家を買う時に、お金や間取り、立地などの他に、「風水」を気にする方もいらっしゃると良く聞きます。いざ風水を取り入れようと思って、調べてみると、実にたくさんの考え方が出てきます。実際に取り入れたら効果が出たという体験談もちらほら見られますが、どれくらいの人が実際に取り入れているのでしょうか。
そこで今回は、実際に居住用に住宅を購入した先輩たちにアンケートを行い、実際に「風水」を取り入れているかを調査しました。
【質問】運気が上がる家にするために取り入れた「風水」はありますか?
【回答数】 はい:48 いいえ:52
風水は信じない?「現実派」が過半数を占める
アンケートの結果、風水を気にしない方のほうが多い結果となりました。
<風水は気にしない>
・風水に詳しくもなく、科学的根拠もないのであまり興味もなかったため。(50代/女性/専業主婦)
・あまり風水とか気にしないので方位は気にしましたが風水は取り入れませんでした。(40代/男性/正社員)
・風水に興味がないからです。それよりもどのように使うか、どのように生活するかを考えます。(30代/男性/経営者)
・基本的に風水のような非科学的なものは信用していません。それよりも快適な生活ができる空間を作り上げる方策を考えることのほうが大事だと思います。(40代/男性/正社員)
・風水は気になりだすととことんやらなければならないから、あえて風水関連は調べなかった。(30代/女性/専業主婦)
・親戚が風水師の言うまま数千万かけて家を新築したが、なんの効果もなかったので。(40代/女性/パート・アルバイト)
・マンションのため間取りが決まってしまっており、あまり風水を活用できない状況だったため。(40代/男性/正社員)
・建て売りでしたし、それよりも他に大事なポイントがあると思うので。そこまで占いに頼りきりたくない。(40代/女性/専業主婦)
・風水より、住みやすい環境にすることが大切なので動線や使い勝手を優先にした。(30代/男性/正社員)
気にしない最大の理由は「科学的根拠もない風水を信じていない」という回答が多く見受けられました。風水を取り入れたからといって、必ず運気が上がるわけではないので、風水について考える労力よりも、実際の住み心地や生活動線について考えるほうが優先されているようです。
また「風水を活用できない状況」というかたもいるようです。建て売りやマンションなどで自由度がなかった場合はこれにあたりますね。ただし風水を優先する選択はできるので、結局、風水よりも他のことを優先したということになるのでしょう。
小さな家具や工夫でカバー!「風水」を後から取り入れる人も
アンケートの結果、風水を取り入れるかたも半数弱いることがわかりました。
<風水を取り入れる>
・家の玄関のところに縁起がいいと言われているような置物を置いたりして運気を吸い寄せるようにしたことがある。(40代/男性/パート・アルバイト)
・西に黄色いものを置くと金運が上がると聞いたので、黄色い小物を並べるようにしました。(30代/女性/専業主婦)
・邪気から家を守るべく、お土産でいただいたシーサーを、玄関に置いています。(40代/男性/正社員)
・玄関から幸運が入るようなので、玄関を綺麗にしておく(掃除、靴をたくさん出しっぱなしにしない等)こと、家中の換気を良く風通しを良くする、お風呂が北側にあるので、浴槽、椅子、洗面器などにピンク色のグッズを使っています。(50代/女性/専業主婦)
・飼っている魚を玄関において運気をアップさせるようにしました。また鏡は寝室以外においていつもきれいに保つようにしています。(20代/女性/無職)
・トイレをいつもピカピカに磨いて運気を呼び込むよう心掛けている。(20代/男性/正社員)
・トイレをきれいにして、黄色いものを何か1アイテム身に着けるようにしています。(40代/男性/正社員)
・神棚を設置しました。家の四隅に神宮で買ったパワーストーンを置いて風通しを良くします。(30代/男性/正社員)
・とにかく、風通しと陽当たりが重要なポイントになります。これさえ守っていれば、前向きな気持ちになれます。(40代/女性/個人事業主)
風水を取り入れた人の意見を見ると、実は「後付け」で出来るものが多いことに気づきます。実際には建てる時ではなく、建てて住んだ後に、家具の配置の際に縁起のいい置物や置き場所を考慮しているようです。また「換気をよくする」「掃除をする」など。物ではなく行動で工夫することも風水に含まれるという意見も見られました。
一方で、陽当たりなどの住宅条件も風水と捉える意見も挙がりました。この辺りまで風水と捉えるなら、ほぼ全ての人が風水について考えていることになりそうですね。
風水は後からでも大丈夫!気楽に取り入れてみよう
風水の賛成・反対双方の意見を比べると、「風水を取り入れるタイミング」の考えに違いがあるようです。実際取り入れていない方は、風水は購入前に考えねばならないと考えているようですが、実際には購入後に工夫する方が多いのではないでしょうか。
これから住宅を購入される方は、風水を考える前に、まずは間取りなど実用的な部分を考えてみてはいかがでしょうか。風水を取り入れるのは後々でも遅くないようです。すでに住宅購入してしまったかたも、今から気になる風水を取り入れてみてもよいでしょう。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2017年10月10日~24日
■有効回答数:100サンプル