300万円で自分だけの部屋を実現できる! 無印良品の「小屋」に注目

皆さんは自宅に自分だけが自由に使える部屋はありますか。例えば、重厚なウッドチェアに身体を預けながら、好きなレコードに針を落とし、ウイスキー片手に音楽に没入するためだけの部屋。まさに夢ですね。
しかし、戸建てといえど夫婦に子どももいる家庭となると、自分だけの部屋を実現できる人はごく少数なのではないでしょうか。そこでご提案したいのが「小屋」という選択肢です。無印良品から発売している小屋がそんな夢を叶えてくれそうです!

小屋の外観。価格は標準仕様で300万円(材料費・施工費含む)。断熱等別途オプションあり

なぜ小屋なのか?

無印良品といえば、衣服や雑貨が豊富にそろっており、最近ではおいしい食料品も話題になり、私も頻繁に使っているお店です。そんなブランドが、なぜ小屋なのでしょうか。販売元である良品計画ソーシャルグッド事業部の高橋 哲さんが答えてくれました。

「当初は、千葉県南房総市の旧長尾幼稚園・小学校の校庭部分を、小屋と菜園がセットになった区画として、そのエリアを賃借する方のみを対象に発売しました。そこで目指したのは単に小屋そのものを売るのではなく、菜園などを通じて隣接する小屋の所有者同士のコミュニティ創出につなげる取り組みに挑戦することでした。現在はどなたでも購入が可能になったため、例えば戸建ての離れとして建てることにより、家族や友人とのコミュニケーションスペースとしても活用できます」(高橋さん)

確かに、自宅と離れた場所にある「特別な空間」と考えると、それだけで気持ちも新鮮になり、会話も弾みそうです。

とことん自分色に染めてみよう!

「もちろん使い方は自由なので、実際に購入した方の中には、小さな店舗として使っているケースもありますよ」とのこと。

防音性も一般住宅と同等なのでAV機器を設置して映画や音楽が好きな人は観賞用の部屋として。DIYやプラモデルが好きな人は工作部屋といった具合に、趣味を追求する部屋として使うのもおすすめです。材木はすべて国産で、木の温もりを部屋全体から感じることができるため、より非日常的な感覚で時間を過ごせるかもしれません。

室内は約9㎡で手前から奥に向かって屋根の傾斜をつけることで3~4人でも十分にくつろげる広さを確保でき、食事やお酒を楽しんだり、ゲームなどをしたりする際も広さに余裕があります。天気が良い日の日光浴なんて使い方におすすめの縁側もあります。

室内はシングルベッドを置いても余裕の広さ

耐震耐風性も◎

そんな楽しい場を実現するために、造りにも細部にわたってこだわりが見えます。外壁は、造船業で古くから使われてきた杉材を焼いて強度を高める技術「焼杉」に加え、オイルステインで仕上げることで、防腐性や耐久性に優れています。内装は自分好みにアレンジできるよう、あえて無塗装のままに。床面は床材を貼る前の状態を残したモルタル仕上げとなっています。

「耐震性は構造計算に基づき一般住宅と同様の水準をクリアしています。耐風性に関しても基準風速38m/sまでとなっており、日本のほとんどの地域を網羅しています」(高橋さん)

外寸と内寸

まずは体験してみよう!

今回紹介した小屋を体験することも可能です。群馬県嬬恋村にある無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ場で、この小屋を4棟設置。実際に宿泊施設として利用することができます。実際に体験してみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ:無印良品

(最終更新日:2019.10.05)
~こんな記事も読まれています~