夏の暑さが厳しくなれば、エアコンもフル稼働。電気料金も気になりますが、暑さを我慢するにも限界がありますし、熱中症も心配になりますよね。お財布にも配慮しながら、夏を快適に過ごすための節電や電気料金の節約方法を確認しておきましょう。
契約する会社を変えて、電気料金をお得に
2016年4月の電力自由化以降、契約する電力会社を自由に選ぶことが可能になりました。電力会社の比較検討はちょっと面倒でも、お得な契約をすることができれば、その後はマメな努力などは不要で光熱費を減らすことができます。ガス会社系や石油会社系、電話会社系、ホームセンター系など様々な会社が電力に参入しており、その特徴に応じた割引やポイント加算などの優遇のあるプランも用意されています。
お住まいの地域名とともに「電力」「契約」等のキーワードで検索して、お住まいの地域で利用可能な電力会社をピックアップしてみましょう。比較する条件を設定して、複数の会社のプランを比較検討できるサイトなどもあります。
電気料金の請求書など、現在の電気の使用状況がわかる資料を手元において、わが家にとってお得なプランを探してみましょう。
契約プランを見直して節約
同じ電力会社で契約を継続する場合でも、契約するプランを見直すことで電気料金を減らせる場合もあります。契約アンペアに対してそれほど電気を使っていないのであれば、契約アンペア数を減らせば、電気料金を減らすことができます。
少人数の家族向け、大人数の家族向け、深夜電力を多く使う家庭向け、平日日中に家にいる場合の多い家庭向けなど、家族構成や生活スタイルに合わせた料金プランを用意している会社もあります。電力会社のHPなどをチェックしてみるとよいでしょう。
古い家電の買い換えで省エネ
家電の省エネ性能は年々高まっており、新しい家電への買い換えることで省エネが期待できます。資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」には、詳しい家電買い換えによる省エネ効果がまとめられています。
たとえば、最新式の冷蔵庫は10年前に比べて約68%の省エネ、エアコンは約12%の省エネとなるそうです。家電量販店等で新しい家電を選ぶ際は、省エネ性能にも着目して選びたいですね。
家電の使い方の工夫で省エネ
さらに、家電の効果を引き出す使い方を工夫して、日々の努力で省エネ効果を上げていきましょう。資源エネルギー庁のHPには、無理のない省エネレッスンとして、さまざまな家電の使用方法の工夫が紹介されています。電力会社などのHPにも、省エネや節電の工夫が掲載されている場合も多いので、チェックしてみましょう。
無駄遣いはしたくないし、環境への影響も考えるとエアコンのスイッチを入れるのを躊躇(ちゅうちょ)することもありますが、猛暑の夏に無理は禁物。我慢しすぎて熱中症にでもなれば、命の危機にもつながります。省エネや節約も考えつつ、無理なく快適に過ごせる家電の使い方を確認しておきたいですね。同時に、水分をこまめに取る、涼しい衣服を着るなど、家電以外の猛暑対策・熱中症対策も考えておきましょう。
(最終更新日:2019.10.05)