2017年8月は、緊迫する北朝鮮情勢を受け、住宅ローン金利の指標となる「国債金利(新発10年国債利回り)」に大きな影響を与えました。連動する【フラット35】の金利がどのように推移したのか見ていきましょう。
北朝鮮の地政学リスクにより、国債金利が下降
8月29日の早朝、北朝鮮から弾道ミサイルが発射されたニュースは、記憶に新しいところでしょう。8月はアメリカ・北朝鮮の緊張感が高まり、新発10年物国債が積極的に買われました。これにより、【フラット35】の金利に直結する「住宅金融支援機構発債」の表面利率は、4ヶ月ぶりに下がりました。合わせて【フラット35】の金利も、久々の低水準となっています。
【フラット35】の金利は返済期間21~35年、15~20年ともに金利引き下げ
全期間固定金利型住宅ローン【フラット35】の融資率9割以下、返済期間21~35年の金利は1.08%。先月(2017年8月)の金利から0.04%下がりました。また、融資比率9割以下・返済期間15~20年の金利は1.02%と、0.02%下がっています。
<フラット35業界最低金利> ※2017年9月実行分
借入期間 |
実行金利(機構団信別) |
|
フラット35(全期間固定) |
15年~20年 |
1.02% |
21年~35年 |
1.08% |
【フラット35】は今月、久しぶりの金利引き下げとなりました。また、10月1日申し込み分の【フラット35】からは、機構団体信用生命保険の特約料が金利に上乗せされます。また、【フラット35】Sの金利引き下げ幅も同日から変更されます。
現在の低金利で新規の借入れや借り換えをしたい方は、早めの申し込みを心掛けると良いでしょう。
▼【相談無料】住宅ローン専門金融機関/国内最大手ARUHIは全国に店舗を展開中