消費税の増税まであと1年。増税前に注文住宅を建てたい方は、2019年3月までに工事請負契約を結ぶ必要があり、猶予は半年を切りました。住宅ローン金利の動向を気にされている方も多いのではないでしょうか? 2018年9月の【フラット35】金利は、概ね0.05%上昇。日銀が、長期金利の変動幅を従来の0.1%から0.2%まで拡大する方針を発表した影響で、久々に金利が大きく動きました。10月の住宅ローン金利はここから、どのように動いたのでしょうか。10月の【フラット35】の金利動向を見ていきましょう。
イールドカーブ・コントロール政策の継続により、住宅ローン金利は当面現状維持!?
日銀は、9月18~19日に金融政策決定会合を開き、イールドカーブ・コントロール政策の現状維持を決めました。つまり、短期金利は-0.1%のマイナス金利を適用し、長期金利の指標となる「国債金利(新発10年国債利回り)」は0%程度で推移するよう、長期国債の買い入れを行い、金利を操作するということです。また、前回の金融政策決定会合で導入した、「きわめて低い長短金利の水準を維持する」というフォワードガイダンス(将来の金融政策に対する指針を公表すること)も変更はありませんでした。
2018年10月の【フラット35】金利は、すべてのタイプで0.02%と小幅な上昇
今月の、全期間固定金利型住宅ローン【フラット35】の融資率9割以下、返済期間21~35年の金利は先月から0.02%引き上げとなり、機構団信を含めて1.41%に。
融資比率9割以下・返済期間15~20年の金利も0.02%引き上げて1.33%と、いずれも金利は上昇しました。
<2018年10月実行金利【フラット35】>
商品名 |
借入期間 |
実行金利(機構団信加入) |
前月(2018年9月)比較 |
【フラット35】(全期間固定)融資比率9割以下 |
15年~20年 |
1.33% |
0.02%引き上げ |
21年~35年 |
1.41% |
0.02%引き上げ |
また、物件価額の2割以上の頭金があれば、従来の【フラット35】よりも低い金利が適用される「ARUHIスーパーフラット8(従来のARUHIスーパーフラット)」は1.31%。
物件価格の1割以上の頭金があり、年収に対する年間返済額「返済負担率」が20%以内であれば利用できる「ARUHIスーパーフラット9」は1.36%と、こちらも先月の金利からそれぞれ0.02%の引き上げとなりました。
<2018年10月実行金利 ARUHIスーパーフラット8・9>
商品名 |
借入期間 |
実行金利(団信加入) |
前月(2018年9月)比較 |
スーパーフラット8 |
15年~35年 |
1.31% |
0.02%引き上げ |
スーパーフラット9 |
15年~35年 |
1.36% |
0.02%引き上げ |
今月の【フラット35】金利も、長期金利の上昇に連動して若干の引き上げとなりましたが、まだ低水準の金利を維持しています。消費税増税まで「低金利を維持する」というフォワードガイダンスが継続される見通しのため、急激な金利上昇のリスクは少ない見込みです。
住宅購入を検討している方は、現在の低金利政策がいつまで続く見極めながら、借り入れ・借り換えの判断をすると良いでしょう。
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(最終更新日:2019.10.05)