7月に入り、夏のボーナスが入ったばかりの方も、もうすぐ支給予定の方も多いことでしょう。ボーナスを住宅購入資金の一部に充てたい方や、繰り上げ返済資金にしたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 7月の住宅ローン金利はどのように推移したのか、【フラット35】の金利動向を見ていきましょう。
米朝首脳会談後に長期金利が低下。【フラット35】の金利と直結する機構債も引き下げ
6月12日、アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、シンガポールで米朝首脳会談を実施しました。長期金利の指標となる「国債金利(新発10年国債利回り)」はその影響で大きく下落。6月20日に発表された住宅金融支援機構債の表面利率も先月から0.03%引き下げとなり、0.39%となりました。
機構債の表面利率は【フラット35】の金利に直結しています。2018年7月の金利は、どのように推移したのでしょうか?
2018年7月の【フラット35】は全タイプともに、先月と比べて金利を引き下げ
今月(2018年7月)の、全期間固定金利型住宅ローン【フラット35】の融資率9割以下、返済期間21~35年の金利は先月から0.03%引き下げとなり、機構団信を含めて1.34%に。
融資比率9割以下・返済期間15年~20年の金利も0.03%ダウンの1.29%で、いずれも金利が下がっています。
【2018年7月実行金利【フラット35】】
商品名 | 借入期間 | 実行金利(機構団信加入) | 前月(2018年6月)比較 |
【フラット35】(全期間固定)融資比率9割以下 | 15年~20年 | 1.29% | 0.03%引き下げ |
21年~35年 | 1.34% | 0.03%引き下げ |
また、物件価額の2割以上の頭金があれば、従来の【フラット35】よりも低い金利が適用される「ARUHIスーパーフラット8(従来のARUHIスーパーフラット)」は1.24%。
物件価格の1割以上の頭金があり、年収に対する年間返済額「返済負担率」が20%以内であれば利用できる「ARUHIスーパーフラット9」は1.29%と、こちらも先月の金利からそれぞれ0.03%の引き下げとなりました。
【2018年7月実行金利 ARUHIスーパーフラット8・9】
商品名 | 借入期間 | 実行金利(団信加入) | 前月(2018年6月)比較 |
スーパーフラット8 | 15年~35年 | 1.24% | 0.03%引き下げ |
スーパーフラット9 | 15年~35年 | 1.29% | 0.03%引き下げ |
今月の【フラット35】の金利は、0.03%ダウンする結果となりました。低水準の金利で借り入れ・借り換えができるチャンスですので、住宅購入を検討している方は、早めに事前審査に申し込みましょう。
(最終更新日:2019.10.05)