【ロックされる前に】クレジットカード暗証番号を忘れた時の対処法

街中での買い物時にクレジットカードでの支払いにサインではなく暗証番号を入力する場面、ネット決済に暗証番号を入力する場面、、、

「暗証番号がわからない!」「何度入力してもエラー!」

そんな経験、誰しもがあるのではないでしょうか?

クレジットカードの暗証番号入力時にトラブルが生じると、つい慌ててしまうもの。しかし、やみくもに番号を入力すると、利用サービスのロックにも繋がりかねないため、賢明な対応ではありません。では、どのように対応するのが適切なのでしょうか。
本記事では、クレジットカードの暗証番号について詳しく解説。番号認証がされないときの対応や、カード利用停止を回避するポイントについてご紹介します。

クレジットカードの暗証番号について

不正使用を予防するための「暗証番号」

クレジットカードに暗証番号が設定されている理由とは?

クレジットカードの暗証番号は、不正使用防止のために設けられた本人確認の一種。盗難に遭ったりや紛失したクレジットカードを第三者が使用しようとした場合に、暗証番号の入力を求めることで不正使用を予防できます。

暗証番号の登録方法

暗証番号は、クレジットカードを新規申し込みする際に名義人本人が決定・入力します。登録完了後、カード会社によっては番号の確認のために「暗証番号通知書」が送付されます。通知書は再送付可能ですが、番号を忘れてしまったときのためにきちんと保管しておいてくださいね。

暗証番号を確認する方法

うっかり暗証番号を忘れてしまった場合、確認方法は所有するカードの発行元によって異なります。利用ユーザーの多い2社を例に挙げて、それぞれの暗証番号確認方法をチェックしていきましょう。

三井住友カードの場合

暗証番号の照会は、インターネットもしくは電話で申請可能。申し込みから1週間前後で「暗証番号通知書」が再度郵送されます。インターネット経由で申し込む場合は会員番号・生年月日・登録電話番号など、カード情報が必要になります。

JCBカードの場合

暗証番号の確認方法は、「暗証番号通知書の再送付」もしくは、2018年8月からスタートした会員専用WEBサービスでの確認の2パターンがあります。WEB確認の場合、パソコンやスマートフォンからすぐにチェックできるのがメリットでしょう。セキュリティ保護のため、専用WEBサービスのパスワード・カード有効期限・セキュリティコードの入力が必要です。

クレジットカードの暗証番号入力がロックされたときの対処

不正使用の疑いが検知された場合、カード会社の判断で停止も

クレジットカードの暗証番号入力がロックされている場合、大きく分けて2つの原因が考えられます。ロックの原因によって対応が異なるので注意しましょう。

暗証番号を何度も間違えてロックされている場合

暗証番号の入力を複数回間違えてしまうと、不正使用防止のためにICチップでの決済が止められてしまいます。誤入力によるロックの場合、発行元にロック解除や暗証番号変更を依頼しましょう。所有するカードによってはカード自体を新しいものに作り直さなければならない場合もあるので、暗証番号の入力は慎重に行ってくださいね。ただし、ICチップにロックがかかっていても磁気端末での決済は可能。どうしてもクレジットカードを使用したい場合は、サインでの本人確認を行いましょう。

不正使用の疑いによってロックされている場合

クレジットカード会社では第三者による不正使用や犯罪を防ぐために、「カード不正使用検知」を常時行っています。不正使用の疑いが検知された場合は、クレジットカード決済はカード会社の判断で停止されます。第三者による決済が行われていた場合はカードの再発行、自分で使用していた場合はロック解除を申請しましょう。

(不正使用が疑われるケース)
・国内利用が主だったカードが、突然海外で利用された
・同じ店舗で短期間に複数回決済された

誤入力による暗証番号ロックを防ぐためのポイント

保管している暗証番号通知書の確認や通知書の再発行の検討を

ICチップのロック解除手続きは面倒なもの。以下の2つのポイントをおさえて、暗証番号ロックを回避しましょう。

残り入力回数を確認

暗証番号を何度も入力し続けると端末の画面にメッセージが表示され、入力できる残り回数が〇回であると知らせてくれます。残り回数が1回になった場合はロックを防ぐため、暗証番号の入力は一旦ストップするのが賢明です。保管している暗証番号通知書の確認や通知書の再発行など、別の手段を検討しましょう。

自分がいつも登録している番号を書き出す

一度入力をやめて、番号をゆっくり思い出すのも得策。自分がいつも使用している番号を書き出してみると、うっかり忘れていた番号も思い出せるかもしれません。

クレジットカードの暗証番号を決める際に避けるべき番号

クレジットカードの暗証番号は、安全にカードを利用するために重要なもの。第三者から容易に推測されてしまうような番号は避けて登録しましょう。「ペットの誕生日」や「好きな芸能人の誕生日」などは、忘れにくいのでおすすめですよ。

自分の誕生日
「忘れないように誕生日で登録しよう」と考えるユーザーは多いですが、特定されやすいので絶対にNG。財布ごと紛失してしまった場合は、一緒に入れていた免許証や保険証から誕生日を知られてしまいます。

(特定されやすい例)誕生日が1993年(平成5年)1月1日の場合
「0101」「1993」「9311」「0511」など

住所の番地や電話番号
特定されやすい個人情報である住所や、携帯電話の番号の一部を切り取って登録するのも推測されやすいのでNG。また、車のナンバーなども同様に注意が必要です。

(特定されやすい例)携帯の番号が090-3A5B-7C9Dの場合
「0903」「3A5B」「7C9D」など

(特定されやすい例)東京都○○区2丁目45番地1 △△マンション403号室に住んでいた場合
「2451」「0245」「0403」など

規則性のある数字や連続した数字
規則性のある簡単な数字や、特定の数字を連続して並べた数字も特定されやすいので暗証番号には不向きといえます。

(特定されやすい例)
「1111」「0000」「1234」「5678」など

【まとめ】
買い物時の支払いが簡素化されたり、収支がわかりやすくなったり……クレジットカードは、私たちの生活を便利にしてくれるもの。暗証番号は、そんなクレジットカードの安全性を守る重要な役割を担っています。番号を忘れてしまったときや入力エラーになったときは慌てずに、適切な手続きを行ってくださいね。

(最終更新日:2019.10.05)
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