初心者でも簡単! 既製品を使って「家具」をDIYするコツ

Do It Yourselfの略語で、「自分で作る」を意味するDIY。今回はインテリアにこだわりつつも、生活がちょっと便利になる家具のDIYアイデアをご紹介します。

ワイヤーネットを活用する

ワイヤーネットは扱いやすくて初心者にも最適です

工夫次第でいろいろなアレンジが可能なワイヤーネット。さまざまな色や形、大きさが販売されていますので、使う場所に合ったものを探してみてくださいね。

壁面収納

壁に2本のビスを打って、そこにワイヤーネットをかければ、基本の壁面収納のできあがり。S字フックをかければ、帽子やアクセサリーをかけられるラックになります。小物を置きたい場合は、メッシュ状になっている樹脂製の小物入れを結束バンドでワイヤーネットに固定するだけ。そうすると、簡単に容量を増やすことができます。しかし、こちらの方法は耐荷重が軽めなので、小物類の収納用として考えましょう。
壁に穴を開けたくない場合は、突っ張り棒が最適です。基本的にはワイヤーネット専用の突っ張り棒を利用して、天井と床の間に垂直に張ります。ナチュラル系のインテリアなら、2×4材を突っ張り棒のように設置できるブラケットもおすすめ。

カゴを作る

ワイヤーネットは立体的にアレンジすることもできます。ワイヤーネット5枚を箱のように、結束バンドで組み立てていくだけでカゴに早変わり。ぬいぐるみやボールなどサイズが定まらなかったり、安定しない物を入れたりするのにおすすめです。底にキャスターを取り付けると移動させることができるので便利ですよ。
また、ワイヤーネット5枚を横開きの箱のように組み立てて、上部2ヶ所に結束バンドでハンガーを取り付けると、あっという間にクローゼットにかけられるラックの完成です。帽子やカバンはもちろん、畳んだYシャツを置いておくのにも活用できますよ。

有孔ボードを活用する

有孔ボードなら、見た目もすっきりしてインテリアを損ないません

防音室などで使われる有孔ボードも壁面収納に便利なアイテムです。壁に取り付けて、専用のフックなどをかけて活用するのはワイヤーネットと変わりませんが、注目すべきはインテリア性の高さ。
木材なので、自由にカットもペイントも可能です。好きな大きさにできるのはもちろん、フォトフレームのような枠を作ったりするなどアレンジができちゃいます。ミルクペイントでカジュアルにしたり、黒板ペイントでクールにしたりと、アイデアが広がりますね。
大きく壁に取り付ける場合は2×4材を突っ張り棒のように設置できるブラケットを利用し、2×4材へ釘で留めるだけ。100円ショップで販売されているような小さいものなら、ヒートンを2ヶ所に留めて、紐を通して壁に掛けるなどしましょう。

すのこを活用する

DIY定番のすのこもうまく活用したいアイテムです

簡易テーブル

裏面の横木に、同じ長さに切った2×6材を脚として取り付けるだけで、簡易なテーブルが完成。ペイントして耐水加工しておけば、庭やベランダに出しっ放しでも天板に水が溜まる心配がありません。ポイントは脚となる木材を4本とも同じ長さに切ることです。自分で切るのが難しい場合は、ホームセンターやオンラインショップのカットサービスをうまく活用しましょう。ペイント前にやすりがけをお忘れなく。

まず、裏の横木に天板となるすのこを渡していきます。そして、下段、中段と、つなげていくと両面からアプローチできる棚になります。キャスターをつけて、カゴや木箱などをおくと、キッチンで活躍する作業台にもなりますね。こちらもペイントするとお部屋に馴染むインテリアになりますよ。

カラーボックスを活用する

工夫次第でインテリア性もアップ

ごくごく一般的な合板製のカラーボックスですが、ちょっとした工夫でインテリア性が高く、使いやすい家具になりますよ。

目隠しをつける

色々と詰め込んでしまい、雑然とした印象になりがちなカラーボックスは目隠しをつけてみましょう。突っ張り棒で目隠し用のカーテンを取りつけるのが簡単な方法です。
もう少しこだわりたい場合は、有孔ボードやMDFと呼ばれる木材を活用しましょう。カラーボックスのサイズに木材を切ってペイント。カラーボックスと扉それぞれにキャッチというマグネットパーツを取り付けます。扉にはさらに取っ手をつけ、カラーボックスに蝶番で取り付けます。市販の扉もありますが、取っ手や蝶番のサイズにまでこだわれるので、おしゃれインテリアを目指すなら、自作するのがおすすめです。

配置を変える

1段タイプのカラーボックスを階段状や凸型、凹型などに積んでみるだけで、お部屋の雰囲気がガラッと変わります。ジョイントがあるタイプのカラーボックスでは、しっかりつなげて設置してください。ない場合は、ホームセンターで販売しているT字かI字のジョイントでビス留めしましょう。積み上げたカラーボックスの上は、素敵なディスプレイエリアになること間違いありませんよ。

デスクを作る

3段のカラーボックス2台並べ、同じ幅の板を渡すだけでデスクが完成します。もちろんカラーボックスと板はジョイントで接続してくださいね。カラーボックスは、マスキングテープやウォールステッカーでも印象を変えられます。色が気に入らなくなっても捨てないで、活用してみましょう。

小さいサイズのものを作る

大型家具はハードルも高いですが、小さめのものなら扱いやすいはず

大がかりなDIYはちょっと難しそう、という場合は小さいサイズのものから作ってみましょう。小さくても、1つあると便利なアイテムをご紹介します。

アクセサリーボックス

100円ショップで販売されている木箱と同じ大きさのフォトフレームを用意します。この2つを蝶番で取り付けるだけで、即席のアクセサリーボックスに。仕切りが欲しい場合は、これまた100円ショップで販売されているバルサ材を使います。バルサ材はカッターで切ることができるとても柔らかく軽い木材。必要な長さに切ったら、接着剤でお好みの形に仕切りをつけていけます。アクセサリーを保護する場合は内側にフェルトシートを貼ると良いですね。こちらも100円ショップで購入が可能です。

踏み台

キッチンの吊り戸棚を開けるときや、本棚の上の方の本を取りたいとき、ちょっとした踏み台があると便利ですよね。踏み台は、2×4材をお好みの箱形に組み合わせてビス留めするだけ。ロ型に組んだ上に天板になる材木を打ち付けると、上から乗っても崩れない丈夫な踏み台になります。やすりをかけてからお好みの塗料でペイントを。ボンドで仮止めして乾燥させてから、ビスで留めると仕上がりが美しくなりますよ。気になる場合は床との接地面にフェルトシートを貼ると床の傷を防げます。


インテリアにこだわりたい方ほどおすすめなDIYによる家具作り。既存の製品を活用すると意外に簡単にできてしまいます。自分好みのインテリアで生活がちょっと便利になるとは一石二鳥。ぜひ試してみてくださいね。

(最終更新日:2019.10.05)
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