屋です。
まずは自分の部屋の雰囲気とマッチするかをチェックしてみましょう。また、これから部屋をそのような雰囲気にしていきたい人にもおすすめです。それでは、実際に自宅でどのようにトグルスイッチを活用したらよいのか、インテリアの例を見ていきましょう。
最初に目に入る部分に設置する
シンプルな壁でも、トグルスイッチがあるだけでぐっとオシャレな雰囲気をプラスしてくれます。普段生活していて目に入りやすいリビングや、自分のお気に入りスペースに一つ取り入れるだけでも、部屋の印象を一気に変えてくれるはず!
同じ形を複数並べてみる
単体でも存在感のあるトグルスイッチですが、同じ形のものを複数並べてみることでより統一感が出ます。色が違うものだと、さらに雰囲気が増しますよ。
色や素材をインテリアと合わせる
トグルスイッチにもさまざまなタイプがあります。たとえば、インダストリアルで男らしい金属製のもの。ヨーロピアンな雰囲気でかわいらしい陶器製で丸型のもの。扉のノブや照明など、部屋のインテリアと色や素材を合わせるといっそうすてきな見栄えになります。
スイッチの取り付け方法。自分でDIYは可能?
交換は「資格保有者」のみ! 基本はプロの業者にお願いを
それでは、自宅にある既存のスイッチをトグルスイッチに付け替えるにはどうしたらよいのでしょうか? 大前提として、「電気工事士」の資格を持っている人でなければ、工事はできません。自身が持っていないのであれば、プロの業者に必ず依頼する必要があります。
手順としては、既存のカバーを外してすべてのコードを抜いた後、絶縁キャップなどをはめ、コードをトグルスイッチにつなぎ、プレートにはめたら終わりです。専門的な知識を要する作業のため、プロに任せて理想のスイッチを完成させましょう!
トグルスイッチ“風”にDIYは可能!
「今すぐに雰囲気だけでも味わいたい!」。そんな人におすすめなのは、工事不要の「スイッチカバー」。電気工事がいらないので、誰でも作業することができます。既存のスイッチのタイプによってカバーが対応しているかは異なるため、作業前に必ず確認しておきましょう。
取り換え方はいたって簡単。まずは既存のスイッチカバーを取り外し、ネジをゆるめて枠を外します。そこに新しいカバーを被せ、外したネジ穴に、スイッチカバーに付属されているネジを入れて締めたら完成です。カバーの中の棒が、既存のスイッチを押すことで電気のON・OFFを切り替えてくれるので、しっかりとトグルスイッチの感覚を味わうことができます。
カバーを取り換えるだけで部屋の雰囲気を変えられるので、スイッチごと取り換える前に試してみる価値があるかもしれません。
細かな部分こそ個性の出しどころ!
部屋の印象は、意外にもスイッチひとつで変わるもの。部屋の細部にまでこだわりたい人も、今まであまり意識していなかった人も、スイッチを取り換えるだけで自分の理想の部屋に近づけるかもしれません。
毎日使うたび、レトロな雰囲気と独特の爽快感を味わえるトグルスイッチ。これからリフォームやDIYを検討している人は、ぜひスイッチにもこだわってみては?