日本の風物詩ともいえる年末の大掃除。普段なかなか掃除のできない箇所を思い切って掃除するだけでなく、荷物の整理や処分を行う人も多いのではないでしょうか。物置のシェアリングサービス「モノオク」を運営するモノオク株式会社が、「モノオク」の利用者170人を対象に行った年末年始の大掃除に関する調査から、荷物の整理や処分事情が見えてきました。
大掃除を機に「衣類」を処分したい人が9割
花王が実施した年末大掃除に関する調査によると、令和初となる2019年の大掃除は、77%が実施予定と答えています。本調査でも66.5%が大掃除を実施予定と答えており、年末大掃除を実施する人が過半数を占めることが分かります。また、大掃除で荷物の整理や処分を行うか質問したところ、89.4%が「はい」と回答。大掃除で家の汚れを落とすだけでなく、不要品の処分をしてすっきりとした気持ちで新年を迎えたいと考える人が多いようです。
大掃除で整理や処分したい荷物について尋ねた質問では、「衣類」が86.1%と1位になりました。
「衣類」86.1%、「書籍・雑誌」61.4%とかさばる荷物に続き、「家具家電」32.7%と処分に費用のかかるものがランクインしました。
次に整理したい場所についての質問では、以下のような結果になりました。
「押入れ」が67.3%、「クローゼット」が60.4%、「タンス」が47.5%と衣類の収納場所が上位を占めていることから、多くの人がタンスの肥やしを抱えていることがうかがえます。
衣類を処分したいが「捨てられない」人は3割
多くの人が持っていると考えられる衣類や書籍などの不用品。不要なものを捨てられるか尋ねた質問では、「あまりできない」29.7%と「全くできない」3.0%を合わせた30%以上が不用品の処分に苦手意識を持っていることが分かりました。
不用品を捨てられない理由として、「いつか使うかもしれないという気持ちが芽生える」「もったいないと思う」などが多く挙げられました。また、荷物を処分して後悔した経験がある、片付けの際に思い出が蘇り捨てられなくなった経験があるという声も寄せられました。
では、不要だけれど捨てづらいものは、どうしているのでしょうか。同調査から、「そのまま自宅に保管する」人が88.1%いることが分かりました。
なかなか捨てられない不用品をついつい押入れやクローゼットに押し込んで、気づけば必要なものが入らない、という悪循環は避けたいですよね。そんなときに活用したいのが、“捨てずに預ける”モノオク式整理術です。
「モノオク」とは、荷物の保管場所を探している人と、余ったスペースを有効活用したい人を繋ぐ、物置のシェアサービスです。2018年4月にスタートした比較的新しいサービスで、初期費用がかからずトランクルームに比べて安く荷物を保管できるのが特徴です。
まとめ
断捨離やミニマリズムなど、持ち物を減らしてすっきりとした気持ちで過ごそうという人が増えていますが、ものを処分するというのは決断力を要するもの。家族や友人からの贈り物や記念品などの思い出の品となると、なかなかハードルが高いと感じる人が多いのではないでしょうか。そんな時は“捨てずに預ける”モノオク式整理術を活用し、自宅をすっきりと片付けてみてはどうでしょうか。一旦荷物から離れて、本当に必要な物か考える良いきっかけになるかもしれません。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2019年11月20日〜11月26日
調査対象地域:全国
対象者:モノオクユーザー170名(男性:101名・女性:69名)