本当に住みやすい街大賞とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
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【本当に住みやすい街大賞2017 第6位「南千住」】
総合評価4.02点 | ||
<審査基準> | 発展性 | 4.3点 |
住環境 | 3.6点 | |
交通の利便性 | 4.3点 | |
コストパフォーマンス | 4.3点 | |
教育・文化環境 | 3.6点 |
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南千住ってどんな街?
JR常磐線や東京メトロ日比谷線、そしてつくばエクスプレス線が通っている「南千住」。駅前・駅東側では再開発が進んでいる一方、駅西側では下町情緒溢れる商店街も。新しさと古くからの街並みが融合しているエリアです。
【街の声】
「北千住の方が注目されている印象がありますが、南千住も交通の利便性が良くて発展した街だと思います」(30代・男性)
「家賃も安い上に、自然が多いので住みやすいです。都心部から近いのに落ち着いた環境が整っているのは魅力的」(20代・女性)
【発展性:4.3点】約30年続く再開発。現在もなお発展中
1987年以降、南千住駅から旧汐入地区を中心とした大規模な再開発が開始され、現在も発展を遂げています。2005年にはつくばエクスプレスが開業し、利便性もグッと向上。西側を中心に、高層マンションの建設や商業施設の再開発が進んでいて美しい街並みが形成されています。駅周辺は着々と再開発が進行しており、これからの期待度はかなり高いといえるでしょう。
【街の声】
「都心までのアクセスもいいですが、商業施設が充実しているので、わざわざ他のエリアに買い物に行く必要があまりありません。再開発でこれからどんどんまた変わっていくのも楽しみです」(30代・女性)
「再開発が進んでいるものの、とくに治安などに変化がないのはうれしい。どんどん街がきれいになっていく一方で、古くからの街並みや自然も色濃く残っているのも住民としてはありがたいですね」(30代・男性)
【交通の利便性:4.3点】3路線利用可能。都心部までの距離も近くてラクラク移動
つくばエクスプレス線、常磐線、そして日々谷線……と3路線利用可能なエリア。上野東京ラインが開通してからは、東京駅までも乗り換えナシでアクセスできるようになりました。3路線が乗り入れているため、遅延などが発生しても問題なく通勤することが可能。
【街の声】
「前は都内の別のエリアに住んでいたのですが、距離で言うと近いのに電車のアクセスが悪くて意外と移動時間がかかるといったことがよくありました。そのため、3路線利用できるのはすごく便利だと実感しています」(40代・女性)
「路線が多いだけでなく、都心部からも近い。タクシーで帰っても、あまり高くつかないのはメリットだと思います」(40代・男性)
【住環境:3.6点】街全体がきれいに。治安や生活環境も○
再開発によって、ここ数年で街全体がきれいに。再開発エリアは道路や歩道も整備され、フラットで歩きやすくなりました。南千住は夜でも街灯が明るいため、ひとり住まいの女性も安心のエリアといえるでしょう。また、LaLaテラスには大型スーパーのほか、レストランや書店があり、向かいにはホームセンターも。その一方、公園や公共のスポーツセンターもあることから、とくにファミリーにはおすすめの環境といえます。ただ、飲食店の店舗数はあまり多くないという面も。しかし、その方がかえって落ち着いた雰囲気があるかもしれません。
【街の声】
「再開発でマンションが増えたこともあって、若い家族が多い印象です。そのため、親同士でいろいろな情報共有をするのに役立っています」(30代・男性)
【コストパフォーマンス:4.3点】新築マンションは少ない傾向。アクセスを考えればコスパも良し
南千住の新築マンションの平均坪単価は240万円台半ば。ただし、再開発エリアの供給は完了しているため、最近では新築マンションの数は少ない傾向にあります。その代わり、中古物件は多いので、マンションを探すならば中古が狙い目。
また、駅前は賃貸物件も多くあります。戸建については、駅からの距離に大きく左右されるものの、駅から徒歩10分~15分程度の範囲内で5,000万円台が中心価格と見られます。全体的に、アクセスの良さをふまえると、価格はリーズナブルといえます。
【教育・文化環境:3.6点】共働きで子育てしやすい。4月には都市公園内に保育所も開設
日経DUAL・日本経済新聞社が実施した「共働き子育てしやすい街ランキング2016」では、南千住のある荒川区は全国の162自治体のなかで8位にランクイン。都認証保育所等を利用している家庭に最大6万円の差額補助をするなど、認可に入れなかった世帯への手厚い支援が大きなポイントになったようです。
そのほか、2017年4月には国家戦略特区制度を活用して汐入公園内に保育所も開設されました。全国初の試みに注目が集まっています。また、公園はもちろん、スポーツセンターなどもあって運動できる環境も。隅田川の河川敷も定番のジョギングコースとなっているよう。
共働きの子育て世代やアクティブ派にはとくにぴったりのエリアでしょう。
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>本ランキングに関するメディア掲載・取材に関するお問い合わせはこちら (最終更新日:2023.03.30)