東京都内のインフル患者過去最高に! 家庭で実践したい”咳エチケット”

1月の下旬となりインフルエンザが首都圏を中心にさらに猛威をふるっています。東京都の患者報告は過去最多を記録、学校での学級閉鎖も急増しており、ご家庭内や通勤通学での感染がとどまることを知らない状況です。 飛沫感染が主な感染ルートだからこそ、咳やくしゃみの仕方には気をつけなくてはいけません。とはいえ、我慢はできない咳やくしゃみ。インフルエンザや風邪の拡大防止のため多くの人に実践してもらいたいのが”咳エチケット”です。

1月の下旬となりインフルエンザが首都圏を中心にさらに猛威をふるっています。東京都の患者報告は過去最多を記録、学校での学級閉鎖も急増しており、ご家庭内や通勤通学での感染がとどまることを知らない状況です。
飛沫感染が主な感染ルートだからこそ、咳やくしゃみの仕方には気をつけなくてはいけません。

とはいえ、我慢はできない咳やくしゃみ。インフルエンザや風邪の拡大防止のため多くの人に実践してもらいたいのが”咳エチケット”です。

東京で過去最多の患者数を記録

定点医療機関当たり患者報告数 2019年1月27日(第4週)まで(東京都感染情報センター)

東京都の感染症情報センターが1月30日(水)に発表した、21日から27日までの1週間のインフルエンザ患者報告では、1医療機関(定点医療機関)当たりの患者報告数が、前週比約22%増の64.18人となりました。

この数字は調査が始まった1999年以降で過去最多を記録するもので、昨年以上にインフルエンザが猛威をふるっていることを示しています。先週の厚労省の発表では全国の患者数が推計で200万人を超えていましたが、今週の発表ではさらに増加している可能性もあります。

10歳以下の子どもが全体の半分以上を占め、保育園や小学校の学級閉鎖、集団感染事例も比例するように伸びてきています。

意識が薄れやすい”咳エチケット”

このような感染状況の中、多数の人が集まる場所では咳やくしゃみが聞こえるシーンが、日に日に多くなっていると感じる方も多いのではないでしょうか。

もしくはご自身が風邪かインフルエンザに罹る前後で咳やくしゃみをするシーンもあると思います。そんな時周りを気にせず「ゴホゴホ」、「クシュン」しているとしたら…ウイルスをまき散らしているかもしれません。

厚生労働省は、他の人への感染を防ぐため、「咳エチケット」をキーワードとした普及啓発活動を行い、マスクの着用や人混みにおいて咳をする際の注意点について呼びかけています。

咳・クシャミのNG例~しぶきは2m飛ぶ~

やってはいけないとは思っていても、意外にやってしまっている人多いのではないでしょうか。

せきやくしゃみを手でおさえる

せきやくしゃみを手でおさえると、その手で触ったドアノブなど周囲のものにウイルスが付着します。
ドアノブなどを介して他の人に病気をうつす可能性があります。

何もせずにせきやくしゃみをする

せきやくしゃみをするとき、しぶき が”2m”ほど 飛びます。
しぶきには病原体が含まれている可能性があり、他の人に病気をうつす可能性があります 。

咳エチケット3パターン~鼻や口を覆う~

ポイントはとにかく他人が接触しない形で鼻や口を覆うことです。マスクを着用する際は鼻 からあごまでを覆い、隙間がないようにつけると防止効果が高まります。ティッシュや腕の内側で咳やくしゃみをする際は他の人から顔をそむけて1m以上離れるのがベストですが、いきなりのことなので”顔をそむける”ということだけでも心がけになりますね。また、口 と鼻を覆ったティッシュは 、すぐ にゴミ箱に捨てるのがベター。手を洗うことでも病原体が広がらないエチケットになります 。

風邪・インフルエンザときて花粉のシーズンにもなり、咳やくしゃみを人の近くでする・される場面が多い季節になっています。感染防止という観点だけでなく、周囲の人を不快にさせないというマナーの点でも今回ご紹介した”咳エチケット”をより実践していくべきではないでしょうか。

(最終更新日:2019.10.05)
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