8月に入り、お盆休みも目前。休暇を利用して家族でマイホーム計画を立てる予定の方や、住宅展示場巡りを予定している方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時、合わせて気になるのが、住宅ローン金利の状況です。8月の住宅ローン金利はどのように推移したのか、【フラット35】の金利動向を見ていきましょう。
米中貿易戦争が勃発したものの、最終的には長期金利に大きな影響を与えず
7月6日、アメリカ政府は中国が知的財産を侵害している輸入品に対し、25%の追加関税を課す制裁措置を発動。中国政府はすぐに、アメリカの輸入品に対して同規模の報復関税を発動して応酬しました。アメリカも負けじと、追加関税を適用する方針を明らかに。こうしたトピックに合わせて、長期金利の指標となる「国債金利(新発10年国債利回り)」は一旦下落しましたが持ち直し、ほぼ横ばいで推移。合わせて、【フラット35】の金利に直結する住宅金融支援機構債の表面利率も、先月と同様の0.39%を維持しました。
2018年8月の【フラット35】は全タイプともに、先月の金利をキープ
今月の、全期間固定金利型住宅ローン【フラット35】の融資率9割以下、返済期間21~35年の金利は先月と変わらず、機構団信を含めて1.34%に。融資比率9割以下・返済期間15~20年の金利は1.29%で、いずれも金利の動きはありませんでした。
【2018年8月実行金利【フラット35】】
商品名 | 借入期間 | 実行金利(機構団信込み) | 前月(2018年7月)比較 |
【フラット35】(全期間固定)融資比率9割以下 | 15年~20年 | 1.29% | 金利差なし |
21年~35年 | 1.34% | 金利差なし |
また、物件価額の2割以上の頭金があれば、従来の【フラット35】よりも低い金利が適用される「ARUHIスーパーフラット8(従来のARUHIスーパーフラット)」は1.24%。
物件価格の1割以上の頭金があり、年収に対する年間返済額「返済負担率」が20%以内であれば利用できる「ARUHIスーパーフラット9」は1.29%と、【フラット35】同様に先月の金利を維持しています。
【2018年7月実行金利 ARUHIスーパーフラット8・9】
商品名 | 借入期間 | 実行金利(団信加入) | 前月(2018年7月)比較 |
スーパーフラット8 | 15年~35年 | 1.24% | 金利差なし |
スーパーフラット9 | 15年~35年 | 1.29% | 金利差なし |
今月の【フラット35】の金利は、全タイプとも据え置きという結果となりました。お盆休みを挟むため、今月は各金融機関で住宅ローン審査が長引く可能性もあります。今月の金利で借り入れ・借り換えをしたい方は、早めの事前審査申し込みを心掛けましょう。
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(最終更新日:2019.10.05)