花粉がたまる3大ポイント「境界」「隙間」「静電気」に気をつけよ!

ぽかぽかとした陽気が心地よい春。のんびりと過ごしたい季節ですが、花粉症の人にとってはくしゃみ、鼻水などの症状で落ち着かない季節でもありますよね。花粉シーズンになると、外にいるときだけではなく家にいても「鼻がむずむずする」「目がかゆい」などの症状が出る人も少なくないはず。もしかすると、それは家の中にもたくさん花粉がたまっているのが原因かもしれません。
毎年花粉症に悩まされている人はもちろん、今は花粉症でない人も、家の中で花粉を浴び続けていると発症してしまう可能性もあります。特に花粉がたまりやすい場所を把握して、あらかじめ掃除方法を知っておくことで、快適な毎日につながります。

家の中で特に花粉がたまりやすい場所は?

花粉が潜んでいる場所をチェック!

掃除を始める前に、まずは家の中で特に花粉がたまりやすい場所がどこなのかを知っておく必要があります。
以下の場所が、家の中で花粉がたまりやすいと言われています。

1.玄関
2.フローリング、畳
3.カーテン
4.カーペット、絨毯
5.ソファやベッドの下
6.電子機器のまわり

花粉がたまりやすい場所の特徴として、「外との境界」「ちょっとした隙間」「静電気が発生する」などが挙げられます。こういった場所を意識して、入念に掃除することを心がけましょう。

花粉がたまりやすい場所ごとの掃除方法

それぞれの場所に適した掃除をしましょう

次に、花粉がたまりやすい場所に適したそれぞれの掃除方法をチェックしてみましょう。掃除の方法をより効果的なものに変えるだけでも、症状をおさえることにつながりますよ。

1.玄関
まずは玄関。外と通じていることもあり、花粉が特に入り込みやすい場所です。外から帰ったら服をはらうのはもちろん、玄関自体もこまめに掃除をする必要があります。
掃除方法は、濡れた雑巾などでの拭き掃除が望ましく、できれば毎日行うのがベスト。玄関マットの下にも花粉がたまりやすいので、逃さず掃除しましょう。

2.フローリング、畳
フローリングや畳はつい最初に掃除機をかけたくなりますが、たまっている花粉を舞い上げてしまいます。そのため、まずは濡れた雑巾やウェットタイプの掃除シートなどを使って拭き掃除をし、その後に掃除機をかけると効果的。掃除機は、フローリングならば木目に、畳みの場合は畳の目に沿ってゆっくりとかけるのがポイントです。

3.カーテン
窓に接しているカーテンも、非常に花粉がたまりやすい場所のひとつです。手軽に毎日できる掃除方法としては、粘着クリーナーがおすすめ。あらかじめカーテンに花粉防止スプレーをかけておくのもよいでしょう。それでもちょっとした換気などですぐに花粉は付着してしまうので、自宅で洗えるカーテンは、こまめに洗濯するのがベストです。洗濯表示を確認し、洗濯機や手洗いなどの方法でお手入れしてみてください。

4.カーペット、絨毯
カーペットや絨毯などの繊維には、花粉が絡まりやすくなっています。奥深くまで花粉が侵入している可能性があるため、掃除機と粘着クリーナーのダブル使いが効果的です。まずは縦と横に分けて掃除機をゆっくりとかけていき、その後に粘着クリーナーで丁寧に花粉を取り除きましょう。

5.ソファやベッドの下
床を掃除してもまだ油断は禁物です。ソファやベッドの下など、家具のちょっとした隙間にもホコリとともに花粉がたまっている可能性があります。掃除をしにくい場所ではありますが、しっかりとキレイにしておきましょう。先ほど紹介した(1)(4)と同様、フローリングの場合は拭き掃除をしてから掃除機をかけ、カーペットや絨毯の場合は掃除機をゆっくり丁寧にかけた後、粘着クリーナーを使ってみてください。

6.電子機器のまわり
これも見落としがちな、テレビやパソコンなどの電子機器まわり。静電気によって花粉を引き寄せてしまうため、意外にも花粉がたまりやすい場所です。他の場所は水拭きが効果的でしたが、電子機器は電気が通るコードなどがあるためNG。ハンディモップなどを使って、ホコリとともに花粉を取り除いておきましょう。

花粉の掃除に適した時間帯は?

朝は気持ちよく掃除からスタート!

なお、これらの掃除をするときは時間帯を意識するのもポイント。花粉の多い時間帯に換気をしながら掃除をしても、外から花粉が入ってしまうため、あまり意味がなくなってしまいます。一般的に花粉の量が多いといわれる11~14時頃の時間帯を避け、朝方や帰宅後すぐなど、なるべく花粉の少ない時間帯に掃除をすると効果的です。

また、花粉シーズンの掃除はまとめて行うのではなく、毎日の生活に取り入れて習慣づけるのがベスト。最初は少し面倒くさく感じてしまうかもしれませんが、家の中の花粉を減らすことができれば、くしゃみや鼻水などの症状から少しでも開放されます。

今年は根気よく掃除を続けて、気持ちよく春を過ごしてみませんか?

~こんな記事も読まれています~