くつろぎタイムにマグカップや本が置けるちょっとしたミニテーブルがあると便利だなと思ったことはありませんか? 使うときだけ出して、使わないときは折りたたんで片づけられる、持ち運びにも収納にも便利なミニテーブル。100円ショップにあるものを利用して作ることができます。簡単なので、ちょっとした時間を利用してDIYにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
今回はシンク下の整理棚をベースにして、木の温もりを感じるテーブルをDIYします。材料はすべて100円ショップで購入できるので、予算も抑えられますよ。
ミニテーブルに必要な準備
材料
・シンク下整理棚Mサイズ 1個
・木材 焼き目付 長さ45センチメートル×幅9センチメートル×厚み0.9センチメートル 2枚
・木材 長さ45センチメートル×幅9センチメートル×厚み0.9センチメートル 1枚
・角材 長さ45センチメートル×幅2.5センチメートル×厚み1.5センチメートル 1枚
・結束バンド 長さ15センチメートル 4本
必要な道具
・のこぎり
・はさみ
・木工用接着剤
・ワックス:オールドウッドワックス「ラスティックパイン」
・布
・ビニール手袋
・定規
・厚紙(2センチメートル×5センチメートル程度)
今回使用するシンク下整理棚の大きさは、縦24センチメートル×横39センチメートル×高さ18センチメートルです。天板は枠付きのプラスチック製のもので、裏側にスチール製のフレームがあります。フレームの脚を裏側にある枠にはまるようにして、組み立てて使います。使わないときは枠からフレームを外すと折りたためます。
椅子や踏み台に使えるほどの強度はありませんので、あくまでもちょっとしたミニテーブルとして使ってくださいね。
整理棚には別の種類もありますので、作りやすさや使い勝手の良いものを探してみてください。
ミニテーブルの作り方
1.シンク下整理棚の枠の中に入るサイズに、角材をのこぎりで約半分にカットしたものを2本作ります
枠の中に入る大きさであれば、多少短くなってしまっても大丈夫。大体の寸法に線を引いて、のこぎりで切りましょう。切った角材が枠の中に入れば問題ありません。のこぎりが上手に使えなくて、切り口が斜めになってしまっても不安に思わず切ってみましょう。
線を引いたところにのこぎりの先をあてて、少しだけ切り込みを入れます。しっかり押さえてのこぎりを軽い力で前後に動かして切っていきましょう。細かく動かすよりも大きく前後に動かした方がまっすぐに切ることができます。
2.板の表面にワックスを塗ります
ワックスはきれいな布でしっかり伸ばすように塗りましょう。ビニール手袋をすると、手が汚れにくくなります。アンティークワックスは塗るだけで手軽に雰囲気を変えることができますので、DIY初心者にはおすすめです。
今回は板3枚のうち2枚は塗装がいらない焼き目付の板を使いましたが、好みの色でオリジナルテーブルを楽しむことができます。
ワックスにも薄い茶から濃い茶、グレーや白などの色があります。塗料にはたくさんの色の種類がありますので、お好みに合わせて色付けも楽しんでください。
3.切った角材をシンク下整理棚の枠の中に入れます
格子状になっているところと角材を結束バンドで留めるので、端から5センチメートルくらいのところに置いてください。
次に、天板になる板を角材の上に並べて位置を決めます。今回は3枚の板なので、真ん中の板の位置が決まったら、両サイドに鉛筆で印をつけます。この印のところに結束バンドをつけていきます。
角材と板をしっかり接着するので、結束バンドのあるところに板が乗らないように注意。結束バンドの幅分、木材の並び方は少しすき間ができるようになっています。
※プラスチックの四方の立ち上がり部分の高さよりも角材が高くなっているか確認してから留めましょう。角材の高さが低いと、天板が上手に貼れなくなってしまいます。
4.切った角材を結束バンドで枠に留めます
角材が動かないように結束バンドで軽く締めます。角材1本につき、2カ所とめると動かなくなりますよ。結束バンドの出っ張り部分が表面に出ないよう、裏側で締めるようにしてください。
結束バンドの間に真ん中の板がきれいに入るか確認します。位置がずれてしまった場合は、多少指で動かすことができるので微調整してから、再度しっかりと締めてください。
そして結束バンドの余った部分をはさみで切ります。
5.板と角材を木工用接着剤で貼ります
木工用接着剤は、貼りつける面に薄く伸ばしましょう。
真ん中に置く板を、結束バンドの間に上から力を入れて押し付けるようにしてください。
接着剤を多く付けすぎるとはみ出してしまいます。はみ出した部分は濡れた布で拭き取りましょう。
そして、結束バンドを挟むように両端の板に木工用接着剤を塗って同様に貼ります。
板と板の間にすき間をあけたくない場合は、板と板の側面も木工用接着剤でしっかり貼り付けるようにしましょう。
6.木工用接着剤を乾かします
上から本などの重しを載せて乾燥させると、しっかり接着させられますよ。
板が浮いてしまう場合は、マスキングテープなどで板同士が浮かないように固定します。その場合は乾いた後にマスキングテープを剥がしましょう。
好みに合わせてアレンジも
今回は3枚の板を並べて作りましたが、板の幅や枚数、色を変えたり、ステンシルしたりなど、アレンジの方法はたくさんあります。
軽くて持ち運びしやすいミニテーブル。アレンジしながらDIYしてみてくださいね。
(最終更新日:2019.10.11)