「楽しみながら生活を豊かに」をコンセプトのウェブマガジン『REISM STYLE』より、生活の中のさりげないワンシーンやアイテムを通して自己表現できる、とっておきの楽しみ方をご紹介いたします。
家に入って最初に目にする玄関は家の「顔」であり、実はとても重要な空間。玄関の印象が家全体の印象にもつながるため、日頃から整理整頓を心掛けたいのはもちろん、好みの雰囲気に演出して快適な家づくりにつなげたいところだ。
スペースが限られる一人暮らし向け物件の玄関ならば、すっきりと整理整頓がされており、シューズボックスや壁がシンプルに飾られているだけでも、スタイリッシュに見せることができる。
ここでは、一人暮らしの玄関の収納テクニックや、ディスプレイのポイントを見ていこう。
狭い玄関のスペースを有効活用する方法
玄関は靴や傘、スリッパなどの物があふれがちだが、一人暮らし向け物件の場合はスペースがかなり限られていることもあり、より収納テクニックが求められる。
まずは、狭い玄関のスペースを活用し、広く見せるためのポイントを紹介しよう。
ラック下や隙間を有効活用する
狭いスペースに対して物が溜まりやすい玄関は、収納スペースを確保することを最優先で考えよう。
シューズラックの下や、玄関ドアとラックの隙間などの空きスペースを活用すれば、物を効率的に収納することができる。空きスペースにそのまま物を入れるのではなく、収納ボックスを設置して、すっきりと見せられるようにしよう。
フックを使って「見せる収納」にする
フックや傘掛けを使って物をディスプレイし、「見せる収納」にすることもおすすめ。
収納ボックスにただ物を詰め込むだけでは、ボックスの中が乱雑になりがちで、取り出す際にも手間がかかってしまうためだ。
フックを使って見えるように収納することで、きちんと整理ができる上、おしゃれに演出することもできるだろう。
鏡で奥行きを感じさせる
玄関の壁に鏡を設置すれば、空間が映り込むことで奥行きが出て、玄関が広くなったように演出できる。
鏡は姿見のように大きいほどその効果も高くなり、外出前には玄関で身だしなみを確認できるため一石二鳥だ。
鏡を設置する際は、鏡に映り込む壁や空間をすっきりと整理しておくことがポイント。映り込んだ壁やラックが物や装飾でいっぱいだと圧迫感が強くなってしまうため、映り込む壁側の収納や装飾は最低限にとどめよう。
玄関をおしゃれにするテクニック
一人暮らしの玄関はスペースが狭い分、簡単な装飾でもガラリと印象を変えることができる。
ここで紹介するのは、玄関をおしゃれに演出する4つのテクニック。飾りたい小物や演出したい雰囲気に合わせて実践してみよう。
壁のアレンジで雰囲気を変える
玄関の壁を飾り付けたり、壁紙を変えたりすることで、雰囲気を大きく変えられる。
玄関は特に、足元に物がたくさんあると、動ける範囲がさらに狭まり、窮屈な印象になってしまう。そのため、できるだけ壁面収納をして足元の物を少なくし、壁を飾り付けて視線を上に向ける工夫をしたい。
また、集合住宅の玄関は光が入りにくく、暗い印象になりがち。そのため、明るい色合いの壁紙にするだけでも、玄関を開放的な雰囲気に演出できるだろう。
玄関の壁だけなら面積もそこまで広くないため、手軽に壁紙を貼り替えられるはず。自分で壁紙を貼っても、退去時等には簡単にはがせる壁紙も販売されているので、そういった物を活用してほしい。
シューズラックの上を飾り付ける
シューズラックの上のスペースは、ディスプレイスペースとしても活用したい。花を飾るだけでも、玄関全体をぱっと明るい雰囲気に演出できるだろう。
シューズラックがない、もしくはラックの上に空間がないタイプの場合は、取り外し可能な棚を設置したり、傘や鍵をかけるためのフックやピンを取り付けたりする方法も◎。
フック収納でおしゃれに
デザイン性の高いフックを設置すれば、物を掛けていない状態でもおしゃれに演出できる。また、帽子やバッグ、ストールなど、外出時にさっと持ち出せるアイテムを掛けておいてもいいだろう。
照明を工夫する
玄関の暗さが気になる人は、照明の付け替えも検討してみよう。
今は手間をかけずに簡単に付け替えられるライトも多く登場している。家具店やインテリアショップで、さまざまなデザインや光の色合いのライトが販売されているため、お気に入りの物を探してみよう。
玄関の収納に便利なアイテム
最後に、一人暮らしの玄関の収納に役立つ、おすすめアイテムを紹介しよう。
コンパクトな傘立て
ただでさえスペースが限られている玄関に、傘立てを置くのは避けたいという人もいるはず。
一般的な傘立てではスペースを取ってしまうため、玄関ドアに取り付けられるマグネットタイプの傘立てが省スペースにもなって便利だ。ドアに設置できるため、ほかの収納スペースを使わずに済むのも◎。
スリッパラック
スリッパが床に無造作に置かれていると、散らかった印象になる上、足の踏み場も限られてしまう。
スリッパを1~2セット収納できるコンパクトなスリッパラックを置いて、常にスリッパをきれいに整頓できるようにしよう。
収納と装飾を兼ねたアイテム
物を収納するだけでなく、小物をディスプレイすることもできる収納と装飾の機能を兼ねたアイテムも活用したい。壁に簡単に設置できるシェルフや棚を探してみよう。
デザインによっては、設置するだけで玄関をおしゃれに演出できる物もあるだろう。
収納とインテリアを意識して
玄関はメインの居住スペースというわけではないが、家を出入りする際に必ず通る場所で、客人が最初に目にするところでもある。
玄関の収納術を実践するだけでなく、インテリアも工夫して、通る度に心が躍るような空間づくりをしてみよう。
(この記事はREISM株式会社が運営するREISM Styleの記事を一部編集、転載しています)