不動産ビッグデータを活用し、コンサルティングを行うスタイルアクト株式会社は、2017年の夏に開催が予定されている花火大会が見える首都圏のマンションと資産性の関係について調査し、結果を公表した。
今回の調査は、首都圏の主な18カ所で開催される花火大会の打ち上げ場所を中心にした2km圏内のマンションの平均年間騰落率(新築時と比較した中古価格の騰落率を分譲されてからの年数で割った数値)と、同エリア内で最も階数が高いマンションの騰落率を比較したデータとなっている。
例えば、「2017神宮外苑花火大会」が見える物件「Tomihisa Cross」は、年間騰落率が15.7%、2km圏内全物件の平均年間騰落率は1.5%。「第40回隅田川花火大会」が見える物件「浅草タワー」は、年間騰落率が4.4%、2km圏内の全平均年間騰落率は0.5%となっている。
こうした調査の結果を見ると、花火の打ち上げ場所から2km圏内で最も階数が高い物件は、他のマンションと比較して、年間3.4%も価格が落ちにくく、5年間保有すると17%の差がつくということになる。
花火が見えるエリアで最も階数が高い物件は、ランドマーク性があり、大規模物件の場合も多く、地域一番の人気物件となっている。夜景や花火が見えるマンションは希少性が高く、さらに共有部に展望室がある物件や、花火大会当日は屋上が開放される物件など、設備が充実していることで、値段が落ちにくい傾向にあるようだ。
ニュース参照元:PR TIMES
ニュース情報元:不動産情報サイト『住まいサーフィン』