全国763金融機関、17,000超の住宅ローンプランを比較できる「WhatzMoney 住宅ローン」や住宅ローンメディア「WhatzMoney Media」を運営するWhatzMoney株式会社が独自に2017年6月実行分のローン金利状況を調査した。
10年固定金利型の金利は、5月に続き若干上昇
10年固定金利型の住宅ローン金利は、基準となる10年国債金利が4月末水準の0.015%程度から0.05%程度に上昇。この影響を受け、大手銀行やネット銀行を中心に金利を引き上げた。一方、いくつかの地方銀行が競争力確保のために金利を引き下げており、平均すると若干の金利上昇にとどまった。
変動金利型の金利は5月よりもやや低水準に
変動金利型の金利は、基準金利にほとんど変動が見られなかったものの、一部の銀行が競争力確保のために金利を引き下げた影響で、平均金利は若干低下した。銀行間の金利競争がもう一段階ほど進む可能性があり、プランを比較検討する重要性が増している。
【フラット35】の最低金利は0.03%上昇
【フラット35】の最低金利は、基準となる長期金利が上昇したため、返済期間20年以下のプラン、返済期間21年以上35年以下プランともに金利は0.03%上昇した。
主要銀行の最低金利は5月と変わらず
主要銀行の全新規借入プランを比較した最低金利は、5月と変わらず0.270%。比較的短期間の固定金利選択型住宅ローンを中心として、低金利のプランを継続している。
尚、アメリカの中央銀行に当たるFRB(米連邦準備理事会)は6月の利上げを示唆しているが、金利市場に与える影響は限定的とみられ、日本の住宅ローン金利は来月も大きな変動はないと予測できる。
ニュース参照元:PRTIMES
ニュース情報元:WhatzMoney株式会社