2019年10月1日に、消費税率が8%から10%へ引き上げられた影響で、10月の小売販売額は前年の同月より7.1%減少したことが経済産業省から発表されています。消費増税によって消費者の意識はどのように変化したのでしょうか。
グルーポン・ジャパン株式会社が、773人を対象に実施した「消費税増税後の消費行動に関する意識調査」によると、消費者は生活必需品以外への出費を特に節約していることが分かりました。これにより、年末年始の過ごし方にも変化が起こりそうです。
消費増税による家計への影響を感じている人は9割以上
グルーポン・ジャパン株式会社の調査では、回答者の90.4%が消費税増税による家計への影響を感じていることが分かりました。中でも多かったのは「キャッシュレス決済を意識的に選ぶことが増えた」という人で、全体の56.7%に上っています。
また消費増税後に意識的に取り組んでいることについては、「割引・クーポンを活用」が62.7%と最も多く、2位が「キャッシュレス決済ができない店を避ける」で33.0%、3位が「自炊をする」で24.8%と続きました。
生活必需品以外が主な節約対象に
消費増税後の出費については、77.9%の人が意識的に節約しているものがあると回答しています。特に目立ったのは「外食」38.4%と「贅沢品/サービス」34.8%、「衣服」32.5%の3つで、いずれも生活必需品ではありませんでした。このような生活必需品以外への出費額について「1週間の平均額がいくら減りましたか?」という質問では、1,000円より上を選択した人が回答者全体の45.4%に上り、そのうち1,000円以上2,000円未満という人は17%と最も多くなっています。
充実した生活には贅沢品への出費も必要!?
「節約することによってライフスタイルに影響を及ぼしているものは何ですか?」という質問では、「外食」と答えた人が31.0%と最も多く、続く2位は「贅沢品/サービス」19.1%で、3位の「飲食料品」9.8%を大幅に上回る結果となっています。生活必需品以外への出費は、私たちが充実した生活を送る上で欠かせない要素のようです。
年末年始の過ごし方にも影響が…
これから迎える年末年始は特に出費が増える時期です。例年であれば、おせちをはじめとした高額品の購入や外食、旅行、観光などを計画する人も多いでしょう。しかし、今年の大型連休に関しては、節約のために「ほとんど家で過ごす(14.1%)」、「旅行に行くのを控える(13.1%)」、「連休中の外食を控える(12.3%)」と回答した人が多数存在しました。
節約することも大切ですが、より充実した年末年始を過ごすためには、多少の贅沢もしたいところ。上手に楽しむためには、お得なクーポンや割引キャンペーン、キャッシュレス決済などを上手く活用してみると良いかもしれませんね。
【調査概要】
■対象・人数:グルーポン会員773名
■実施期間:2019年11月11日(月)~11月20日(水)
■調査主体:Groupon, Inc.
■調査方法:オンラインサーベイ
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:グルーポン・ジャパン株式会社