寒い季節の定番メニューと言えば「お鍋」。みんなでひとつのお鍋を囲むと心もからだも温まりますね。しかし、職場での会食など気遣いが必要になるシーンもたくさんあります。株式会社リクルートライフスタイルが発行しているクーポンマガジン『HOT PEPPER』が全国の20代〜30代の男女1,044人を対象に実施した「鍋」に関するアンケートから、鍋料理を囲むときに気をつけたい注意点を見ていきましょう。
鍋シーンで嫌がられるのは?
「鍋をするときの行為として“なし”と思う行為は、1位から順に「一回取った汁を戻す」「逆さ箸」「いきなり具材を全部入れる」「鍋奉行が仕切る」「鍋の汁をたくさん取る」「直箸」「〆なし鍋」「宴会の鍋メニュー」「タレを混ぜてオリジナルを作る」「一人鍋」でした(*)。「逆さ箸」が2位にランクインしており、「直箸」より嫌われていることがわかりました。
また、“なし”と答えた人が最も少なかった「一人鍋」は、近年、お一人様用の鍋つゆなどの鍋関連商品が増えているほか、専門店も登場するなど注目度がアップ。煩わしい人間関係から解放されたい人も多いことから、いまや「一人鍋」は市民権を得つつあるようです。
(*10種類の行為がそれぞれ自分にとって「あり」か「なし」か質問し、「なし」と答えた数が多かったものを1位から順にリストアップ)
今年食べてみたい鍋トップ5/女子会で食べたい鍋トップ5
今年食べてみたい鍋トップ5は、「チーズ鍋」「レモン鍋」「カニしゃぶ」「餃子鍋」「すっぽん鍋」となり、「〆にチーズリゾットができる」「輪切りレモンをぎっしり並べたレモン鍋を一度食べてみたい」が支持の理由でした。
女子会で食べたい鍋のトップ5は、「カマンベールミルフィーユ鍋」「コラーゲン鍋」「しゃぶしゃぶ」「豆乳鍋」「トマト鍋」でした。カマンベールチーズを丸ごと入れ、周りに白菜と豚肉を重ねた「カマンベールミルフィーユ鍋」や「コラーゲン鍋」は、「女子会じゃないと食べられなさそう」「美容の話で盛り上がりそう」などの意見が挙がっています。
最も好きな鍋ランキング2019 トップ10
「みんなが最も好きな鍋ランキング2019」トップ10は、「すき焼き」「キムチ鍋」「しゃぶしゃぶ」「もつ鍋」「おでん」「鶏の水炊き」「寄せ鍋」「豆乳鍋」「ちゃんこ鍋」「カニしゃぶ」でした。「すき焼き」は8年連続で首位を獲得。理由として「ごちそうのイメージ」「生卵と絡めた牛肉は最強」という声が寄せられています。順位を上げた「おでん」は「つまみにもなる」「寒い日にはおでんとお酒」など、日本酒好きの指示を集めて5位にランクインしました。
お鍋を家でするときに気をつけたい2つのこと
結露に注意
冬のお鍋で注意したいひとつ目は、室内の換気。鍋からの蒸気や外気との温度差で窓ガラスについた結露はカビの原因となります。結露対策として最も効果的なのは「換気」です。換気扇を回す、部屋の窓を少し開けて湯気を逃す流れを作るなど、こまめに換気をして、室内の湿気を外に逃すことが大切です。
カセットコンロの取り扱いに注意
もう一つは、カセットコンロの使い方です。ガスには爆発の危険があるため以下のことをしっかりと肝に銘じておきましょう。
・コンロより大きな鍋を使用しない
・2台以上並べて使用しない
・カセットボンベは表示通り正しくセットする
・廃棄の際はガスが残っていないか確認して、地域の取り決めに従う
・ストーブの近くで使用しない
・家具、壁、カーテンから15cm以上離して使用する
まとめ
気遣いのつもりでやりがちな「逆さ箸」など、鍋料理には意外にN Gマナーがたくさんあります。「親しき中にも礼儀あり」といわれるように、一人ひとりがマナーを守ることで、気持ちよく鍋料理が楽しめ、コミュニケーションを取ることができます。一方で、市民権を得つつあるのは「一人鍋」。人付き合いの煩わしさから解放され、鍋料理を自分の思うように楽しみたい人にはぴったりです。「チーズ鍋」や「レモン鍋」などバリエーションも多く登場し、「誰と、どこで、どんな鍋を囲むか」という鍋料理の楽しみ方はますます広がっています。
【調査概要】
■調査名:「鍋に関するアンケート」
■調査方法:インターネットによるアンケート調査
■実施期間:2019年8月26日〜8月28日
■調査対象:全国の20代〜30代の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
■サンプル数:1,044人(男性/522人、女性/522人)
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:株式会社リクルートライフスタイル『HOT PEPPER』