東京23区内のさまざまな事情が数字で丸わかり。住みたい場所を決める指針にもなるはず!
※「本当に住みやすい街Walker Vol.001」より転載
どの街に住もうか迷ったらランキングをチェック!
どこかの土地に腰を据えて暮らすことを考えた場合、どんな住環境がその街にそろっているのかは、かなり気になるポイントだ。
ここでは、東京23区内で病院が多い区や治安がいい区など、安心度が高い区から、図書館や公園が多い区など暮らしを豊かにしてくれる区までをランキング形式で紹介する。
通勤に便利、スーパーが近くにあるなども住まい選びには欠かせないポイントだが、いろんな方向から探してみるのがおすすめ!
一番治安がいいのは文京区
その場所に住むことを考えると治安のよしあしを、絶対条件に挙げる人も多い。警視庁のデータから23区内の犯罪発生率数をもとに犯罪数の少ない区をピックアップ。1位になった文京区は、学校や大学などの教育施設が多くあり、場所柄、24時間警察官が巡回していることも理由の一つ。
一番病院が多いのは足立区
実際に住むことを考えると、医療施設が充実しているかはかなり重要なポイントになる。2016年の東京都福祉保健局のデータを見ると、病院数(一般病院と精神科病院を足した総数。ただし、19床以下、またはベッドのない診療所は統計に入っていない) では足立区が上位にランクインしている。近所にかかりつけの病院を持っておくと安心なので、そのあたりもチェックしてみよう。
一番大学が多いのは千代田区
大学がある場所は、暮らすにも落ち着いた環境が多いといえる。また大学の周辺には、学生のために価格が安く設定された飲食店なども多く、住めばその恩恵を受けられることも。1位の千代田区は大学も多く、社会人向けの有料公開講座なども多く実施しているので、HPなどで確認してみよう。
一番公園が多いのは練馬区
もし、公園が家の隣にあれば、庭代わりに使えてしまうというメリットがある。小さな子供がいる家族なら、すぐに遊びに連れて行けるし、ペットを飼っている人ならお散歩スポットには事欠かない環境に。
また、窓から公園の緑が見えたら豊かな気持ちで生活することもできそうだ。そんないつもと違った視点から住まいを探してみるのも楽しい。緑が多いイメージの世田谷区は、2位にランクイン。
一番認可外保育施設が多いのは世田谷区
認可外保育施設とは、法律に基づき都道府県知事の認可を受けて設置した「認可保育所」以外の子どもを預かる民間の施設。ベビーホテルや事業所内保育施設、院内保育施設、その他上記にも該当しない施設のことを指す。待機児童問題が叫ばれる中、認可外保育施設の多さで選択肢を増やせるはず。
一番図書館が多いのは世田谷区
自分の住む街にあると思ったよりうれしいもの、それは区民であれば誰でも利用できる公共施設・図書館かもしれない。ここで紹介した館数は、書架があり、区内共通図書館カードが使える図書館の数と、図書館以外にカウンター業務のみ扱う施設も含んだもの。数ではランキング外の千代田区には、日比谷公園内に千代田区立日比谷図書文化館があり、日比谷公園を一望できる閲覧スペースも。
(最終更新日:2019.10.05)