「楽しみながら生活を豊かに」をコンセプトのウェブマガジン『REISM STYLE』より、ライフスタイルをもっともっと豊かにしてくれるような、素敵な街の一部をご紹介します。
「日暮里」駅は、京浜東北線と山手線、常磐線のほか、日暮里・舎人ライナーも利用可能。京成電鉄本線と成田スカイアクセス線が乗り入れる京成日暮里駅も利用することができて、とても利便性の高い駅だ。西日暮里、千駄木、三河島などへの駅間が狭く、徒歩でラクに行けるので多方面への交通アクセスに優れている。谷根千エリアも近くにあり、お洒落なカフェや飲食店が豊富で遊び場には困らないスポットだ。駅の西側には、徳川慶喜や横山大観など大勢の著名人の墓地があることで知られている「都営谷中霊園」が広がっており、昔のままの家屋が数多く軒を連ね、下町情緒溢れる地域も残る。有名な商店街「谷中銀座商店」があり、レトロでどこか懐かしい魅力的な街並みとなっている。一方、駅の東側は新しく区画整理されたエリアが広がる。大きな繊維問屋街があり、服地、織物、服飾用小物、既製服など扱う店が集まっている。駅の東西エリアで見事にカラーが違い、それぞれの特長をひとつの街で楽しめる。家賃相場はやや高めだけど、環境の良さと住みやすさの点からつねに不動の人気を誇るエリアとなっている。
歴史と繊維の街では、あらゆるモノ、そしてたくさんの希望が手に入る。
駅前では、月に一度「にっぽりマルシェ」を開催。衣・食・カルチャーの個性豊かな店が多彩に揃い、各土地の名産も手に入るとても楽しい人気イベントとなっている。好きなモノだけでなく、人との新しい出会いも期待できる楽しい駅前エリアである。
日暮里中央通り(バス通り)を中心に両側約1キロにわたり生地織物の店が軒を連ねる様は圧巻そのもの。和装、洋装、紳士婦人服地、繊維製品からボタンなど服飾関連の小物、付属品に至るまで生地織物に関する専門店が80軒以上も集結している。おそらく日本でもナンバーワンレベルの繊維街だけに、モノ作りが大好きな人にとっては天国のような場所と言える。
古きを温めて、新しきを知る。この街での正しい所作は、味わうこと、感じること。
昭和13年に建てられた三軒屋を、古い味わいそのままにリノベーションして生まれ変わったスポット。谷中ビアホールや塩とオリーブの店、パン屋などの店舗が営業している。さらに「みんなのろじ」「みんなのざしき」などの多目的レンタルスペースなどがあり、各々が野菜を売ったりワークショップを開いたりと用途も無限大。人々が集うことに特化した場所は、建物は古いけれど新しいコミュニティを目指したなんとも魅力的な施設。「古くてもとびきり新しい」モノ・事に出会えるのが、日暮里ぐらしならではの魅力。
「ひみつ堂」は手で削られたふんわりやわらかな氷と、手作りシロップが大人気。季節を問わず営業をしているので散策中気が向いた時にいつでも寄れるのがうれしい。パン屋「ひぐらしベーカリー」と本屋「パン屋の本屋」の2店舗からなる小さな商業施設ベーカリー「ひぐらしガーデン」はカフェを併設。中庭を眺めながらお気に入りの本と一緒にのんびりと手作りパンやドリンクを楽しめる。休日の心と体を癒してくれるスポット。
美しいモノ・事に触れ、心が豊かになっていく。日暮里一人ぐらしの醍醐味。
新進気鋭の彫塑家朝倉文夫氏のアトリエ兼住居を美術館として公開している。重厚な雰囲気で、彫刻が至るところに設置されているちょっとミステリアスなスポットとして若い女性にも人気。「SCAI THE BATHHOUSE」はもともと銭湯だった空間をリノベーションしたという画期的なギャラリー。様々な展覧会や映像系のアーティストの作品の上映なども行う。天井や床など随所に銭湯の名残を感じることができ、そのなかで味わうアートは格別美しく感じる。
公園内のいたるところに六角形のものがあり、見つけながらのんびり過ごすのも楽しい。「plus Orange」では、特殊凹凸技術で印刷された紙を使ったオリジナル商品を展開。表紙や裏表紙、ノートの罫線やリングの留め方・色などをセレクトして、自分だけのオリジナルノートがその場で作る事ができるちょっと変わった体験型ショップ。日暮里は、休日に歩き回りたくなるスポットが満載。住むだけで心が豊かになる素晴らしい街だ。
(この記事はREISM株式会社が運営するREISM Styleからの転載です)
(最終更新日:2019.10.09)